2020年02月
ルビーカカオ
友人がちょっと前から探していた、
森永製菓のカレ・ド・ショコラ〈ルビーカカオ〉。
先日「やっと見つけて買ったよ」とくれました。
調べたら、今年の1月14日に発売されたようで、
探していると聞いたのは2月1日だったので、
友人の情報はかなり早かったです。
きれいなルビー色と甘酸っぱい味が特徴のルビーチョコですが、
それがしっかりと味わえました。
先日、品川駅で旦那様が買ってきてくれたルビーチョコのトリュフは、
2個で800円でした。
たしかに酸味を感じましたが、
そのチョコにはベリー系の風味を加えてあったので、
もともとのルビーチョコの味なのかわかりませんでした。
このルビーカカオにはそういう副原料はなさそうです。
市販のメーカーのチョコにしてはちょっと高いけれど、
この味だったら納得です。
【ほし太の日向ぼっこ】
柿の種のオイル漬け
会社のスタッフが持って来てくれた珍しい食べるラー油。
なんと、柿の種がそのまま入っています。
サイトを見たら、
新潟の代表的な名産品「柿の種」で新たな新潟土産を作りたい!
という思いで作られたのだそう。
中には本当に柿の種が丸ごとザクザク入っていました。
にんにくラー油と小さく書かれている通り、
ニンニクとラー油らしい辛味が効いています。
さっそくたきたてご飯にのせて食べてみました。
柿の種だけ食べるとそんなに辛味は感じませんが、
ラー油部分はかなり辛いです。
そしてニンニクの香りと味がいつまでも口の中に残ります。
辛いのが好きな人はけっこうハマると思いますが、
ニンニクが効いているのでお出かけ前には向かないかも。
【ほし太の日向ぼっこ】
フルーツサンド
友人から昨年の暮れに瀬名にオープンしたという、
『やさしく無理して』という高級食パン屋さんの、
食パンをもらいました。
それはソフトリーという普通タイプの食パンでしたが、
次に行ったときに、
土日祝限定のビタービターというショコラ食パンももらいました。
それを見てフルーツサンドを作りたくなり、
材料を買ってきました。
もらった食パンを半分に切り、
両面に生クリームを塗って好きなフルーツをのせました。
奮発して、苺、ぶどう、ポンカン、バナナ
売っているフルーツサンドにまけない様に豪華にしました。
挟んでから半分に切ってみると、
生クリームが少なかったのと苺が大きすぎた感じ。
さっそく食べてみると、
フルーツいっぱいで美味しいけど、
生クリームに甘みがなく、想像していた味とちょっと違います。
やっぱり売っているフルーツサンドのようにはいかないですねぇ。
【ほし太の日向ぼっこ】
眼鏡ケース
姪が昨年からレザークラフトを初めました。
初めて作った猫の眼鏡ケースがとても可愛かったので、
私も頼んで作ってもらいました。
姪のは赤の皮でしたが、
私は茶色の皮にしてほしいとだけ伝え後はお任せでした。
それが今日出来上がったと渡してもらいました。
後ろから見たところ。
色が混ざった糸で縫ってあるのでカラフルで可愛いです。
内側のレザーを緑色にしたので、
目をくり抜くと色が見えてきれいなんだけど、
片目を抜いたところで大きすぎたため、
もう片方はウインクにしたのだそう。
なかなか可愛く出来上がりとても気に入りました。
【ほし太の日向ぼっこ】
みおつくし料理帳 特別巻 花だより 高田 郁 著
時代小説の中で断トツに好きな高田郁さんの「みおつくし料理帳」。
完結した後でドラマ化もされ、
もう新作は読めないだろうと思っていたら、
特別巻が2018年9月に出ていたなんてちっとも知りませんでした。
この物語は主人公の澪と、関わり深い人物たちのその後が、
春夏秋冬に分かれ描かれています。
第一章:花だよりは、
澪が江戸で料理人として働いていたつるやの店主種市と、
懐かしいつるやの人びと、戯作者清右衛門、
坂村堂たちとのやり取りがとても楽しめました。
第二章:涼風ありは、
かつての澪の思い人である小野寺数馬とその妻の話。
風変りで感情表現の苦手な乙緒の心の動きや姑とのエピソードなど、
ほのぼのとした気分で読めました。
第三章:秋燕は、
大阪の大店の娘として生まれた野江が、
大洪水で孤児となり、
騙されて江戸の吉原に売られてあさひ太夫となった経緯、
今は亡き又次との出会いなど、
本編では書かれなかったことが丁寧に描かれていて、
今更ながら胸が熱くなりました。
第四章:月の船を漕ぐは、澪と夫の源斉の物語。
大阪に移り「みおつくし」という料理屋を一人で切り盛りしていた澪ですが、
ある日大阪に蔓延した疫病のため大家が代替わりしてしまい、
店を追い出されてしまうことに。
夫の源斉は病人を救えない無力感と、
疲労に倒れ食が喉を通らなくなってしまう。
相手のことを思って作る料理の大切さを感じさせてくれた物語でした。
それぞれの物語にはまた印象深い料理が添えられ、
いつもながら高田さんの描く世界は素敵だなぁと思いました。
【ほし太の日向ぼっこ】
風の谷のナウシカ
昨年の12月に新橋演舞場で上演された
『風の谷のナウシカ歌舞伎』が、
2月と3月に前後編に分かれ
映画館で上演されることになった時、
ジブリの映画だけでなく原作7巻を全て盛り込んだ内容と知り、
これは原作を読まなくては!
と思い探して購入しました。
映画の部分は2巻の途中までの話で、
その後の方が長く、
奥が深いことに今更ながら驚きました。
映画は36年前に公開された作品ですが、
内容は普遍的で
現代にこそ必要な物語かもしれないと感じました。
面白かったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
揚げ大豆の甘辛
いつも自然農の田んぼで仲間が一品持ち寄りの時に持って来てくれるのが、
この揚げ大豆の甘辛です。
みんな大好きで、あっという間になくなってしまうので、
自分でも作ってみようと思いやってみました。
ちょうど茹でた大豆が少し残っていたのでそれを使いました。
大豆に片栗粉をまぶし多めの油で揚げ焼きします。
大豆がカリッとなったら余分な脂をふき取って、
砂糖と醤油を絡めたら出来上がり。
初めてにしてはなかなか上手くできたので、
会社に持ってきたら評判がよかったです。
ちょっとひなあられっぽくて、
やっぱりみんなこういうの好きみたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
菊姫会 番外編
菊姫会に向かう途中、天気予報は雪でした。
乗り換えの米原駅に着いた時には吹雪のように、
大きなぼた雪が降っていました。
雪を見るのは久しぶりです。
菊姫会の会場になっている加賀温泉に着きました。
雪は降ったもののすぐに雨に変わってしまったようで、
雪景色を楽しみにしていたのですが残念です。
受付を済ませてから開会式まで1時間ほどの時間があったので、
雨の中、山代温泉の中を歩いてきました。
写真は古総湯という共同温泉場です。
残り時間が30分ほどだったので少し迷いましたが、
魯山人寓居跡 いろは草庵に入ってみました。
ここはずいぶん前に一度訪れたことがあります。
大正期の旦那衆は美術談義や茶会、謡を楽しむために、
自宅や宿の離れに別荘を建てる人が多かったそうで、
旅館「吉野家」の主人吉野治郎は、
自らの別荘を当時無名の魯山人に自由に貸し与えました。
それが現在のいろは草庵です。
囲炉裏の周りには、夜な夜な旦那衆が集まり、
語らい、加賀の豊富な食材を使った料理を味わったそうです。
魯山人が、吉野家のを刻字看板を彫った仕事部屋。
お庭にはうっすらと雪が残っていて、
当時の雰囲気を感じさせてくれました。
嬉しい呈茶のサービスがあり、
お庭を眺めながら薫り高い加賀ほうじ茶とお菓子を戴きました。
短い時間でしたが、ゆったりとしたいい時間を過ごせました。
【ほし太の日向ぼっこ】
第十七回菊姫会総会 その3
菊姫会も二日目に入り、
最初に菊姫会の総会が行われました。
活動報告、予算や事業計画などすべてが承認されました。
その後、製造部井出さんによる
『R1BYの造りや現在の商品に関して』の説明がありました。
これは昨年の参加者アンケートでリクエストがあったそうです。
令和元年の山田錦は10年ぶりに硬い年で、
造りで対応が求められる年だったといいます。
対応を考えているうちに終わってしまうアイテムもあるため、
スピードが求められ、過去のデータで予想をたて、
製造部8名で半日で今年の仕込みを決めたそうです。
硬いと溶けにくいため、味は例年よりややキレイ目で、
少しおとなしめに感じられる酒質に仕上がるのが特徴ですが、
結果的にはいつも通りか、後半は濃い味わいのものもあったそうです。
次にアイテムごとの説明です。
ひやおろしは、2011年9月に初めて蔵出しされました。
初年度はひやおろしのランキングで2位となったほど人気を得ました。
しかし、すっとした酒質をねらったものの意外と濃く仕上がったため、
毎年微調整を繰り返し昨年完成したそうで、
最初から比べると軽快な味わいとなったそうです。
姫は、昔造った種酒がなくなったため、
裏ラベルの糖類表示がなくなり菊と同じ表示となったそうです。
大吟醸・加陽菊酒・山廃純米は、
いわゆる吟ひねという熟成感を少し軽くしているそう。
特選純米は、一時熟成感が軽くなったが今は戻っている。
今後は、金剣や山廃純米の長期熟成酒や、
特選純米の高級バージョンの発売を予定しているそうです。
色々と楽しみな今後です。
二日間の最後を締めくくるのは、菊姫代表 柳達司氏による
『菊姫の考えるアルコール添加について』のお話でした。
昭和23年、腐造乳酸菌の進入により
酒質に変調をきたす大腐造が起こり、
その時に白米1トンにつき、
270リットルのアルコールを入れてよいこととし、
政府がアルコールの補てんを認めたのだそう。
また、太平洋戦争前後のコメ不足の時代に、
醸造した日本酒にさらに2倍のアルコールを添加し、
酸と糖分を入れて三倍の量の酒を造るという
三増酒ができました。
本来は緊急時の措置だったのが
大メーカーが儲けのために大量に造るようになり、
粗悪な日本酒が広く出回り、
そこから現在の日本酒離れが始まっているそうです。
本来アルコール添加というのは悪いことではなく、
醸造方法だったといいます。
ポルトワインは、甘さを留めるため発酵を止める目的でアル添し、
清酒も、本来は米の旨みを残した状態で
酵母を死滅させるためアル添をするそうです。
吟醸酒の造りも、
昔は醸造技術としてアルコール添加をし、
香りを留めていたものが、
現在はセルレニン耐性菌が作られ
簡単に強い香りの酒ができるようになったそうです。
事程左様に、本来は正しく行われるべきことが、
メーカーに悪用されてしまい
現在の日本酒の凋落につながっています。
最後に柳社長は、
「料理酒は料理につかってはいけない」という言葉で締めくくりました。
確かに我が家ではもう何年も料理酒は『姫』です。
娘も『姫』でなければといいます。
飲む酒も、調味料も本物がいいですね。
内容の濃い大変に充実した二日間でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
第十七回菊姫会総会 その2
小島稔氏の講演の後は、
勉強会『吉川町と菊姫の馴れ初め』について。
JAみのりで長い間組合長を務めていた上羅さんと、
菊姫製造部井出さんによる、対談形式で行われました。
現在、兵庫県産の山田錦は村米という契約栽培を行っています。
その一番最初が明治26年で白鷹酒造だったそうです。
特A山田錦は県外に持ち出し禁止という言い伝えがあり、
菊姫の柳社長は山田錦を手に入れるため産地に何年も通ったそうです。
柳社長のすごいところは地元の郷土史を全て頭に入れていたこと。
それで地元の有力者の奥川隆司氏に気に入られ、
昭和の終わりか平成の始めの頃に奥川氏の下で
初めて上羅さんが柳社長と出会い、
その時に飲んだ菊姫の味が上品できれいなことに驚いたそうです。
その後菊姫の村米のための5人の発起人が誕生し、
(その時に上羅さんは首を覚悟したそうです)
ようやく菊姫に吉川の山田錦が入ることになるのですが、
それは、ひとえに柳社長の日本酒造りへの情熱と思い入れ、
そして菊姫の酒の旨さだったと言います。
現在は吉川の特A山田錦を2番目に多く買っているのが菊姫とのこと。
他にもテロワールの話や令和の酒造りについてなど、
興味深いお話が盛りだくさんであっという間の90分でした。
その後会場の後ろで『利き酒会』となりました。
菊姫製品全種類と、
長期熟成酒、新酒の利き酒が行われました。
我が家では毎晩色々な菊姫で晩酌しているので、
レギュラー商品も長期熟成酒も口にする機会は多いのですが、
この2種類はこの場でしか飲めません。
そう『山吟原酒』と『大吟醸』の新酒です。
そもそもこの二つは新酒では蔵出しされません。
新酒で出るBY大吟醸はあらばしりなので、
熟成させる大吟醸とは違いますし、
山吟原酒は1年以上の熟成はさせませんが、
出来立てが飲めるのは今ここだけです。
必然的にこの二つを重点的に利き酒しました(笑)
利き酒ですから他の酒販店さんは口に含んだ後吐き出していますが、
あまりの美味しさに全部飲んでいます。
利き酒会は会場の都合で、
17時半~17時50分まで行われここでいったん解散となります。
19時より懇親会が行われました。
乾杯の酒はなんと『菊理媛(くくりひめ)』です。
今年は若い世代の参加者が増え、和気あいあいの2時間。
驚いたのは、燗酒をお願いした時、
お酒によって温度を全て変えてあることでした。
後で聞いたのですが、
鶴の里は42度、特選純米は60度、山廃純米50度、
金剣47度、淳45度、にごり45度と、
全て体験して一番美味しく感じる温度に燗をして出してくれていました。
にごりの燗酒は初めてでしたがとても美味しかったです。
写真は営業部の皆さんが自己紹介を行っているところです。
良い社員さんがそろっていることも菊姫酒造の特徴のひとつです。
【ほし太の日向ぼっこ】