きらくな寝床
らっきょうの塩漬け

自然農の田んぼの横に野生化したらっきょうが生えています。
仲間たちはそれを毎年今頃掘って塩漬けを作ります。
この前苗床の草取りに行った時、
早々に作って持って来てくれた仲間の塩らっきょうが美味しかったので、
私も作ろうかなと思っていたら、
私の分も掘ってくれてありました。
でもらっきょうをキレイにするのは、なかなかの手間です。
掘ってくれた量を見たらとても1人でやれる気がしません。
確か姪が欲しいと言っていたのを思い出し、
掘ってもらった3分の2は姪にあげて(押し付け)、
残りを自分で塩漬けすることにしました。
キレイにしたらっきょうの重さをはかったら150g。
姪は確か350gくらいあって大変だったと言ってました。
ごめんね。

姪は塩の分量を、らっきょうの重さの3%できっちりはかったようですが、
私は適当に一つまみの塩をとりらっきょうにすりこんで、
ちょうどあった菊姫カップの中に入れたらピッタリでした。
月曜日の朝に塩漬けにし、
二日たった今朝一粒味をみてみたら、
「うん、美味しく浸かってる!」
冷蔵庫でそのまま冷やしておけばお酒のおつまみにもよさそうです。
150gくらいならそんなに大変じゃなくできてよかったです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2020 苗代の草取り

5月5日、籾まきからちょうど10日がたったので、
苗代の草取りに行ってきました。
そろそろ稲の芽も出ているだろうと期待して、
藁をどけると、一面びっしりと草の芽が出ていますが、
稲の芽は全く出ていません。

カイワレの赤ちゃんのような小さな草を丁寧に抜いていくと、
時々草の根に引っ張られて籾が表面に出てきます。
殆どの籾は蒔いた時と変わらない様子でしたが、
たまに長い根っこを出している籾もありました。
中心に写っている籾には3㎝位の根っこがはえていました。

抜いた雑草は苗代の外に出しますが、
その動きも大変なのでタッパーを置いて、
その中にまとめて入れることにしました。
アルファルファという牧草のような葉物によく似ています。
作業時間2時間の間、こういう草を何千本も抜きました。
そして見つけた稲の芽は5本だけ。
こんなに発芽が遅かったのは初めてかもしれません。

最後に不織布をトンネルにして終了。
次に来るときはたくさん芽が出ていることを期待します。

苗代の草取りの後、
土曜日に予定している共同の草刈りに参加できないため、
その代わりとして、
休憩場所近くの空き家の周りの草刈りをしました。

通路まで草ぼうぼうでした。

途中、美味しいコーヒーと手作りケーキの差し入れを頂き、
頑張って最後まできれいに刈り終えました。
この日の作業は正味4時間。
汗ばむ陽気でしたが気分は爽快でした。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2020 自分たちの苗代づくり

共同の田んぼの苗代作りの後に、
自分たちの田んぼの苗代を作りました。
大勢でやった共同の方はあっという間にできましたが、
自分たちの方は時間がかかります。
先ずは場所を決めて草刈りから始めます。

表面の土を削って外に出しやすくするため、
溝はまだ掘りません。

表面の土を出し草の根っこを取り除いたら、
少し耕してから土を手で細かくしていきます。

表面の土を細かくし終えてから周りの溝を掘り始めました。
1人がスコップで土に切り込みを入れ、
少し持ち上げてからもう一人が上げていくと、
きれいに整い、苗取りをした後に埋め戻す作業も楽になります。

種籾を3㎝四方に一粒づつ蒔いていきます。

上にかぶせる土を細かくします。
溝を掘ったのが遅かったので土が湿っていて、
細かくするのは大変でした。

出来た土をかけていきます。
籾が完全に隠れるまでかぶせます。

上から手で軽く押さえて平らにします。

去年の稲わらを切ります。
共同作業だと同時進行で誰かがやってくれますが、
自分たちの田んぼはすべて自分たちでやらなくてはならないので、
小さな田んぼとはいえ時間も手間もかかります。

切った藁をかぶせます。

不織布をかぶせて完成です。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2020 苗代づくり

4月25日、自然農の田んぼで苗代づくりをしました。
先ずは共同の田んぼで育てる赤米の苗床から。
草を刈り、周りに溝を掘って苗床の大きさを決め、
表面の土を削り外に出し表面にある草の種を除きます。
その後残った草の根っこを丁寧に取り除きます。

表面を少し耕して土の塊を手で細かくして、
表面を手でポンポンと抑えながら平らにします。

種もみを3㎝四方に一粒の間隔で蒔いていきます。
黒い土の上に小さな灯りがともったように見えます。

溝を掘った時に出た土をふるいで細かくしておきます。
この作業は何気に一番大変です。
細かくするために、
溝を先に掘って中から出た土を乾かしておくのがいいです。

出来上がった土を蒔いた種もみの上からかぶせます。
籾が見えなくなるまで土をかぶせたらまた手で軽く押さえます。

去年収穫した稲わらを7~8センチに切ります。

切った稲わらを土の上からかぶせます。
これは保温と保湿と鳥よけです。

最後に不織布を上からベタ掛けして終了。
今年から田んぼを始める仲間が、
来る途中で自分たちの田んぼ用に、
この不織布を買いにホームセンターに寄ったら、
マスク不足の影響で品切れになっていたそうです。
こんなところにも新型コロナの影響がありました。
この後は、7日から10日ほどで発芽しますが、
草の方が早く芽を出すのでその頃にはまた草取りに訪れます。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2020 共同作業一回目

4月11日、今年一回目の田んぼの共同作業がありました。
まだ何も手を入れていない我が家の田んぼです。

参加者が揃うまでイノシシ除けの柵周りを除草しました。

揃ったところで本日の草刈り場所に移動。

坂ノ上公民館の先にある、水路周辺を除草しました。
ススキが生い茂っていて最初は水路も見えないほどでした。

一時間ほどかけてようやく水路が見えてきました。

場所を移動して手前の水路周辺の除草もしました。
先程の場所に比べると草もまだかわいいので楽でした。
ノカンゾウは他の草を抑えてくれるそうで残しておきます。
石垣だけをきれいにしました。
共同作業は一時間半ほどで終了。

その後、マイ田んぼの石垣の草を刈りました。

水路から下田んぼに流れ落ちた土を上げもどし、
周りの水路のところも除草して作業終了。
時間はそれほど長くはありませんが、
久しぶりの農作業で手首と腰がかなり痛かったです。
少し汗ばむ陽気でしたが、
田んぼのいい空気を吸い、周りの山の景色を眺めて気分爽快でした。
次の作業は25日に苗代づくりです。
【きらくな寝床】
金継ぎ

新型コロナの影響でこの後しばらくお休みとなってしまう漆塗りの同好会。
お休み前の最後の教室で、
娘が先日の規制の折に持って帰ってきた割れた器を継いできました。
最初に、割れた断面に金属のやすりを満遍なくかけておきます。

強力粉を水で練ってから生漆と合わせて糊漆(麦漆)を作ります。
まるでチョコレートをテンパリングしているようで美味しそうです。
よーく練ってこんなに粘りが出てきたら完成です。
それを割れた断面に薄く塗って貼り合わせます。

段差が出ないように注意して貼り合わせたら、
マスキングテープで動かないように固定します。
はみ出た漆をテレピンでなるべく拭き取っておきますが、
あまりやりすぎるとくっつかなくなってしまうので慎重にやります。
と初日の作業はここまで、
この後教室はお休みなってしまうので、
しっかりつくまではこのまま置きますが、
次からの作業は家でやります。
【きらくな寝床】
金継ぎその後

先日貼り合わせたところに漆で線を描いたカップのその後です。
漆塗り同好会の金継ぎが得意な仲間から、
「引いた線が太かったり、はみ出ていて修正したい場合には、
漆が乾いた後、つまようじの先にテレピン油をつけて、
気に入らない部分を引っ掻いたら、掻き落とすことができて、
きれいな線に修正することができます」
という丁寧な説明をしていただきました。
補足として、
「つまようじは面でなく線で整えるので、
広い範囲を汚してしまったら引いた線を消さないように気をつけて、
げき落ちくんできれいにした方がいいと思います」
とのアドバイスに従ってげき落ちくんを採用し、
なんとか汚れはきれいに落ちました。
が、今度は本当にちゃんとくっついているのか心配になって、
カップに水を入れて置くことにしました。
するとあら大変、カップから水がしみ出て来ました。
これは失敗だと思い、慌ててまた仲間に助言を求めると、
これはよくあることだそうで、
「テレピン油で薄めた生漆を表裏両面に塗って、
内部に染み込ませて一日置いてから、
表面の汚れをげき落ちくんで拭いたら多分漏れはとめられます」
と教えてもらいその通り実践。
それが写真の状態です。
その後もう一度水を入れてみると確かに漏れは止まりました。
持つべきものはデキル友人です。
【きらくな寝床】
手作りお味噌 その3

大豆を全部茹で終わって友人の待つ坂ノ上に着くと、
準備万端用意されていました。
杵と臼、糀を塩切りして大豆と合わせるための大きな飯台。
どれも我が家にはないので、
一緒にお味噌を作らせてもらえてとても助かります。

先ずは糀と塩を混ぜ合わせる作業「塩きり」をします。
塩の分量は、糀+大豆(乾燥豆の重さ)の22%です。
カメの底にまく分と、一番上にまく分の塩をとっておいて、
残りはよ~く混ぜ合わせ、固まった糀もほぐします。

今回も山形の有機大豆と在来種の豆を別々に仕込みました。
先ずは山形の大豆から。
新豆ではないので毎年茹でるのに時間がかかり、
しかも完全に柔らかくならないのでつぶすのも大変です。
そこで今年は姪から教わって高い圧力がかかるゼロ活力鍋を買いました。
すると、例年柔らかくならなくて苦労していた豆が、
驚くほど軟らかくなり、つぶす作業も楽になりました。

つぶした大豆と塩切りした大豆をよく混ぜ合わせて、
団子にしていきます。

出来上がった味噌玉を、
カメに投げ入れていきます。

空気が入らないように勢いよく、
どんどん投げ入れます。

味噌玉が全部入ったら上からげんこつで押し込み、
平らにならします。

上にとっておいた塩をまき、
昨年も使ったさらしをそのままのせて、
板をのせて、この上に重しをしたら完成です。
このまま来年の年明けまで熟成させます。
【きらくな寝床】
手作りお味噌 その2

自然農の畑で作った在来種の大豆を、
一晩浸水させておいたらこんなにふっくらしました。
色も緑だし、形も少し細長くて、
明らかによく見かける大豆とは違うことがわかります。
畑を借りている坂ノ上で作られ続けていた豆なので、
土地にあっているのでしょう。

手作り味噌の準備として、
昨年仕込んだお味噌をカメから出しました。
昨年から自分で作った大豆(在来種)と、
タツマで仕入れた有機大豆の両方でお味噌を作っていますが、
同じ日に同じ糀を使って同じように仕込んだのに、
出来上がったお味噌の色が全く違うことに驚きました。
この濃い色のお味噌は在来種の豆で作ったお味噌です。
舐めてみるとお味噌のしょっぱさも感じますが甘みもあります。

こちらはタツマで仕入れた山形産有機大豆を使ったお味噌。
大豆の色が白いので在来種の豆の味噌よりも色が薄い仕上がりです。
こちらは味噌らしい味でいつもの我が家の味です。
昨年は豆が柔らかくならなかったので豆の粒もたくさん入っています。

両方のお味噌をすべて取り出し、タッパーに詰めました。
これを一年かけて食べます。
空いたカメは洗わずにそのまま新しいお味噌を仕込みます。
【きらくな寝床】
金継ぎ

新年一回目の漆塗り同好会があり、
年末からやりかけのカップの金継ぎを仲間から教えてもらいました。
漆でしっかりとくっついたので、
そこに上から漆を塗るのですがそのままでは漆がうまくのらないので、
通常「研ぐ」という作業をします。
金継ぎの場合は、貼り合わせたところをとがったやすりで引っかいていくそうです。
これは全部引っかき終わったところです。
貼り合わせ部分が白くなっています。

貸してもらったやすり、ダイヤモンドやすりというそうです。
先がとがっていてやり易かったです。
百円ショップにも売っていると聞いたので探しに行こうと思います。

貼り合わせたところに細い筆で漆を塗りました。
長い線はなかなかうまく描けず、
一度書いた線は気に入らなかったので、
テレピンで消してもう一度チャレンジしました。
これでもうまくはないけれど初めてなので良しとします。
【きらくな寝床】