2010年08月
娘たちのフラダンス
8月28日、「清里スターフェスティバル」というお祭に、
娘の通う専門学校のフラダンスサークルが出演したので
見に行ってきました。
彼女達、フラダンスを始めてほぼ一年。
ほとんどが、DVDを見ながらの自主練習なのに、
親の私が言うのも変ですがとっても上手!
で、レパートリーは現在5曲。
今まではフラダンスってハワイアンで踊るのだとばっかり思っていたら、
サザンオールスタースの「TUNAMI」でも踊ってました。
振り付けも可愛らしくて、いい感じです。
今回は踊らなかったけど、自分達で振付けた木村カエラの「バタフライ」もよいです。
フラダンスって、結構応用が利くものなのだと初めて知りました。
でも若いっていいなっ!
チーム名は、ANELA(アネラ)、ハワイ語で「天使」という意味らしいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
「しあわせになりたい 研究」 五味 太郎(大和書房)
絵本作家の五味太郎さんが書き下ろした大人のための本。
誰もが知っている童話に新解釈を加えて、
しあわせというものを考えるあたり、さすが五味さん!
「シンデレラは王女様になったのであって、しあわせになったわけではありません」
という箇所になるほどと思い、
王子様も「きっと、ロクな男じゃありません」と言い切ってしまって、
思わず笑ってしまいました。
「アリとキリギリス」に至っては、
一年を四等分して、春夏秋の4分の3を苦労して、
残りの冬の4分の1で楽をする訳だからアリさんの安楽の確立は25%でけっこう低い。
それに比べて、キリギリスさんは4分の3ヘラヘラしていて安楽率75%と、
キリギリスさんの勝ちを認めざるを得ないなどと、
世の大人が目くじらを立てそうなことを平気で言ってしまうところが愉快!痛快!
久しぶりに、五味さんの絵本の方も開いてみたくなりました。
【ほし太の日向ぼっこ】
ファースト・プレイス・アゲイン(ポール・デズモンド)
新聞の記事で、このCDのことを知りました。
もともとジャズは好きなのですが、
ジャズプレイヤーのことは殆ど知りませんでした。
でも、この記事を読んだ時に「絶対聴いてみたい!」と強く思いました。
なんて書いてあったかというと、
著者は沢野由明さんという、大阪のジャズレーベルの社長さんで、
「僕にはデズモンドの音色がジャズの中で一番の美人。…」
とあったのです。
一番の美人の音色ってどんなだろう?
と思い、探したら図書館にありました(図書館はほんとに便利です)。
ポール・デズモンドはアルトサックス奏者なのですが、
1曲目がかかったとたん、「なんて優しい音!」と思いました。
沢野さんも、
「か弱そうで押したら折れそうなのにちゃんと芯があって1人で立っている。
助けてあげたくもなるけど、結局はあなたがいてくれるなら
僕はずっと見守っているだけでいいと思わせるような音です」
と書いています。全く言いえて妙だと思いました。
聴いていて本当に気持ちがいいのです。
空中にふわりとただよっているようなサックスの音って、
今まで聞いたことがありません。
残念なのはこのCDには7曲しか入っていないこと。
もっと聴きたぁ~い!!!
でも、私が生まれる前の演奏を今こうして聴けるって、
ホント幸せだなぁと思います。
【ほし太の日向ぼっこ】
悪人
9月11日公開の映画「悪人」の試写会に行ってきました。
原作は「横道世之助」、「パレード」の吉田 修一さん、
監督は「フラガール」の李 相日監督、音楽が久石 護さん、
主演が妻夫木 聡さん、深津 絵理さんという超豪華なメンバーです。
観る前から期待が高鳴ります!
それに、公開前の映画をいち早く観れるということも試写会の醍醐味です。
この映画、色々な「悪人」が出てきます。
でも法律で裁かれるのは1人だけ、
その1人が果たして一番悪人なのかというと…疑問です。
みんな色々なものを抱えて人生を生きていくのだけれど、
果たしてどれだけの人が、本当に生きていると言えるのか
そんな事を表現している映画なのかなと思いながら観ました。
【ほし太の日向ぼっこ】
「缶“ダム発進!!」
趣味で落語の愛好会に入っています。
その名も「寝床の会」。
落語で「寝床」という演目があり、
ある大家の旦那がヘタな義太夫に凝って、
無理やり長屋の店子に聞かせようとするけど、みんなが嫌がる
という噺にちなんだ名前で、
私たちのレベルをよく現しているなあと思うのだけれど、
メンバーの1人が、他に所属している会でこんな物を作り、
それが大評判になりました。
一斗缶を31缶も積み上げて作った五メートルの大きさと、
そして、今東静岡駅にいる等身大のガンダムに対抗した
このクオリティの高さにびっくりです。
なんと、夜はライトアップまでしています。
西部生涯学習センターで9月上旬まで展示してあります。
【きらくな寝床】
「スイカの皮の漬物」
スイカを食べた後、皮はお漬物にします。
一番外側の緑のかたい皮はとって、
赤い実のところもなるべくとって、
白い皮のところだけを糠床につけたり、
酢と醤油と胡麻油と鷹の爪を入れて漬け込みます。
私は、もう少し赤い実の部分を残しても好きなんだけど、
主人が前に、
「赤いトコがついてると残飯みたいで嫌だ!」
と言ったから、最近は赤いところはほとんどとってます。
でも、私のまわりでスイカの皮を食べる人って
あんまり聞いたことがありません。
漬物にしてもスイカの味が遠くでしてとってもおいしいのに!
そうしたら、「秘密の県民ショウ」という番組で、
熊本県民は、スイカの皮を絶対に食べるとやってたので、
最近は熊本県民に親近感を持ってます。
【ほし太の日向ぼっこ】
「京都のお土産」
自然農をやっている友人から、
京都のお土産をもらいました。
前から京都に行ったら買いたいなって思っていた
「棕櫚のたわし」。
見たとたん、とっても気に入りました。
お鍋やフライパンを洗うのに便利なんだって!
見た目も可愛いし、
短くなったら真ん中の紐をほどいていけば
どんどん使えるという優れもの。
お土産って、いつも悩むんだけど、
私もこんな素敵なお土産を買ってこれる人になりたいな!
ありがとう。
とっても×とっても、嬉しかったです。
【きらくな寝床】
「女流安房列車」 酒井 順子 (新潮社)
鉄男とか鉄子という言葉もめずらしくなくなりましたが、
「負け犬の遠吠え」で一斉を風靡した酒井順子さんが
まさかこんなエッセーを書いていたなんて…。
酒井さんは、鉄道に詳しい新潮社T 編集者の企画そのままに
東京地下鉄全線に一日で完全乗車。
24時間日本最長鈍行の旅。
東海道五十三乗り継ぎ。
などなど、時には食事の時間もままならない、
おそらくかなり過酷な鉄道の旅に出るのだけれど、
酒井さんのマイペースでゆったりとした性格に咀嚼されると、
どんなにつらい旅もこうなるのかぁ…。
と、なんだかちょっと羨ましくなりました。
列車の中で寝るのは確かに気持ちよさそうです。
私も一度おもいっきり鉄道にゆられて旅をしてみたくなりました。
【ほし太の日向ぼっこ】
オトーさんという男 益田ミリ(光文社)
一緒に借りた、益田ミリさんのもう1冊は「オトーさんという男」。
お父さんを「オトーさん」とカタカナで表現しているところが、
作者の父親に対するスタンスなんだなぁと思いながら読みました。
あまり感情表現がうまくないお父さんを、
ちょっと引いたところから見ている娘の視線が、
「わかる、わかる!」という感じでした。
私自身も父親に対して時折感じる気持ちと重なる部分もあり、
おそらく娘から見たわが夫(娘の父親)も、
きっとこうなんだろうな…と思いながら、
娘と父親なんて
きっと永遠に理解できない部分があって、
それでも愛すべきちょっと困った存在ということでしょうか…。
でも、客観的にみるとこのお父さん、
可愛らしさも感じられます。
この本より先に出ている、
「お母さんという女」も読まなくっちゃ!
【ほし太の日向ぼっこ】
トリノ・エジプト展
6月からやってたのに気が付けば最終日に…。
混雑を予想して開館と同時に入場したけど、
すでにチケット売り場で20分待ち、
その後も大混雑で、
教訓!気になる展覧会は前売り券を買って早めに行く事。
内容は、さすがエジプトカイロ博物館に次ぐ所蔵品を持つだけあって、
貴重な品々が展示されていました。
最初の方に王ではなく、職人や書記の人が使った道具や、
練習した木板や、石版などがあって興味をひきました。
アメン神とツタンカーメン王の像など、大きな石像や石棺の蓋など、
古代の人々の苦労や、技術の高さに驚くとともに、
様々な生活や信仰に思いをはせる事が出来ました。
【ほし太の日向ぼっこ】