2016年11月
姪の手作りパン
姪がまたパン教室で習ってきたパンを一つくれました。
今回は「ごぼうパン」。
市販のごぼうパンは、すごく味が濃いですが、
姪のパンは薄味でごぼうの味がちゃんとして美味しかったです。
作り方を聞いたら、
ごぼうは細く切ってレンジでチンしたあと、
ツナとマヨネーズで和えるというもの。
本当は一味も混ぜるらしいけど、
小学生の姪も食べるので大人のパンにだけ上からかけたんだそう。
一味の赤がアクセントになって可愛らしいです。
一味と一緒に胡麻もトッピングされてました。
パンは西洋から入ってきたものだけど、
あんぱんにしても、こういうお惣菜のパンにしても、
日本人はアレンジが上手ですね。
【ほし太の日向ぼっこ】
レクサス ニュー 匠プロジェクト
全国の若きクリエイター52名の匠たちをレクサスが応援する
レクサス ニュー 匠プロジェクト。
静岡市葵区東静岡にあるレクサスショールームで、
静岡の匠 百瀬さんの作品展示会が行われ、
見学してきました。
花台や花瓶、カッティングボードやお皿、ビアカップ、ボールペンなど、
様々な木の色合いが美しい品々が並んでいました。
工業製品では出せない、
やさしい丸みを帯びたフォルムは手仕事ならでは。
挽物士は年々少なくなっているようですが、
百瀬さんのような若い人が、
これからもがんばってくれるのは嬉しい限りです。
【ほし太の日向ぼっこ】
生栗蒸し羊羹
義妹から、静岡市葵区にある和菓子屋さん、
「桔梗屋」さんの生栗蒸し羊羹をもらいました。
毎年大人気で午後2時くらいには売り切れてしまうのだとか。
栗は早生品種ではなく「利平栗」という、
甘みがのった茨城産の栗を使用するので、
販売開始時期が遅いのだそう。
そういえば干し芋産地へ向かうため、
常磐自動車道を走っていると、
栗の木が沢山植わっているところを通ります。
今年は栗の相場も高いようです。
切ったらこんな感じ。
栗の風味がよくて、甘みも人工的な甘さじゃなく、
栗本来の味わいがとても美味しい栗蒸し羊羹でした。
人気の訳がわかります。
【ほし太の日向ぼっこ】
大きくなりました。
会社の敷地内で1週間前に保護した子猫。
すくすく元気に育ってこんなに大きくなりました。
今ではすっかりみんなのアイドルです。
お腹が空いた~。
さみしいから遊んで~。
おしっこしたいよ~。
という時は、
びっくりするくらい大きな声で鳴きます。
小さくても、一丁前に猫のしぐさをするので、
見ていて飽きません。
いい飼い主さんが見つかるといいのですが…。
【猫とお昼寝】
おまち育ち干し柿
静岡市の街中に住んでいる友人の後藤さん。
昨日定例会に干し上がったばかりの干し柿をどっさり持ってきてくれました。
毎年お隣の柿の木になるのだそう。
こんなに持ってきてしまったら後藤家の分が無くならないのか
心配になりましたが、
本人いわく「修行のように(皮を)むいた」というくらいだから、
かなりたくさん作ったようです。
それにしてもキレイに出来上がっています。
むき方が丁寧だから、色も形もきれいです。
柿を干すために、百均に何度も物干しを買いに走ったと聞きました。
見たことはないけど、
何といっても後藤家には屋上という最強の場所があります。
そしたら、さっき画像を送ってきてくれました。
壮観ですね。
おまち育ちの干し柿はとっても甘くて美味しかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
「暗幕のゲルニカ」 原田マハ 著 新潮社
1937年スペイン内戦時、ナチスドイツによって都市無差別攻撃されたゲルニカ。
その事実を知った、パブロ・ピカソによって描かれた一枚の絵は、
巨大なキャンパスに、所狭しと黒と白のモノトーンで、
死ぬ往く兵士、牡牛、赤子を抱いた女、いななく馬などが描かれ、
観る者に強い反戦のメッセージを伝えている。
ゲルニカが制作されたまさにその時、
ピカソの傍にいて、その制作過程を記録した女性が、
「泣く女」の絵のモデルで有名なドラ・マールであった。
本書は、1937年のゲルニカ制作年のパリと、
現代のニューヨークとを主な舞台として描かれています。
2003年に起きたニューヨーク同時多発テロで夫を失った女性、
MOMAのキュレーターでもある八神瑤子が企画した美術展『ピカソの戦争』。
スペインから門外不出のゲルニカを是非ともその美術展に出展させたいという瑤子。
果たしてゲルニカはニューヨークに来るのか。
そして、ピカソにとって唯一無二の存在にはなれない、
ドラの葛藤や苦しみ、
ゲルニカを巡り暗躍する国際情勢など、
事実とフィクションを巧みに取り入れた表現方法は、
まさにマハさんの真骨頂。
登場人物の多くは、架空の人ということでしたが、
まるで本当に実在していたように生き生きと描かれ、
全編を通して浮かび上がる一つの主題に向かい、
二つの物語がつながっていくラストはみごと。
魅力あふれる物語でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
まぐだら屋のマリア 原田マハ著 幻冬舎
風邪で寝ている時、いい機会だと友人から借りたこの本を読みました。
読んですぐに「あ、これ読んだことある」と思い出したけど、
結局最後まで読んでしまった。
結末がどうしても思い出せなかったから。
もしかしたら、マハさんにしてはあまりに重たいので、
途中までしか読まなかったのかなぁ。
でも今回は完読。
まず、こういうちゃんとしたお料理がメインに出てくる話はかなり好きです。
最近鑑賞したばかりの映画「 深夜食堂」や、
「みおつくし料理帳」、ちょっと前の「食堂かたつむり」、
池波正太郎の「鬼平犯科帳シリーズ」、
忘れちゃならないのが、エンデの「ネバー・エンディング・ストーリー」…。
呼んでいるとお腹が空いてきます。
話が横道に逸れました。
タイトルといい、マリア、紫紋(しもん)、マルコ、与羽(よはね)、
と言った登場人物たちの名前から、
当然聖書を意識せざるを得なく、
物語も原罪、贖罪という重い内容となっています。
この物語に出てくる人物たちは、
それぞれが自分の犯してしまった罪の重さから、
一度は自ら死を選ぼうとするけれど、
人との関わりの中で、次第に再生され、
生きていくことを選ぶ。
その根底にあるのは、
自分を待っていてくれる絶対的な存在(母)。
人は何があっても自分を愛してくれる人が一人でもいること、
そして誰かの役にやっていると思えればこそ、
生きていく力が湧いてくるのだと思います。
【ほし太の日向ぼっこ】
みかん
旧清水市ではまわりにみかん農園がまだ残っていて、
土地柄、みかんの無人販売もあちらこちらで見かけます。
無人販売で一番多いのが「みかん」と言ってもいいくらい。
このみかんも、スタッフが無人販売で買って来てくれました。
でもいつものみかんとは違います。
「はごろも」という品種だということ、
棘のある木で、あまりたくさんならないのだとか。
収穫が大変なので、
最近作る人が減ってしまったそうです。
美味しいけどだんだんなくなってしまっているなんて
まるで、干し芋の品種のいずみみたいです。
だから普通?のみかんよりもちょっと割高で、
小ぶりのみかんが8個で200円(それでも安いです)
食べるとすごく甘くて美味しかったです。
あちこちのサイトで、
「はごろも」という品種のみかんを探しましたが見つからなかったので、
本当にもう作っている人はごくわずかしかいないのかも。
【ほし太の日向ぼっこ】
子猫
会社の敷居内で野良猫が子供を産んで育児放棄。
二匹の子猫を瀕死の状態で発見しました。
近くの100円ショップでスポイトを買って来て、
応急的にクリープをお湯で溶かして飲ませ、
体が冷たいので、缶コーヒーのボトルにお湯を入れて湯たんぽにしました。
最初は目も開かず、目が開いてからも表情は虚ろで、
泣くこともできませんでした。
手の中で温めて、少しづつミルクが飲めて、
ようやく鳴き声が出ました。
姪と1匹づつ家に連れて帰り、
お湯で体を洗いカイロで温めると見違えるように元気になりました。
残念ながら姪が連れて帰った一匹は、
もともとかなり弱っていたので
夜のうちに死んでしまったそうです。
この子は生命力があり、
みるみる元気になっています。
手のひらにのり、柔らかいところをふみふみしながら、
ちゅうちゅう吸っています。
おっぱいだと思っているんだよね。
誰かいい飼い主さんが見つかるといいのですが…。
【ほし太の日向ぼっこ】
旅屋おかえり 原田マハ 著 集英社文庫
同級生の絵の好きな友人に、原田マハさんを教えたらみごとにハマり、
私がまだ読んでいないマハさんの本を買って読んでいたので、
貸してもらいました。
三十路の元アイドル丘えりは、
今やレギュラーは旅番組1本だけ。
所属は、社長と副社長とタレント一人と言う弱小の万プロ。
唯一の番組中にスポンサーの名前を言い間違えて打ち切りとなり、
ひょんなきっかけで、個人的に旅の代行をつとめる旅屋を始めることに…。
おかえりはちょっぴりドジで、
いろんなことをやらかしてしまうけれど、
まっすぐで憎めないキャラクター。
鉄壁社長や、事務員兼副社長ののんのさんといった、
回りの濃いキャラクター達もよかったです。
途中ピンチに陥り、この先どうなっちゃうの?
と思いながらも最後は丸く収まりめでたしめでたし。
旅先で出会う人々がとびきり素敵な人たちで、
私もこんな旅がしてみたいと思いました。
読んでいてとても心地よい物語でした。
【ほし太の日向ぼっこ】