2015年11月
サンセバスチャン
姪から「すごーくカロリーの高いケーキを作ったから食べにおいで」
と誘われました。
いったいどんなカロリーの高いケーキなのか聞いたら、
サンセバスチャンという、
二種類のバターケーキを、市松模様になるように交互に重ねながら、
ガナッシュをパテにして間をとめるのでかなりカロリーが高くなるのだとか。
見た目はシンプルなチョコレートケーキですが…。
切るとあらまぁ、こんなに華やかなんだね~。
すごいクオリティが高いケーキです。
切った時に市松模様に見えるためには、
二種類のカトルカール(パウンドケーキ)を焼き、
それを丸くくりぬいて、バウムクーヘンのように組み合わせ、
交互に重ねていくという手の込みよう。
この前娘からクリスマスケーキのカタログを見せてもらったんだけど、
そこに並べてもいいくらい遜色ないケーキでした。
「これ、クリスマスケーキにいいね」と言ったら、
「クリスマスにまたこのケーキを作る元気はない!」と言われました。
大変だったんだね(笑)
一足早くクリスマス気分が味わえて幸せです。
サンセバスチャンという名前は、
スペイン バスク地方にある町の石畳に由来しているんだそう。
【ほし太の日向ぼっこ】
自然農の田んぼ「稲刈り」
11月6日に、去年より10日ほど遅い棚田の稲刈りを行いました。
10月10日に草取りをやっていたので、今年は稲刈りがかなり楽でした。
例年は、稲を刈るときに草をかき分けながらするのと、
稲を刈った後に、草と稲とを分けるという作業が結構大変だからです。
稲刈りと並行して、稲架(はさ)かけ用の杭を作ります。
この前切り出した竹の先をのこぎりで斜めにします。
竹が乾燥したため、固くなって切るのが大変でした。
刈りとった稲は、一握りづつ、左、右、真ん中と三束を重ねて置きます。
こうしておくと後で縛るのが楽です。
稲刈りが終わったら、三束づつ置いた稲をひとまとめに縛ります。
本来は去年の稲わらで縛るのですが、
稲わらが足りないので細い荒縄を使いました。
稲架をかけるための足を田んぼに打ち込みます。
三本とも打ち込んだらしっかりと荒縄で縛ります。
稲架ができたら端から稲を架けていきます。
この時、稲を真ん中から二束と一束に分けて、
向こう側とこちら側、二束と一束を交互にしていきます。
架けたらぎゅっと押してつめます。
全部架け終ったら、鳥よけの紐を周りに巡らせます。
周辺にはスズメが沢山いるので念入りに張ります。
一本だけ、突然変異的に育った稲です。
背も高く、分けつも非常に多いのでどんな品種なのか不思議です。
まだ青々としているのでもう少しこのままにして、
種もみをとりたいと思っています。
地元の小学校で22日に行う収穫祭用の石焼き芋の道具です。
用務員さんの手作りなんだそう。
予行練習で町田さんが焼き芋を焼いてくれました。
仲間の竹内さんが作った、いずみと安納、紅東です。
どれも甘くておいしかったです。
【きらくな寝床】
駿府林泉花暦「花緑の夢空間」
今年で第13回目となる、
駿府林泉花暦「花緑の夢空間」に行ってきました。
会場は駿府公園にある日本庭園「紅葉山庭園の茶室」です。
毎回応募が多く抽選に当たるのも大変ですが、
今回も運よく当たることができてとても嬉しいです。
今年は16時開場のため、日本庭園も楽しめました。
富士山と茶畑、駿河湾を模した素晴らしいお庭です。
菊花展も開催していて、見事な菊も鑑賞でき何ともお得。
落語の前には、立礼席にて本山抹茶も楽しめます。
お抹茶は「安倍の花」、お菓子は「姫つばき」。
美味しくて目でも楽しめる一時でした。
一服した後はいよいよ落語。
まずは、二つ目のお弟子さん、柳家花ん謝さんによる「真田小僧」から。
枕から盛り上げてくれて、正統派の真田小僧ですでに笑いの渦が…。
続いて花緑師匠による「笠碁」。
祖父であり人間国宝だった五代目柳家小さん師匠の得意ネタで、
小さん師匠の生前は誰もやれなかったそうです。
生で聴くのは初めてですが、
表情と身振り手振りが本当におかしくて、
笠碁は生で聴くに限ると感じました。
席は2列目の真ん中という大変いい場所。
肉声で落語が聞けるなんて本当に贅沢な会です。
仲入り後は、「船徳」。
花緑師匠は、8月9月と舞台の主役を務めていたそうで、
夏の噺をやっていないのでやりたくて仕方がないと言っていました。
会場は熱気に包まれていたので、
夏の噺も違和感なく聴けました。
何よりも、師匠の熱演で、笑い過ぎてほっぺが痛くなりました。
笑うと日頃の疲れも嫌なこともみんな吹っ飛んで行きますね。
終演後はすっきりとした気分でした。
また次回も必ず行きたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
漆塗り同好会
静岡市葵区の西部生涯学習センターで活動している、
田町ジャパンは、漆塗りの同好会です。
10月と11月は西部生涯学習センター主催の
「漆塗りのお弁当箱作り」の講座のお手伝いをしています。
講座も残すところあと1回となり、
受講生の方々の素敵な作品が出来あがって来ています。
最後の方になると、「研ぎ」という作業が主なので、
私たちも自分の作業を行いました。
今回は、父のお椀がかなり漆がハゲてきて、
ヒビまで入っていたので上から塗りなおしました。
本当は、ヒビの部分に糊漆を入れてしっかりと接着させた方がいいのですが、
それほどひどくなかったので、上から生漆を塗るだけにしました。
それでも見違えるほどきれいになりました。
それと友人から京都のお土産にもらった「ちりめん山椒」が入っていた木の箱に、
生漆をテレピンで薄めたものを塗り、木がためしました。
これから漆を塗っていくとどうなるのか楽しみです。
横の方にあるハート型のものは、
仲間が作ってくれた箸置き兼、箸とめ。
これにも漆を塗っていきます。
【ほし太の日向ぼっこ】
メディア掲載
最近、雑誌社から掲載依頼を受けることが少しづつ増えています。
11月7日発売のESSE 12・1合併号に、
『食のプロが本気でうなった 極上!お取り寄せグルメ』
というコーナーに、タツマの「いずみ丸干し芋」が紹介されました。
雑誌を送って頂いたのですが、
表紙がなんと 澤穂希さんでした。
試合中の澤さんとイメージが違って、とてもキュートな笑顔で驚きました。
料理研究家の Mako(多賀正子)さんおすすめとして
「こってりねっとりした食感と甘味が最高!
厚みもあり、ほかにはない別格の干しイモです」
とのコメント付きで紹介していただきました。
食に対する意識の高い方から支持されるのはとても嬉しいです。
やっぱり干しイモってすごいですね。
【ほし太の日向ぼっこ】
姪のパン
最近、干し芋の出荷が忙しくなってきて、
姪がパンを作ってくれなくなったなあ…と思っていたら、
久しぶりに持ってきてくれました。
パン教室で習ったパンは「ベーコンチーズスティック」で、
ベーコンとチーズが入っていたんだそうですが、
家で作って来てくれたのはベーコンのみ。
そのベーコンは、先日キャトルエピスのイベントに出店していた、
こだわりの燻製屋さん『燻製工房マル鉄商会』さんのベーコンを使ったんだって!!
長さはも25cm以上あって、食べごたえあります。
半分に切ったらこんな感じ。
表面が丸い切り口でとっても可愛いので「何で切ったの?」
と聞いたら「ハサミでパチパチ切っていくんだよ」と教えてくれました。
ベーコンのパンと言えば、
エッセンブロートさんのベーコンクッペが一番ですが、
姪のパンもかなり美味しかったです。
ご馳走様。
【ほし太の日向ぼっこ】
立川談笑 月齢独演会 其の165回
11月3日の文化の日に、立川談笑師匠の月齢独演会が、
国立演芸場で行われました。
もう165回目ということですが、
長期に渡って毎月行うというのは本当にすごいなあと思います。
他の噺家さんは、独演会といっても前座が一席やってから登場し一席。
仲入り後に色物が入り、もう一席。
というパターンが多いと感じますが、
談笑師匠は正真正銘の独演会でした。
まくらには、兄弟子の志の輔師匠の紫綬褒章受章の話題でわかせ、
前半は、
新作の「俳句入門」、「代書屋」と続き、
そこで前半終了と思わせて「原発息子」まで合計1時間15分の三席。
仲入り後は、「富久」で45分という、ひとりで2時間を噺切りました。
談笑師匠らしい、CDには絶対できないような内容もあり、
とても楽しく、笑いの絶えない二時間でした。
また是非いきたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
ハロウィンが終わってから…。
ハロウィン前から、かぼちゃ風味のお菓子やらビールまで、
けっこう様々な期間限定商品が出ていて気になっていました。
これは、豆腐の相模屋さんの「ナチュラル豆腐のパンプキン風味」
マスカルポーネのような、ナチュラル豆腐シリーズは、
オリーブオイルをかけて食べるのが美味しいのですが、
こちらは蜂蜜をかけるのがお勧めということで、
やってみました。
まったくスイーツそのもの!!
「かぼちゃプリン」です。
美味しいからまた食べたいけど、期間限定なのでまだ販売しているのかな?
これは、
カップヌードルのパンプキンポタージュ味。
ハロウィンが終わったとたんに値引き販売されていたので
ついつい買ってしまいました。
まるでクノールカップスープのようなスープに、
甘いかぼちゃの角切りも入っていました。
めったに食べないカップヌードルですが、
楽しめました。
【ほし太の日向ぼっこ】
画家モリゾ マネの描いた美女
少し前になりますが、
静岡市美術館主催の映画会で鑑賞しました。
マネの有名な絵画「スミレの花束をつけた ベルト・モリゾ」のモリゾは、
絵のモデルとしてだけでなく、
印象派が誕生した時から中心となって活躍していた女性画家です。
19世紀のパリ。
女性は家庭に入るものという時代。
良家の子女は一人で外出することもままならない中、
モリゾは姉とともに、良家の子女の嗜みとして絵を習っていたが、
師から才能を認められ、サロンへも出品するようになる。
そこで酷評を受けたマネと出会い、
美しいモリゾはマネからモデルを依頼されアトリエに通うようになる。
モリゾ自身もマネから絵を習い画家を目指す。
しかし、一緒に絵をかいていた姉は結婚してしまい、
戦争や、様々な苦難に遭遇し、悩みながら、
やがて印象派の中心画家として成長していくまでのお話。
映画では、マネとは恋愛関係には描かれず、
後のマネの弟と結婚しているということで、
実際はどうなのか、
そのあたりも気になるところですが、
当時の様子を知ることができたのがとても興味深かったです。
マネのアトリエでは、
私でも知っている有名な絵を描くシーンがとても印象的でした。
モリゾ自身の描く絵はほとんど映画には映されませんでしたが、
後で調べると、とても暖かな素敵な絵でした。
姉を描いている絵も多く、結びつきの深さが伺えます。
美しい絵とは裏腹に全体的に暗いシーンが多く、
それだけ当時の女性が置かれた境遇が
仕事を持つことに対して困難だったことがわかります。
【ほし太の日向ぼっこ】
仕上げ
塗りもの祭りで作った卵殻のアクセサリー。
そのままだとどうしても卵殻がはがれやすいので、
自分でもう一度上から呂色漆(黒)を塗りました。
そして乾いたところで、
耐水ペーパーで水研ぎし、
番手をあげながら磨きました。
貼ったばかりの状態より、
貝の輝きは薄くなってしまいましたが、
間に漆が入ったのでしっかりとまりました。
あれから玉子を食べると、
玉子の殻を捨てるのが勿体なくなってしまいました。
今度娘が帰ってきたら一緒にまた卵殻貼りやろうかな~。
【ほし太の日向ぼっこ】