きらくな寝床
春の味覚

田んぼの仲間からワラビをたくさんいただいたので、
あく抜きをしました。
仲間は灰でアク抜きをするそうですが、
灰はなかなか手に入らないのでいつも重曹を使っています。
洗ったワラビに重曹を振りかけて、
沸かした熱湯を上からかけてそのまま冷めるまで置きます。
全部がお湯に沈んでいないとアクが抜けないので、
たっぷりの湯を沸かしフライパンでやっています。

そして田んぼには美味しそうな蓬がたくさん出ていました。

仲間はお茶にするそうですが、
私は天ぷらにしました。
少し苦みがあるのも春の味わいです。

アク抜きしたワラビは、
細かく刻んで納豆に混ぜていただきました。
それも仲間に教わった食べ方です。
美味しかったです。
【きらくな寝床】
米粉スイーツの試食会

共同作業の後、
昨年みんなで作った米粉用の稲「みずほちから」の、
玄米粉を使ったスイーツの持ち寄り試食会をしました。

手前は私が作った「玄米粉のスパイスクッキー」
玄米粉、きな粉、アーモンドプードル、シナモン、
生姜、甜菜糖、豆乳、メイプルシロップで作ります。
時計回りに隣は、クルミとクコの実入り蒸しパン。
その上は金柑の蜜煮入りパウンドケーキです。

皆が手に取っているのが同じくプレーンのパウンドケーキ。
玄米粉の味がわかるようにと甘さ控えめで作ったとのこと。
自家製いちじくのジャムが添えられていました。
四角の箱の中はすべて同じ仲間の作。
胡桃がのったパンはフォカッチャのような味わいでした。
その隣はマフィン。
その下がココナッツ入りスコーン。
四角いのがきな粉入りクッキーでした。
同じ玄米粉を使いながら、
皆がそれぞれ工夫を凝らして作ったスイーツは
どれも力作で味わい深かったです。
お弁当も持参しましたが、
米粉のスイーツだけでお腹が満たされてしまいました。
【きらくな寝床】
木版画

木版画の同好会で毎年共同で制作しているのが、
版画カレンダーです。
2026年の版画カレンダー用も作り始めたのですが、
愛猫のアシュが掘り終わったところで試し刷りしてみたら、
先生から、
「左ほほの輪郭線と左手のところの線もあった方がよい」
とアドバイスがありました。
でも彫ってしまった版木は元には戻りません。

そこで先生がパテを使ってみるといいよと、
掘ってしまったところに塗って盛り上げてくれたので、
上手く輪郭線がでるかやってみることになりました。
結果は次回。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2025 共同作業

今月から田んぼの共同作業が始まり、
15日(土)に水路の清掃を行いました。

用水は藁科川からポンプでくみ上げていますが、
一緒に入ってきた土砂が水路に堆石しているので、
上の部分に積もった主にジャリをとり除きました。

鋤やスコップですくったジャリをバケツやふるいに入れ、
河原に運びました。

きれいになりました。

早く終わったのでお隣の水路もきれいにします。

こちらもきれいになりました。
作業時間は30分ほどでしたが、
久しぶりの土木作業だったので疲れました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2025 田んぼの補修

2月24日、田んぼの補修に来ました。
1月~2月の間に行うもので、
仕事が忙しい時季と重なってしまうためなかなか来れず、
ギリギリのタイミングでした。

仲間の田んぼはそれぞれ補修を終えていました。

まず最初に水路にたまった土を上の田んぼにもどします。

だんだん水路がはっきりしてきました。

次に、昨年田んぼの中に作った水路周辺の育ちが
あまりよくなかったので、
斜めに切ってあった水路を今年は水路から直角に2本切りました。

そして田んぼの中の高低差をなるべく均一にするため、
高いところから低いところへ土を移動します。

畔が低くなっているところにも土を足して平らにしました。
久しぶりの田んぼの作業で、
しかも土木作業だったのでかなり疲れました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2025 新年餅つき会

1月5日、新年最初の集まりの餅つき会がありました。
自然農の田んぼで作ったもち米の玄米を
かまどで一時間くらい蒸します。

玄米が蒸しあがったところ。
みどり米の玄米に昨年春に田んぼの脇で採った
ヨモギの葉を混ぜてあります。

一番大変な小突きです。

だんだんと餅になってきました。

つきあがった餅を手早くちぎって一口大に丸めます。

これは黒米の餅。

赤米の餅、黒米の餅、緑米の餅、白米のもち米に黒米を混ぜた餅、
緑米に蓬を混ぜた餅などたくさん出来上がりました。
各自持ち寄った餅のお供と一緒にいただきます。
サツマイモと黒豆のスイーツ、
菊芋の梅酢和えと菊芋の唐揚げ、
納豆こうじ、自然農の畑で採れた小豆の餡、自家製きな粉、
丸干し芋のオリーブオイル焼き(スパイスを効かせて)、
厚揚げとお餅のシュウマイ、キビのスープに自家製納豆と大根おろし、
焼き芋、みかんが並び、
皆お腹いっぱいお餅を堪能しました。

最後は地元の友人宅で美味しいコーヒーと、
自家製柚子ジャムとキャロブ入りパウンドケーキ、
豆乳ヨーグルトのレアチーズケーキをいただきました。
楽しい一日でした。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2024 年内最後の共同作業

12月22日、
今年最後の共同作業がありました。
作業内容は農機具小屋の撤去です。

まずは覆っているシートをはがして、
中にしまってある稲架用の丸太や杭を運び出します。
一本一本がけっこうな重さなのと、
びっくりするほどたくさんの量仕舞われていて大変でした。
朽ちてしまった丸太もありますが、
まだまだ使えそうなものもあり選別してから別の場所にしまいました。

中身を出したら骨組みの解体です。
鉄パイプで出来ているのでつなぎ目のボルトを外します。
錆びているものもありネジがなかなか緩まず大変でした。

すっかりきれいになりました。

鉄のパイプはまとめて保管しておきます。

シートは田んぼにしばらく広げて置き
雨にきれいに洗ってもらいます。
8人いたので午前中できれいに終了しました。
よかったです。

仲間の田んぼをみると、
来年用にきれいに修復されていました。
我が家の田んぼも来月には何とか修復したいです。
【きらくな寝床】
手作り馬連

木版画の仲間が手作りした小さな馬連。
ロープをぐるぐる巻いて貼ってあります。
版画を摺るときには滑りをよくするために、
潤滑油を馬連にすりこみますが、
そのまま使用するとロープ部分にオイルがしみ込んでしまうため、
「トレッシングペーパーで包むといいよ」
と教えてもらいました。
仲間からは、
道具や作品作りのアイディアをいただき有難いです。
さっそく年賀状の摺りに使いたいです。
【きらくな寝床】
これで終了

欠けた器を錆漆でなおしました。
ふちが欠けたカップですが気に入っていたものなので、
錆漆(さびうるし)で欠けた部分を埋めて修理しました。
錆漆は、生漆に砥の粉を混ぜて練ったものですが、
一度に欠損した部分をたくさん埋めることはできないので、
少しづつ少しづつ時間をかけて足していきました。
周りのふちとほぼ高さが揃ったので後は仕上げです。
金継ぎの技法だと生漆を塗って最後に金粉や銀粉をかけて磨きます。
金粉や銀粉は持っていないので生漆を塗っただけの状態で、
漆塗りの仲間に見せたら、
「これはこれで、シャープな印象があっていいね」
と言われたのでこれでOKとしました。

このぐい吞みは欠けた部分を埋めずに、
生漆を塗っただけですが、
「欠けた部分が唇に当たっても気にならないのなら、
ヘタに修理するよりも今のままの方が目立たなくていいのでは?」
という仲間の意見を聞いてこれもここで終了としました。
割れた器もこうして修理すればまた使うことができます。
そうやってなおした器は、
前よりももっと愛着がわきます。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2024 収穫祭

11月30日、自然農を一緒にやっている仲間と、
収穫祭として一品持ち寄り昼食会を行いました。
お天気は快晴で明日からは12月とは思えないほど、
ぽかぽかと暖かく過ごしやすい日でした。

毎ち寄りの一品は、
毎回各自が工夫をこらしたものですが、
庄内地方の伝統菓子「笹巻」を手作りしてくれました。
今年道の駅で購入して美味しかったので、
作り方を調べて作ってみたのだそう。
笹巻は、笹の葉でもち米を包み「灰汁」で1~2時間煮ると、
灰汁の作用で黄色くなり、プルプルした食感と独特な風味になるのだそう。
もち米自体には味はつけず、食べる時にきな粉をかけて食べます。

これも同じ型の手作り米粉のマドレーヌ。
やさしい甘さでした。

大根の唐揚げとニラのちぢみ。

自然農の畑で採れたお野菜たっぷりのサラダ。
カボチャの素揚げとひよこ豆入り。
ひよこ豆以外は全部自家栽培の野菜で贅沢なサラダです。
塩こうじのドレッシングでいただきました。

我が家が持参したのは、
玉ねぎ糀入りのかぼちゃコロッケと丸干し芋のフライ。
干し芋料理は他の人が(たぶん)作らないと思い、
毎回干し芋をつかって一品作るようにしています。
丸干し芋のフライだと甘いからおかずにはならないかな?
と思いきや芋の風味もちゃんとして甘いコロッケみたいで評判がよかったです。

きれいな蒲鉾のような見た目ですが、
豆腐の梅酢漬け。
絹豆腐に梅酢をかけて一晩寝かせるそうです。
暖かい日だったので冷たいのも美味しかったです。

大豆の甘辛揚げ。
大豆も自然農で作った地元産。
みんなが大好きです。

キクラゲとこんにゃくの煮物。
素朴で美味しかったです。

この会では定番ともいえるおでん。
もちきびとエノキと玉ねぎの巾着入り。
大根、人参、ごぼうも自然農の地元産。

玄米の野菜のおすしです。

大根、人参、しょうがをのせていただきます。

根菜入りの玄米粉をつかったシチュー。

トマトとブロッコリーのピザ。

大根と大根葉のトマト煮込み。
どの一品も体にやさしく、
そしてとても美味しかったです。
【きらくな寝床】