新着記事

カテゴリー

アーカイブ

ほしいも 色の変化

ほしいも統計

日本各地のほしいも

よくあるご質問

ほしいもブログ

ほしいも農家の皆さん





ほしいもブログ

SHIZUOKAせかい演劇祭 〈不可能〉の限りで

フランス・アヴィニョン演劇祭史上初めての外国人ディレクターを務める、
ポルトガル出身のティアゴ・ロドリゲス氏の
演出作品『〈不可能〉の限りで』を観劇しました。
ブログに書く順番が逆になりましたが、
今年の演劇祭で一番最初に観劇したのがこの作品でした。
事前情報は公演30分前のプレトークのみで、
それによると、演出家と俳優が「赤十字国際委員会」と「国境なき医師団」の
メンバーと対話し創作した作品だということでした。
それを4人の俳優が独白という形で演じます。
不可能と呼ばれる紛争地帯と、私たちが暮らす可能の世界を行き来し、
人道支援を行っている人たちが直面する厳しい現実と葛藤は、
想像を絶するもので、実際にその場にいるような生々しさを感じました。
舞台は、天井からテントのようなものがワイヤーで吊り下げられているだけの、
とてもシンプルなセットです。
紛争地帯である山岳地帯を表しているのか、
難民キャンプを表しているようです。
後から途中、出演者がこのワイヤーを上げて徐々に変化させていきます。
テントの中からは一人のパーカッション奏者が現れ、
その音は、爆撃の音の様であり、頭上を飛び交うミサイルの爆音だったり、
時には心臓の鼓動のようなリズムを奏でます。

悲惨な現場を映像として観た訳ではないのに、
かなりリアルに頭の中にはその場の情景が浮かび、
感情が揺さぶられた120分間でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2025年05月02日 13:22