きらくな寝床
ひっつき虫

大豆畑の草取りに入った後、
腕や体に沢山のひっつき虫が付いていました。
草刈りしたのはほんの5分くらいでしたが、
それこそ何百もの草の種が引っ付いていて、
それを取り除くのに草取りよりも時間がかかりました。
おそらくこの植物は
「ヌスビトハギ(盗人萩)」だと思います。
娘が小学校の時の自由研究で、
身近な植物の名前を一緒に調べて覚えていました。
名前の由来は、
盗人が地下足袋をはいてつま先立ちして歩いた足あとに、
種の形が似ているからという説と、
気づかないうちに衣服にくっつくからとの説があるそうで、
花が萩に似ているからヌスビトハギとなったようです。
確かに花は可愛いんですが厄介な植物です。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2025 共同作業の草取り

9月6日、共同作業で約3週間ぶりに田んぼに来ました。

前日は台風15号の接近で記録的短時間大雨警報も出ましたが、
この日は朝から快晴で気温もぐんぐん上昇してきました。
田んぼの横を流れる藁科川の水かさはかなり多いです。

共同作業はいつもと同じで、
休耕田の草刈りです。
5人が草刈り機で広い田んぼの草を刈りました。

草刈り機がない自分は、
いつもは二人がかりでやる川沿いのフェンスの草取りを、
今日は一人で受け持ちました。
フェンスは2~3ヵ月ぶりなので、
仙人草や芋、蔦などがからみついていました。

いつものようにきっちりとはできませんでしたが、
できる限り頑張りました。

途中、地元の友人から梅ジュースの差入れがあり
生き返りました。
大きな梅が一粒入っていて
それがトロトロの食感でまるでスイーツのようでした。
我が家でも梅ジュースはよく作りますが、
中身の梅はシワシワになってしまうので不思議でしたが、
完熟の梅で作ったからのようです。

休憩後も頑張り、
約一時間半ほどでほぼきれいになりました。

田んぼの稲にはちょうど穂に花が咲いていました。

草もかなりはえていましたが、
穂が出たらもう田んぼには入れない(入らない方がよい)ので、
草刈り機で畔の草を刈りました。

それでもあきらめきれず、
畔から手の届く草を何とか刈っています。

田んぼの後は大豆の様子も見に行きました。
育っている大豆はちらほらです。

それでも育った大豆には花が咲いていました。
大豆にするのは無理でも枝豆で食べる分くらいを期待します。
.
【きらくな寝床】
試し刷り

木版画同好会で毎年共同で木版画カレンダーを作っています。
来年のカレンダーの担当月は2月。
愛猫のアシュとレモンの木を組み合わせた構図にしましたが、
制作がなかなか進まずもう何ヶ月も同じ版を彫っていました。
前回の教室でようやく輪郭線の版が彫り終わったので
今日は試し刷りをしました。
準備をしていると仲間の一人が、
この「つりがね」という画材を貸してくれました。
子どものころ紙を載せた上から鉛筆でこすると
絵が出てくるという写し絵というのをよくやりましたが、
それと同じで彫った版木に薄い紙をのせて
上からこの墨でこすると絵が浮き出るというもの。
版画用画材で調べたら「乾拓に使用する墨」と出て来ました。

つりがねでこすったのがこれです。
摺らなくても雰囲気が分かりとても便利だと思いました。

これは実際に試し摺りしたものです。
ボール馬連で摺りました。
輪郭線が濃く太くなります。

こちらは絵の具をのせるまでは同じで、
竹の馬連で摺ったもの。
優しい雰囲気の輪郭線になりました。
仲間からはこっちの方がいいねと言われました。
【きらくな寝床】
手作りの・・・

友人から手作りの金山寺味噌をいただきました。
その友人は様々な食べる味噌や、
二十数種類の野草茶や、ジャムなどを沢山作っては皆に分けてくれます。
それがどれも個性的で美味しいので毎回ワクワクします。
今回の金山寺味噌も、
市販の甘めの味噌とはひと味違って、
ピリ辛で細かく切った沢山のお野菜が入っています。

金山寺味噌は、きゅうりと一緒に食べるのが一番好きです。
きゅうりは体にこもった熱を冷ます効果が期待できるそうで、
夏はやっぱりそういうものを体が欲しますね。

もう一ついただいたのは、
バルサミコ酢風のタレ(?)
枇杷と色々な野菜を酢に漬け込んで作ってあるそうで、
見た目は野草酵素のようです。
これもきゅうりに付けて戴きました。
少し渋みがある大人の味でした。
お豆腐にかけても美味しいそうです。
【きらくな寝床】
漆塗り

同好会で漆塗りをしています。
昨晩は少しふちに割れ目ができてしまったお椀と、
小さな菓子盆、スマホカバーに漆を塗りました。

お椀は割れ目のすき間に少し薄めた漆をしみこませてから、
全体に漆を塗って拭き取る“拭き漆(ふきうるし)」にしました。
スマホカバーと菓子盆は、
一度漆を塗ってあるので紙やすりで研いでから漆を塗りました。
これを数回繰り返すときれいになります。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2025 草取り

8月15日に田んぼの草取りに来ました。
前回の草取りから約2週間でまたかなり草が育っています。

稲周りの草を重点的に一列おきに草取りしました。

二人で休憩なしで一時間。
田んぼ全体の草取りが終わりました。

その後は草刈り機で畔の除草もしました。
畔の草が伸びると畔が弱くなるため、
こまめに除草することが必要だと先日教わりました。

その間に手分けして石垣の除草もしました。

田んぼが終わったら大豆畑の様子も見に行きました。
一見すると大豆がどこに植わっているかもわかりません。
今年は蒔いた種の1/3くらいしか発芽しませんでした。
ウチより少し前に蒔いた畑と
少し後に蒔いた畑の大豆はよく育っているので、
ウチが蒔いた時期がちょうど雨が少なく暑い日が続き、
種にとってよくなかったかもしれません。

一番育っている大豆です。
育ちも例年より遅い気がします。
【きらくな寝床】
漆塗りのスプーン

漆塗り同好会の仲間が
子供用のスプーンとフォークを塗っていました。
サイやラッコ、ハシビロコウ、熊、
白雪姫と小人、ロケットなど、
可愛い動物やおとぎ話の主人公などがウッドバーニングで描かれた、
小さなスプーンとフォークを
何回も拭き漆してきれいに仕上げていました。
これはカワウソ?でしょうか。
シッポの方はピックとしても使えそうです。
大人には小さめですがアイスクリームやヨーグルトなどの、
デザートをいただくのにちょうどよさそうです。
【きらくな寝床】
ふる里わら科八社

木版画の教室の仲間に、
静岡市葵区の山間にある大川地区にゆかりのある方がいます。
私が大川地区の坂ノ上というところで友人たちと一緒に、
田んぼを借り、自然農でお米を作っているので、
この本を貸してくれました。
この「ふる里わら科八社」は、
大川地区の寿大学で集められた民話や伝承をまとめたもので、
昭和55年に第一集、昭和56年に第二集、
そして57年にこの第三集が作られて完結となったようです。
日本で古くから作られていた製本様式である和本という形態と、
越前和紙を使った表紙が、
手書きの文字とあっていてとても素敵です。
中には、聖一国師の伝説や、地名についての記述、
昔の農作業や年中行事についてや、
きつねにだまされたお話、わらべ歌なども掲載されていて、
大正時代のマリつき唄と書かれた歌詞は、
昭和初期生まれの母が、
お手玉をしながらよく歌ってくれたもので、
思いがけず幼いころの記憶がよみがえってきました。
今借りている棚田も、
この地区のご先祖様が作り、守り、そして伝えてくれたのだと思うと、
感謝の気持ちとともに、
後世にも伝えなければという思いにもなりました。

こんなイラストもあり、
当時の生活の様子が伺えますね。
【きらくな寝床】
自然農の人参

田んぼの仲間から人参をいただきました。
長さ10センチほどの可愛いサイズですが、
しっかり身が詰まった美味しそうな人参です。

さっそく4等分に切ってオリーブオイルとチーズをかけて、
オーブンで焼いていただきました。
以前、品種を黒田五寸と聞いたので今回もそうだと思いますが、
スーパーなどで買う人参とは、
食感も風味も全く違い力強い味わいでした。
美味しかったです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2025 共同作業草刈り

8月2日に共同作業で休耕田の草刈りがありました。

草刈り機を使っての作業ですが休耕田は広いので、
間隔を開けて筋刈りしています。

石垣のところは鎌で手刈りしました。

そんなにしっかりと根をはっている訳ではありませんが、
石垣の隙間に細かくはえているので、
手で一つ一つ丁寧に刈り込みました。

約一時間の作業できれいになりました。

共同作業の後は自分たちの田んぼです。
前回来たときに水が畔の方まで漏れて、
刈った草と混じりドロドロになってしまったので、
地元の友人が田んぼに入る水を減らし、
畔が乾くように調整してくれてありました。
稲刈り前後に水が止まってから
下の田んぼから土を上げておくといいと教えてくれました。

一週間前にも草刈りをしたはずですが、
またわさわさになっています。
稲の根本を中心にまた一列おきに草を刈りました。

二人がかりで1時間半ほどかかって田んぼ全体の草刈りが終了。

続けて大豆畑の様子を見に行きました。
先週は殆ど芽がでていませんでしたが、
1/3くらいは芽が出て少し育っていました。
枝豆で食べるくらいは収穫できそうでよかったです。
【きらくな寝床】