2018年04月
ふじのくに⇔せかい演劇祭 2018 「リチャード3世」
フランスの演出家ジャン・ランベール=ヴィルド氏が演出、主演される二人芝居、
「リチャード3世 ~道化たちの醒めない悪夢~」を観劇しました。
舞台芸術公演内にあるBOXシアターは、稽古場棟にある小さな舞台。
主に一人もしくは二人芝居や人形を使った演劇などが上演されます。
場内に入ると、舞台には見世物小屋のようなセットがありました。
とてもカラフルで可愛らしいデザインで、
自ずとこれから始まる演劇への期待値が上がりました。
目に入るのは中心にある大きな鏡。
登場したパジャマを着た道化師が語り始め、
リチャード三世の心のうちを吐露します。
見世物小屋が場面ごとに形を変え、
もう一人の道化師役の女性が様々な人物を演じ分け、
リチャード三世の人物像が次第に明らかになっていきます。
ずいぶん前に「三代目リチャード」というお芝居を観たことがあり、
リチャード三世という人は、
ずいぶんと極悪非道な人だったんだという漠然としたイメージがありました。
今回のお芝居でも、
政敵を次々と殺し甘言で女性をだますという確かにひどい男でしたが、
道化師が演じるリチャード三世は、また悲劇の人でもあったと感じました。
最新のテクノロジーが駆使され、
俳優二人の確かな演技力の上に成り立つ、
おとぎの国のような残酷な物語。
何とも不思議な演劇体験でした。
戦場で亡くなった最後の英国王ということで、
戦場シーンで使用される鎧は、
フランスの伝統的焼き物のリモージュで作られていて、
小道具一つとっても観るべき価値のある素敵な演劇でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
ふじのくに⇔せかい演劇祭 2018 「夢と錯乱」
93歳となるクロード・レジ「最後の作品になる」という本作から
私の2018年ふじのくに⇔せかい演劇祭が始まりました。
4年前この演劇祭で初めてレジさんの「室内」を観劇したときの驚きは今でも忘れられません。
レジからの”別れの挨拶”とされたこの「夢と錯乱」は、
27歳で夭折したオーストラリアの詩人 ゲオルク・トラークルの亡くなる年に書かれたものだという。
私はゲオルク・トラークルという詩人のことは全く知りませんでしたが、
観劇前に戴いた演出ノートを読み、
第一次大戦での悲惨な体験、妹との近親相姦、薬物中毒による自死という文字と、
その自伝的ともいえる作品という内容に、
私の理解の範疇を超える胸の中のザワザワとともに入場の列に並んでいました。
舞台芸術公園にある楕円堂は、
自然の木々に囲まれた日本平の山中にある木造の劇場です。
待合から劇場までは階段をさらに下り地下深くに飲み込まれていく感覚になります。
中に入ると、薄明かりの照明が徐々に消えやがて漆黒の闇となる。
それがいつ始まったのかわからないうち、
舞台奥の方に最初は幽かに何かが動く気配がし、
やがて少しづつ形を変え徐々にこちらに近づいてくる。
暗いドームの中からやってきたその人の体はなんて大きいんだろう。
そう思った時、突然それが始まりました。
いくつかの象徴的な言葉があり、苦悩にもだえ、何かを求めるような動き。
語られる言葉以上に、
作家の苦悩を、愛を、渇望を、絶望を一身に背負っているようなヤン・ブードーさんの演技は、
観劇後の私自身の精神にもかなりの重さをもって印象付けられました。
遠い時代、場所に生まれて死んでいったこの詩人の言葉を表すのに、
楕円堂以上にふさわしい場所はないのではないかと思うくらいの深い演劇体験となりました。
【ほし太の日向ぼっこ】
パール柑
姪が2年前に食べたパール柑がとても美味しくて忘れられず、
ネットで「訳ありパール柑」を見つけてお取り寄せしました。
普通に買うと1個300円以上すると思うのだけど、
なんと10kgで2880円送料無料というもの。
パール柑は、グレープフルーツの仲間で日本では文旦の一種。
果肉が真珠色にキラキラ輝いていることと、
産地の天草パールラインにちなんで名づけられた熊本だけの名称です。
届いたのは、大小様々なものが30個くらいあったそう。
訳ありだから見た目はちょっと不細工ですが味はまあまあだったみたい。
中にちょっと水分が抜けかかったのもあったりするので、
もうちょっと早かったらもっと美味しかったんだろうねと、
少し残念そうでした。
でもこの値段ならすごくお買い得だったね。
来年はもう少し早い時期に買うと言ってます。
【ほし太の日向ぼっこ】
揚げないコロッケ
少し前友人とコストコに行った時、
その友達が「時々買うけど美味しいよ」と教えてくれたハッシュポテト。
その時は買わなかったのですが、
何となく頭の中に残っていました。
お弁当のおかずにもう一品何か作らなきゃと思った時、
思い出したのがそのハッシュポテトでした。
ハッシュポテトは作ったことがないけれど、
ちょうどゆでたじゃが芋があったので、
細く切って上からちょっと押さえてフライパンで焼けばそれっぽくなるかなぁ。
と思ってやってみたら...見事に失敗。
バラバラになってしまいました。
もう最初から別のおかずを作り直している時間はないしどうしよう。
と思ったところでひらめいたのが、
前にレシピを見たことがある揚げないコロッケでした。
バラバラになったジャガイモをつぶして丸めて、
パン粉をオリーブオイルでカリカリに炒めたものをまぶしたら、
揚げないコロッケの出来上がり。
ハッシュポテトにする時に塩コショウした上にバターで焼いて、
パン粉にも粉チーズを混ぜたのでちょっと味がしょっぱくなってしまったけれど、
意外と評判がよくて、スタッフに教えたら、家で作ったよと言われました。
けがの功名とでもいうのでしょうか。
で他のおかずは、豚肉とタケノコのキムチ炒め、
スナップエンドウの胡麻和え、大根サラダでした。
【ほし太の日向ぼっこ】
えのきステーキ
会社のスタッフから「えのきステーキ」なるものを貰いました。
見るとエノキの一番下の部分でした。
普段は捨ててしまう部分をうまくネーミングしたものです。
「バター醤油で焼いて食べたら美味しかったよ」
と言われ早速やってみました。
食感も味もまさにえのき!
ですが、固まっているのでけっこうな食感があります。
一つ残しておいて会社でも数人に味見してもらったら、
みんな面白がっていました。
これからえのきの下の部分は捨てないようにしようっと!
【ほし太の日向ぼっこ】
カラミザクラ
朝から降っていた大雨が止んだ後、
鳥たちが騒いでいるので何かと思って見たら、
達磨庵の3月の歳時記「さくらの日」で使わせていただいた、
工場のお隣に植わっている桜の木に
びっしりとサクランボがなっていました。
カラミザクラという品種の桜なので、
このサクランボは食べられます。
お隣さんは空き家なので、誰にも収穫されず、
鳥たちが食べるか、
木で完熟となった実は、ポトポトとみんな下に落ちてしまっています。
もう一度歳時記の撮影用に使わせてもらいたいと、
手を伸ばして届いた一枝だけ戴きました。
まだ5月の歳時記の原稿は全くできていないけれど、
早いとこ撮影して、その後みんなで美味しく戴きたいなぁ。
【ほし太の日向ぼっこ】
君の名は?
スーパーの駐車場で、助手席にいた可愛いワンコを発見!
ちょうど隣りのスペースが空いていたので、すかさず駐車。
近くで見ると本当に可愛いワンコさん。
なぜか窓も開いたまま、助手席のチャイルドシートのような物に座っています。
確かに窓を閉め切ったままだと熱中症が心配ですが、
窓全開だと、こんなに可愛いワンコさんが連れ去られないか心配です。
のんきに後ろの座席の下で寝ているアシュを起こして対面させてみました。
最初はちょっとびっくりしたのか、びびったのか、
腰が引けた感じのアシュくんでしたが、
ダッシュボードの上にのせてそのままお買い物に行ったら、
帰ってくるまでずっと見詰め合っていたようです。
アシュにとっては始めて遭遇するワンコさんです。
お隣の飼い主さんはまだ帰ってきていないので、
先に発進したら名残惜しそうに目で追っていました。
もしアシュが話せたら(相手のワンコさんもですが)
「君の名は?」と聞いていたかもね。
【猫とお昼寝】
芽が出て来ました。
昨年、スタッフが我が家のために大葉を植えてくれたプランター。
最後花が咲いて実がなったので、
来年に期待を込めてそのまま置いておきました。
そしたら期待通り、大葉の芽が出て来ました。
最初は本当に小さな芽でこのまま育ってくれるか心配でしたが、
2、3日たったらけっこう大きくなってきて安心しました。
こうなると可愛いもので、
家に帰ると真っ先にお水をあげます。
今日からはお天気が下り坂なので恵の雨を受けてまた大きくなるでしょう。
枯らさないように大事に育てます。
【ほし太の日向ぼっこ】
自然農の田んぼ 2018 籾まき
4月21日、共同の田んぼ用と自分たちの田んぼの籾まきをしました。
まずは、共同の田んぼの籾まきです。
大きな苗床を前日までに町田さんが準備してくれてあったので、
回りの溝を掘る、上にかぶせる土を細かくする、藁を切る、などの作業を手分けして行いました。
昔はこんな風に共同体の中で、
隣近所が協力して農作業を行ってきたのだなと実感します。
共同の田んぼでは黒米と赤米を作ります。
まずは黒米の籾を、3cm四方間隔で置いていきます。
楽しい作業ですが、けっこう根気が要ります。
籾を置いた上に、細かくした土をかぶせて、
籾が隠れたら上から軽く押して定着させます。
切った稲藁をかぶせます。
同じ作業を繰り返し、赤米の籾まきをします。
苗床に籾を蒔き終えたら、最後は不織布で被います。
昼食の後は自分たちの田んぼの籾まきをしました。
先週、形だけ作っておいた苗床ですが表面がボコボコしていました。
表面の土を少し耕して細かくし、
表面を柔らかく平らにしてから籾を置いていきました。
その上から細かくした土をかぶせて、定着させ、
藁をのせ、不織布をかぶせて終了。
共同の籾まきと自分たちの籾まき、合わせて4時間ほどの作業でしたが、
久しぶりの農作業はけっこう肩と腰にきました。
【きらくな寝床】
はみ出してるよ!
久しぶりに別宅の猫タワーにのったアシュくん。
アシュの体の大きさに比べると、
ちょっと小さ過ぎてもう乗れないのでは…
と思っていたのに思いのほか気に入った様子。
狭いけど寝返りもちゃんとできたよう。
3時間くらいは気に入ってはいっていたかなぁ。
【猫とお昼寝】