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今年最初の同好会

今年最初の漆塗り同好会。
今日は離れた駐車場の車で行くので荷物は少なくしたいと思い、
漆塗りではなく、
ちょうど年末に割れてしまったお猪口を直すことにしました。
道具は、生漆、へら、板、強力粉、テレピン油、ぼろ布、手袋。

最初に接着用の麦漆を作ります。
強力粉に少しづつ水を加えてグルテンができるくらい練ります。
しっかりこねた生地に生漆を混ぜながらさらに練ります。
さらにしっかり混ざってビヨ~ンと伸びるくらいになったら出来上がり。

出来た麦漆をお猪口の割れた部分に薄く塗って貼り合わせていきます。
今までこんなに粉々になった器を貼り合わせたことがなかったので、
パズルみたいでけっこう大変。
それでも何とか全てのパーツを貼り合わせることができました。
金継の名人の先輩方にも
「こんな短時間に上手に貼れたね」と褒められました。
そう、貼り合わせるのは結構得意ですが問題はこの後。

次に先輩からの助言で、
はみ出した漆の汚れを取っていきます。
早くしないと汚れが染みついて取れなくなってしまうからです。
綿棒(先輩から戴きました)にテレピン油をしみ込ませ、
継ぎ目には触らないよう汚れを拭き取りますが、
まだ継ぎ目が乾いていないので、
手で持っているうちに継ぎ目がズレたり、
指についた漆で器が汚れてしまったりと、
貼り合わせる時より気を使いました。

ここまでが最初の段階。
麦漆が完全に乾いてくっついたら、
隙間を埋めるために錆漆を塗り段差をなくしていきます。
仕上げは細筆で継ぎ目を漆でなぞり金属の粉をかけます。
(金粉・銀粉・錫の粉など予算によって決まります)
これが至難の業で、この先無事に完成となるのかどうか。
漆塗りも金継もとにかく時間がかかります。

【きらくな寝床】

日時: 2023年01月19日 14:43