2023年11月
柿
今年は柿が豊作だったようで、
戴いたり、無人販売で買って毎日楽しんでいます。
今は3種類の柿があります。
小さい柿は茨城の農家さんの庭先になった柿。
平たい柿は自然農の田んぼに行く途中の富沢で買った次郎柿。
大きな先のとがった柿は義妹からもらった柿。
形も大きさも色々です。
興味がわいて調べたら、
柿は中国や日本など東アジアが原産で、
欧米には日本から伝わったため学名にも「kaki」と記され、
世界には1000種近くの柿があるとみられているそうです。
日本では全国で栽培されているので品種も地方により、
様々な在来種がありますが、
甘柿の種類は少なく20種ほどしかないのだそう。
大きな柿をむいてみました。
形を見ると山梨の百目柿に似ているのでひょっとしたら渋柿?
と恐る恐る食べてみたらとっても甘くて美味しかったです。
個人的には硬めの食感の柿が好みなので、
品種では次郎柿が一番好きです。
【ほし太の日向ぼっこ】
自然農の田んぼ2023 番外編 大川収穫祭
田んぼがある静岡市葵区大川地区の収穫祭がありました。
ちょうど田んぼに来た日だったので立ち寄ってみることにしました。
会場は大川中学校の校庭。
大川小中学校は、小規模特認校という指定を受けていて、
自然豊かな環境に恵まれた小規模校で、
特色ある教育を展開して、学区外からでも入学できるんだそう。
ステージでは全校児童生徒による秋メドレーの演奏や、
地元の人たちによる演奏も披露されていました。
作品展示や物販、百年蕎麦の会による蕎麦の販売、
ふるさと茶屋と玄国茶屋の出店もありとても賑わっていました。
地元産の生シイタケとりんご由比のイワシ削りを買って帰りました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 大豆の収穫
籾摺りの後は大豆の収穫です。
11月12日からちょうど2週間天日干しした大豆。
そろそろ乾いたでしょうか。
サヤがはじけて下に落ちた大豆は少ししかありませんでした。
稲架から外してビニールシートの上でサヤから豆を取り出します。
枝のまま木づちで叩くとサヤがはじけて中から大豆が出てきます。
ゴミを飛ばして大豆だけ拾って集めます。
まだ残ったサヤがたくさん枝に付いているので、
一つ一つ確かめながら豆を出していきます。
地味な作業ですがけっこう時間がかかります。
黒豆です。
後から量ってみたら全部で730gありました。
緑がかったきれいな色の地元の在来品種の大豆です。
全部で1.25㎏でした。
これは2月に手作り味噌にします。
全部外れた稲架は解体してきれいに片づけます。
大豆の茎やサヤは大豆畑に持っていって撒きました。
これで年内の農作業は全て終了しました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 籾摺りと大豆の収穫
11月26日、籾摺りと大豆の収穫に田んぼに来ました。
まずは籾摺り機のセットから。
上に籾米を入れると手前に摺られた玄米になって出て来ます。
後ろ側にはもみ殻が出てくるのでそこには米袋を置きます。
まずは赤米から。
禾が長くついているので上手く摺れるか心配です。
一回通したところです。
ところどころ黒米とあさひも混ざっていたようです。
きれいな玄米になりましたが、
まだ籾米がけっこうあるので2回通します。
続いてあさひです。
一度にたくさん入れると詰まってしまうので、
少しずつ落としながら入れると調子がいいようです。
籾摺り後の重さを測ったら赤米が1.07㎏、あさひは9.06㎏、
今年の収穫は合わせて10.13㎏でした。
豊作と思っていましたが、
昨年の記録を見ると12.42㎏だったので昨年よりは少なかったです。
でも籾まきの失敗からもりかえし、
猛暑も考えると上出来だったと思います。
【きらくな寝床】
むかごご飯
自然農の田んぼに行く途中にある「ふるさと茶屋」にむかごが売っていました。
なかなか手に入りにくいので見つけたら買うようにしています。
むかごとは、ヤマノイモのツルの付け根にある球根で、
秋にツルが枯れると地面に落ち春になると芽を出して、
新たなヤマノイモになります。
そのため栄養価が高く、
加熱するとホクホク食感でとても美味しいです。
私はいつもご飯と一緒に炊き込んでいます。
お米3合に、むかごは一袋200gくらいでしょうか。
お塩小さじ1、お酒大さじ3 昆布茶一袋(2g)
入れて炊きました。
ほんのり塩味でとっても美味しいです。
また見つけたら買います。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「君たちはどう生きるか」監督:宮崎 駿
宮崎駿監督作品の映画「君たちはどう生きるか」を鑑賞しました。
事前情報を全く知らなかったので、
てっきり吉野源三郎著作の映画化だとばかり思っていたら、
宮崎監督のオリジナルストーリーでした。
母親を火事で失った少年・真人が、
父親とともに戦禍の激しい東京から田舎の広大なお屋敷に引っ越してきます。
そこには母そっくりの妹夏子が新しい母としていました。
複雑な感情のまま学校生活にもなじめない真人の前に、
鳥と人間の姿を行き来する青サギが現れ、
真人は生と死が混然一体となった世界へといざなわれます。
そこからは宮崎作品らしい不思議な世界となり、
壮大な世界観が表現されていきます。
エンドロールで声優を確認したら、
菅田将暉、柴咲コウ、木村拓哉、あいみょん、大竹しのぶ、木村佳乃など、
早々たる名前が出てきて驚きました。
通常俳優さんが声優をやっていると、
キャラクターがその俳優と重なってしまいますが、
今作は見事にその気配が消されていて、
観終わった後も誰がどの役だったのかよくわからなかったほどです。
一度は長編作品からの引退を宣言した宮崎監督ですが、
この映画を見る限りまだまだ現役続行してもらいたいと強く思いました。
【ほし太の日向ぼっこ】
静岡科学館る・く・る『オトナ楽しむカガクカン』
11月23日に静岡科学館るくるで、
大人限定のイベント「オトナ楽しむカガクカン」がありました。
年に4回ほど開催しているようで
前から一度行ってみたいと思っていたところ、
特別講座「お酒の科学 ビール編 味の違いはどこから?」
の抽選に当たり行ってきました。
定員30名に120名以上の応募があり4倍以上の倍率だったそうで、
よく当たったものです。
講師は静岡醸造株式会社 醸造長 折山徹郎氏
第一部はビール造りの科学
科学館らしく顕微鏡で上面発酵と下面発酵の酵母を観たり、
大麦麦芽を割って断面を観たりするのが
学生時代を思い出して楽しかったです。
また2種類のホップペレットの香りの違いを感じたり、
(食べてしまいとても苦い思いをした人もいました)
と体験するのも楽しいです。
ホップペレットです。
乾燥したホップの中心(ルブリン部分)を濃縮したもので
苦みと香りをバランスよく含んでいます。
2種類のホップペレットの香りは全く違いました。
これが大麦麦芽。
ビールに使用するのはニ条大麦という品種。
一度発芽させてから乾燥焙煎して発芽をとめた加工品になるんだそう。
求めるビールによって普通麦芽と特殊麦芽をつかい分けます。
第二部はビールを味わう科学
いよいよお楽しみの醸造家の目線でビールを味わいます。
静岡醸造の「ホップマン・ラガー」「しょんないIPA」「ゆずピルス」
の3種類のビールを飲み、外観、香り、味、後味、好みを記入していきます。
香りは、前香と後香も書きます。
普段はこれほどきちんと味わってビールを飲むことが無いので、
なかなか難しく、また貴重な体験でした。
盛りだくさんな内容の2時間はあっという間でしたが、
普段体験できないことが色々出来てとても楽しかったです。
講座の後は科学館のブースも色々と体験しました。
お酒を飲んでいるので動きのあるものは禁止ということで、
また次回のオトナ楽しむカガクカンで体験したいと思います。
子どもの頃、駿府公園内にあった児童館が好きでした。
そこで案内ロボットとして活躍していたというロボットが、
エレベーター前に展示されていました。
こういうところもいいですね。
【ほし太の日向ぼっこ】
木版画カレンダー
毎年仲間と一緒に制作している
木版画カレンダー2024年版が完成しました。
21日、それぞれ担当した月の版画を30枚ずつ持ち寄り、
12枚セット30部のカレンダーにしました。
1月は北海道のシマエナガ。
バックはぼかしで仕上げてあり、目の表情が難しかったそうです。
2月は私の作品、河津桜です。
数年前同級生と一緒に河津を訪れた時のスナップ写真をもとにしました。
バックの色に悩んでいる時、
先生から透明水彩を使ったらいいとアドバイスされ、
藤色と茶色と水色を透明水彩で、
上にのせる桜や菜の花の色はポスターカラーをほぼ原液で使用しました。
菜の花はもう少し白を混ぜて色をはっきりさせるともっとよかったと、
先生から講評をいただきました。
3月は藤枝の山の風景で「滝ノ谷の家」というタイトル。
かやぶきの家と遠くの山にむかって遠近感がよく出ています。
4月はフクロウ好きな仲間の首をかしげたフクロウとカタクリの花です。
可愛い作品です。
5月は興津の茶畑から望む富士山。
茶畑の新芽の明るい色と富士山に向かって伸びる地面の黒が効果的です。
6月は紫陽花と電車。
鎌倉電鉄が有名ですがよく見ると電車の行き先は千頭。
大井川鉄道に置き換えてありとても上手です。
紫陽花の輪郭線を全て掘ってありますが、
輪郭線がないのもあってよかったかもしれない
という先生のアドバイスがありました。
7月はナスの花。
バックの色に苦労したそうです。
先生からナスの葉っぱも入れた方がよかったとアドバイス。
写真に写っていなくてもいかに上手に嘘がつけるかも大事だそうです。
8月は海辺でビールを持つ手が印象的です。
絵が上手な方なので構図もとてもまとまっています。
手は自分の手を観ながら描いたそうです。
9月は講師の作品、風紋シリーズ。
いろいろな部分にぼかしが使われとても印象的です。
10月はカナディアンロッキーにあるスコーキー・ロッジという山小屋の風景。
実際にこの場所でクロスカントリーを楽しんだそうです。
グランドピアノが置いてあり美しい女性が演奏してくれたという、
素敵な思い出の場所でもあるようです。
バックの黒がとても効果的です。
11月は紅葉。
小国神社の紅葉の写真をもとに制作したそうです。
細かい彫りが得意な方なのでとても細密で摺りもきれいです。
紅葉以外は黒で表現し、美しい紅葉がより引き立ちます。
12月はサンタクロース。
色々な画像から組み合わせ、自分でも描いて制作したそうです。
特に苦労したのはバックで、
何回も重ねて摺っているためとても深みがあり、
光に透かして見ると、より奥深い印象になります。
どの月も力作ぞろいで素敵なカレンダーになりました。
周りがみんなどんどん上達していくので、
何とかついていけるよう来年も頑張って木版画に取り組みたいです。
【きらくな寝床】
熟成干し芋達磨庵歳時記「銀杏黄葉」
熟成干し芋達磨庵の歳時記を更新しました。
今月は田んぼの仲間と行った収穫祭をテーマに、
その時田んぼの周りで集めたきれいな落葉と干し芋を一緒に写してみました。
黄色く色づいた銀杏の葉を「銀杏黄葉」と書き、
「いちょうもみじ」と読むのだということも今回初めて知りました。
余談ですが、
先日ラジオで雨に濡れた銀杏の葉は、
バナナの皮よりも滑りやすいと聞き、
それはオイル分が多いからということです。
知りませんでした。
落葉を入れた竹かごは仲間の作ったもの。
持ち手は竹の根っこのところを使っているそうです。
皆欲しがりましたが歳時記のために頑張ってゲットしました。
素敵なカゴです。
熟成干し芋達磨庵歳時記のページはこちらです。
よろしければ本文の方もご覧ください。
https://tatumaun.jp/meister/
【ほし太の日向ぼっこ】
拾われ記念日
11月21日は愛猫アシュの拾われ記念日。
7年前の今日、
事務所の休憩室の窓の下で一生懸命鳴いていたそうです。
それが数日続き、
ようやく私の耳にも届き、
拾いあげた時はまだ目も見えていない生後一週間くらいの小さなアシュでした。
一年たたない間にすっかり大きく成長しました。
最近のお気に入りはマッサージ器の上。
基本的にツルツルしたような場所がお気に入りです。
寒くなったのでストーブにもかぶりつきです。
【猫とお昼寝】