2012年06月
台風の爪あと
6月に台風が上陸したのは8年ぶり。
コンパクトな台風らしく、
昼間は雨風ともにおだやかでしたが、
夜の深まりと共に、次第に風も雨も強くなり、
我が家の猫たちも少しおびえているようでした。
翌朝あちらこちらで木の葉やシートのようなものが散乱していて、
我が家の柿の木も、
枝がポッキリ折れていました。
もう小さな柿の実がいくつもなっていたので残念です。
心配したきゅうりの蔓はなんとか持ちこたえたようです。
静岡市の広野では桃の栽培が盛んですが、
落ちてしまった桃の写真が新聞に出ていて気の毒でした。
父親の畑でも枝豆が根こそぎ、
とうもろこしも倒れたと言っていました。
「スイカはカラスに全部食べられた」と、
これは台風は関係ないですね~。
【ほし太の日向ぼっこ】
新聞紙のエコバック
去年から時々見かけるようになりました。
友人の後藤さんがいち早く作ってくれたので、
私も愛用していましたが、
新聞紙が材料とは思えない程しっかりした作りでした。
「自分でも作ってみたい」と思っていたら、
後藤さんが図書館で
「まさこおばちゃんの新聞エコバックの作り方」
という本を借りてきてくれました。
早速それを見ながら作ったのがこれ(写真)
日本経済新聞の日曜版の見開きは、
毎週カラーの美術特集なので、
それを使うといい、というのも後藤さんが教えてくれました。
簡単ですが、
綺麗に作るのは中々大変、
もう少したくさん作って慣れれば上手になるかしら…。
【きらくな寝床】
LADUREE のマカロン♪
東京で娘がお土産に買ってきてくれました。
正確には、娘の彼氏が買ってくれたのだそう。
高価な買い物をさせてしまい申し訳ないです。
前に銀座でお店に行ったことがありますが、
とっても可愛くて、
まるでパリにいるみたいでした。
マカロンの味は…。
今まで食べたどのマカロンよりも、
外側は柔らかくてすぐにほろっと溶けてしまいます。
最初に食べたのはバニラとローズ。
(食べた後で写真を撮ったのでその二つが抜けています)
ガナッシュそれぞれのフレーバーが際立っていて、
特にローズは口の中に薔薇の香りが広がります。
映画の「マリー・アントワネット」の世界を思い出しました。
ギフト・ボックスは日本限定のものだそう。
箱も凝っていて、
食べ終わったあとも大切な物を入れてとっておきたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
可愛いお客さん
土曜日の木楽名会に可愛いお客さんが来てくれました。
友人のお嬢さんで、
日曜日は父の日だからと、
ホワイトボードにお父さんの顔を描いていました。
今年一年生になったばかりなのに、
もうこんなに上手に絵が描けることに驚きです。
ついでに知っている漢字もいくつか書いていました。
話すことも面白くって、
父親である友人もたじたじになる場面も…。
我が家の娘もこんな可愛い時期があったことを
忘れずにいたいものです。
友人には、この可愛い時季を大切に
楽しんでもらいたいです。
【きらくな寝床】
水芭蕉?と思ったら…
坂の上の田んぼに咲いていました。
「夏の思い出」という歌の、
水芭蕉の花が咲いている…。
という歌詞を思い出して、
これはきっと水芭蕉!!
だと思っていたら、
水芭蕉は平野では4月から5月に咲くみたい。
それに花がちょっと違ってました。
ではこの花は何?
と調べたらカラーでした。
思い込みってこんなものですね。
【きらくな寝床】
今月のもでらあとライブ♪
今月は美女二人とフルートのトリオ♪
まずはソプラノ歌手の澤井 妃巳乃 さん。
ミス静岡にもなったことがあるという正真正銘の美女。
歌声も美しくて、
金子みすずの詩に浜松市在住の作曲家伊藤康英さんが曲をつけた
「私と小鳥と鈴と」や、
プッチーニやロッシーニの歌曲、
美空ひばりさんの「愛燦燦」など
多彩な歌声を聴かせてくれました。
フルートは、
「私のお父さんによるファンタジー」という、
歌曲をフルートで聴かせてくれたり、
ジュナンの「椿姫によるファンタジー」でテクニックを駆使し、
村松崇継さん作曲の「EARTH」で、
雄大なメロディを聴かせてくれました。
また三人でシューベルトの「岩上の羊飼い」
アダンの「ママ聞いてよ」による変奏曲、
フィナーレにマイ・フェア・レディの「踊りあかそう」。
何より最初から最後まで、
かなりの難曲を弾きこなした素晴らしいピアニスト、
木村七重さんがよかったです。
今宵もとっても楽しいライブでした~♪
出演者
フルート:佐藤 充一さん
ソプラノ:澤井 妃巳乃さん
ピアノ:木村 七重さん
クワイエットハウス もでらあと
静岡県静岡市清水区新緑町 6-28 TEL 054-335-3234
【ほし太の日向ぼっこ】
映画 「愛と誠」
久しぶりの試写会。
「愛と誠」懐かしいです…。
でも何回か映画化やドラマ化されているのに何故また?
そして娘が「ミュージカル仕立てらしいよ」言っていたのでまたもや???
始まりから変でした。
愛と誠が幼い頃、出会うシーンが、
なんとアニメーション。
途中で主人公たちが昭和の歌謡曲を歌い踊るのだけれど、
その振り付けがまたなんともおかしくて…。
会場のあちこちで笑いが起こり、
原作を知っている身としては最初から戸惑いっぱなしでした。
でも誰かが書いてましたが
「大真面目にふざけてつくった映画!!」なんですね~。
当時も突っ込みたかったところに、つっこんでくれている爽快さ、
慣れるとだんだん快感になってきます。
確かに好き嫌いが分かれそうな映画だけど、
観終わってからも、じわじわと楽しくなってくる、
そんな映画でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
「楽園のカンバス」 原田 マハ
久しぶりに一気に読んでしまうほど面白い本に出会いました。
2002年、東京上野の森美術館で開催された「MOMA展」
私の一番のお目当てはゴッホの「星月夜」でした。
その絵の前で、
ゴッホの強烈なエネルギーに圧倒された記憶が今でも鮮明にあります。
その中で、全くノーチェックだったのがアンリ・ルソーという画家。
初めてルソーの絵を観たのがそのMOMA展でした。
「眠るジプシー女」という絵の前に立った時、
ゴッホとはまた違う、
不思議な別の世界へ誘われる魅力を感じて、
ルソーはその時から私の大好きな画家となりました。
その「ルソーを巡るミステリー」とあれば、
ワクワクしないわけがありません。
最近よく耳にするようになった「キュレーター」という職業や、
名画にまつわるさまざまなエピソードもとても興味深かったです。
事実を交え、用意周到に描かれた物語にぐんぐん引き込まれて、
まるで自分がルソーと同じ時代に生きて、
同じ空気を吸ったような、
読み終わった後、
ちょっぴり悲しくてそして温かい気持ちになれる最上級の本でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
劇団spac「マハーバーラタ」
6月2日から始まった「ふじの国⇔世界演劇祭」。
ペール・ギュントに続いて、
絶対に観たかったのがこの「マハーバーラタ」です。
日本平の中腹にある野外劇場は、
昨年、泉鏡花原作の「天守物語」を観た場所。
そこで、このインドの古典を演じるとどんな雰囲気なのか…。
始まる前から期待で胸が高鳴りました。
宮城さんが演出するとインドの古典も日本の雅な世界に変わります。
衣装は平安時代の貴族を思わせるもの。
台詞の大部分は1人の役者が語り部となり、
声色をかえて演じ分けます。
演技者(ムーバー)は、まるで歌舞伎や能のように動きます。
そしてところどころに昭和を思わせるユーモアやダジャレ、
そして影絵や、人形劇のような仕掛けもあり、
まさにザ・エンターテイメントといったスペクタクルな舞台。
「祝祭劇」という言葉がぴったりでした。
劇団spacの存在は、
静岡県民として本当に誇らしいものだと、また実感しました。
【ほし太の日向ぼっこ】
星野舞子 バストロンボーンリサイタル2012
バストロンボーンという楽器の、
ソロの曲を聴く機会は今までありませんでしたが、
「ブラスオルケスタ静岡」の演奏会に行くようになって、
この星野舞子さんのファンになりました。
音楽には、人を幸せにする力がありますが、
同時にその音楽を奏でる人の、人柄までも演奏に出るように感じます。
星野さんの音楽は、
ご本人が音楽を心から愛する気持ちが伝わってきて、
聴いているこちらも楽しく幸せになります。
一部はリサイタル形式で、
難しい大曲が多かったのですが、
初めて聴くバストロンボーンの世界を堪能することができました。
久米涼子さんのピアノも素晴らしかったです。
二部は、
それこそ星野さんの真骨頂。
ブラスオルケスタのメンバーと楽しく
エネルギッシュな演奏を聴かせてくれました。
星野さんの大学時代の同級生鈴木太一さんの編曲による早春賦や、
プログラム最後の、静岡交響楽団打楽器奏者で編曲家の杉浦邦弘氏が
編曲したFesta Artro(大トロ祭り)など聴き応え充分でした。
アンコール最後のチック・コリアの「スペイン」は、
エイトカンパニィ主催「GOLD POP~ゴールドポップ~ コンテストHP」
にて最も優れた演奏に選ばれたというだけあって、
迫力ある渾身の演奏でした。
たまたまチック・コリアがオーケストラと共演した
「スペイン」のCDを聴いたばかりだったのですが、
ブラスオルケスタ静岡の演奏の方がずーとよかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】