2012年06月
芸術的なざる
木楽名会で私たちに竹ザル作りを教えてくれている原田君は、
山梨県の「富士河口湖町勝山スズ竹伝統工芸センター」、
通称「ザル学校」で学んでいます。
メンバーの山口さんも
ザル学校に時々顔を出すようになったので、
お願いして、そこの名人たちが作ったザルを買ってきてもらいました。
私たちが最初につくったザルと編み方は同じザルの大きいものと、
全く違う編み方のざるを二枚、買ってきてくれました。
思わず見とれてしまうほど、まさに芸術品のようなザルです。
このザルを見ていると、
美術品ではない日常の雑器など、
無名の職人による民衆的美術工芸の美を発掘した
柳 宗悦の民芸運動を思い起こします。
【きらくな寝床】
ケミコのケガその後
傷口を縫合してからすこぶる元気な「ケミコ」
しばらくは調子が悪くて自重していた、
外にも元気に出かけるようになってしまいました。
ところが…。
縫合後初めての診察で、
傷が思ったよりもくっついていなかったので、
補強が必要となりまたまたプチ入院。
夕方迎えにいったら包帯でぐるぐる巻きの姿に…。
傷口を足で掻いてしまうので包帯を巻いたのだそう。
その包帯が邪魔なのか、
歩くのも寝るのも変な格好になってしまい、
その姿が我が家で人気です。
薬も処方され、
美味しいキャットフードに混ぜたら、
薬だけ綺麗に残してあり、
無理やり口の中に入れたら吐き出す始末。
これを毎日ケミコに飲ませるのかと思うと先が思いやられます。
【猫とお昼寝】
治作さんのお料理
このところの天候不順で市場に魚が入らず、
「定番のものばかりで…」と申し訳なさそうに言われましたが、
定番だろうとなんだろうと、
いつでもその時の一番美味しいものを用意してくれています。
中でも楽しいのが八寸。
トリガイと九条ネギアサリの酢味噌あえ
これが嫌いな女の人はまずいないでしょう。
ほおずき(ストロベリートマト)
トマトのようですが、マンゴーのような南国のフルーツの味。
まだかなりレアな食材で、
治作のお客さんが品種改良に携わったため手に入ったそうです。
枝豆
いつも、父が作るとれたて絶品の枝豆を食べ慣れていますが
それに匹敵する美味しさ。
ウナギの肝
サッパリとしたゼリー寄せになっていて、
夏を感じます。
アンキモのソテーちり酢がけ、
一口食べて、フォアグラかと思いました。
夏のアンキモは油がのっていないので、
一手間かけて洋食風に仕上げたそう。
ちり酢で他の食材とのバランスをとっています。
どのお料理も美味しくて満足しました。
やっぱり、美味しいものを食べると幸せになりますね~。
※写真の大吟醸は、
平成5年から十年までに仕込まれた長期熟成の酒。
これを治作さんの美味しいお料理と一緒に写真撮影させてもらいました。
いつもありがとうございます。
【ほし太の日向ぼっこ】
ふじのくに演劇祭⇔「THE BEE」
ふじのくに⇔演劇祭の目玉とも言える「THE BEE」を観ました。
とても面白く、とても恐ろしい演劇でした。
前半は圧倒的なスピード感と最小限のセットで
物語の状況を観客に知らしめます。
たった4名の俳優が1人で何役もこなし、
その代わりようも鮮やかでした。
宮沢りえさんが出演するということで、
りえさん目当ての観客も多かったと思いますが、
その演技力には驚きました。
4人がかなりの演技力がなければ成り立たない芝居です。
後半は象徴的なシーンを積み上げていき、
どんな人間も持っている、
悪という感情の行き場を表現します。
被害者であった井戸が自分自身を、
「被害者でいる適正がないことがわかった」
と言いますが、
もし、自分の大切な人が殺されたり、命の危険に晒されたら、
誰でもその相手を殺してやりたいと思うでしょう。
だからその場面での井戸の気持ちは理解できます。
けれど犯人とのやりとりを重ねるうちに、
もはや目的は家族の救済ではなく、ひたすら悪へと向かいます。
それは井戸の「…彼が悪くなればなるほど、それは善いことなのです。」
という台詞が象徴していたように思います。
最初は小さな個人だけの悪が、
民族、国家へと負の連鎖のイメージをエスカレートさせて物語は終わります。
観終わった後はかなり重い気分になりますが、
この短い時間に表現された内容を考えると、
まさに一流のエンターテイメントだと思いました。
それにしても、劇中歌が耳に残って離れません。
【ほし太の日向ぼっこ】
ケミコのケガ
ケミコの傷口を縫合する日が来ました。
朝から麻酔をかけて、一日のプチ入院です。
傷は直径5センチ以上開いていて、
筋肉組織が見えるほどの大怪我で、
見ているこちらがビビッてしまいそうなほど痛々しかったけれど、
当の本人(猫)はいたって元気!!
食欲も旺盛で、
動物病院で戴いたサンプルのキャットフードが
よほど美味しかったらしく、もりもり食べて、
私たちが食べているものまで貰おうと虎視眈々と狙っていました。
カレーうどんのうどんだけもらったり(何が美味しいのかな~)
最初は同情されて特別扱いだったけど、
それも忘れそうなほど元気いっぱいでした。
夕方迎えに行くと立派な縫い後。
数えたら13針も縫ってありました。
通院は残り3日で完治の予定。
お願いだからもう「ケンカはやめてね~」
【猫とお昼寝】
夏の練り切り
義母の友人の和菓子屋「みさわ」さんのお菓子を戴きました。
いつも季節にあった練り切りが楽しみです。
今回は「とうもろこし」「かさ」「あじさい」に、定番の「かのこ」。
そして黄色のは何かな~?
これだけまわりが求肥でした。
目で見て楽しんで、食べてまた美味しい。
和菓子っていいですね~。
【ほし太の日向ぼっこ】
干し芋農家さんからの戴き物♪
この時期農家さんの家に行くと夏野菜をたくさんいただきます。
今日は戴いた野菜をつかって、
ヘルシー野菜弁当を作りました。
かぼちゃの煮物。
ブロッコリーの蒸し焼き。
オクラのおかか梅和え。
おかひじきと油揚げの煮びたし。
糸コンとハムのきんぴら。
きゅうりの塩こうじづけ。
鶏照り焼き。
玄米ごはん。
野菜たっぷりで満足満足♪
デザートには和男さんの奥さん手作りのバナナのケーキ。
ボリュームたっぷりでみんなで美味しく戴きました。
【ほし太の日向ぼっこ】
犬猫病院通い
我が家の一番のおばあちゃん猫「ケミコ」。
若い頃は気が強かったけど、
最近は性格がかなり丸くなったと思っていたのに、
2,3日前、外で喧嘩の大きな鳴き声が…。
めずらしく「ケミコ」でした。
その時は何事もなく終わったと思いきや、
台風接近のときに外から帰ってきたのでお風呂で体を洗ったら、
なにやら肩の辺りが腫れていて触ると痛がるので「どうしたのかな~?」
と思っていたら、
翌日そこの皮膚が破れて写真のような状態に…。
急いで犬猫病院へ連れて行ったら、
「ケガですね。かなりひどくて組織が壊死しているところもあります」
「命には別状ないですが、すぐには縫合できないので毎日消毒に来てください。」
と言われました。
以来毎日通院、今日で三日め。
一日二日は食欲もなく元気もなかったけど、
注射が効いたのか食欲も旺盛に。
ついでに蚤の薬もお願いしました。
元気になったのは嬉しいけど、
毎日の病院代が結構痛いです。
それから病院で、「ケンカだと逃げるときにお尻や背中をやられる場合が多いですが、
前側なので勇敢に向かっていったのですね」
と言われました。気が強さは健在のようです。
来週月曜日には、いよいよ麻酔をかけて縫合します。
【猫とお昼寝】
自然農の田植え
6月には珍しい台風上陸の翌日、
静岡市葵区坂の上で自然農の田植えに行ってきました。
先週の土曜日に予定していたものの、
雨で翌日になり、
日曜日は行けなかったので、平日なんとか都合をつけていくことに…。
写真は苗床。
二週間前より、さらに苗が育っていました。
まずは苗床から苗を土ごと掘り出し、
一本づつ根に土をダンゴのようにつけながら分けて行きます。
田植えができるように苗を準備するところから始まります。
いつもの年は苗を1本づつ、穴を掘って埋めて行きますが、
今年は先にいくつかの穴を掘って効率よくやりました。
掘った穴に苗を1本づつ置いて行きます。
これでいちいち取りにいかなくても手際よくできます。
この田んぼは、今年一年慣れるために7人くらいで一緒に作業しています。
みんな予定がバラバラなので行けるときに行きます。
この日は二人だけでしたが、
私たちが帰った後に1人来て作業していったようです。
自然農の田植えは一日で終わらず、
師匠の町田さんは自分の田んぼに1ヶ月近くかけて苗を植えていきます。
苗を植えた後の田んぼ。
雑草は田植えの前に刈り払いするだけなので、
草をどけながら土を掘り、苗を植えます。
ずっとしゃがんでいるので腰が痛くなったり、
鎌で土を掘るので手にマメができたりもします。
今年の苗床は去年まで一般栽培していた場所。
なので草もはえず、苗も大きく成長しました。
けれど町田さんの苗床は、
もう何年も自然農をしている場所なので、
苗は大きく育たないけど、根っこがしっかりと張っていました。
一番手前が自然農の苗。
後ろ二本は自分たちの苗。
背は高く伸びたけど、根っこが短かかったり少ないです。
一日作業した田んぼ。
一列に108本の苗を植えました。
二人がかりで一日やっと5通りでした。
日曜日は8人で14列だったそう。
残りがあと8列か9列なので、
三人でやれば一日で終わるかな?
坂ノ上の田んぼのまわり。
のどかな田園風景です。
イモリがたくさんいました。
【きらくな寝床】
百合の花が満開♪
時々出勤途中に通る「清水区の有東坂池」の周りに
オレンジ色の百合の花が咲いています。
ここは春、桜が綺麗なのでその季節には必ず通るのですが、
久しぶりに通ったら、
オレンジ色の絨毯のように百合が満開でした。
去年の記憶がないので、
今年からなのか、
去年は気づかずに過ぎてしまったのかはわかりません。
でもかなりの見ごたえです。
標識に「リュウノヒゲ」と書いてあったので、
てっきりこの百合の名前だと思ったら、
「リュウノヒゲ」は白くてもっと小さい花でした。
百合の種類がたくさんあって、
調べたけどこの百合の名前はわかりませんでした。
たぶんスカシユリの仲間だと思いますが…。
手入れをされている方、
たくさんの人の目を楽しませてくれてありがとうございます。
【ほし太の日向ぼっこ】