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ほしいもブログ
丸干し芋いろいろ。
今日は丸干し芋の味の違いを食べ比べしてみました。
まずは、今年大注目の「紅はるか丸干し芋」
違う生産者が作った3種類の丸干し芋を食べ比べ。
見た目の形状はどれも細長くて似ていますが、色は個体差があります。
どれも甘みがかなり強いけれど、
一番色が薄い黄色のが、お芋の風味が濃いコクのある味がしました。
紅はるかもただ甘いだけじゃないんだ…。
次に食べたのは「紅まさり丸干し芋」
色が茶色っぽくあまり女性受けはしなさそう。
こちらも生産者の違う2種類を食べ比べ。
紅まさりも紅はるかに負けず劣らず甘くてびっくり!
甘さの中に、焼き芋のような香ばしい風味があり、
紅はるかと比べるとこっちの方がお芋らしい味です。
スタッフの中では、紅まさりが一番好き♪という声も出ました。
その次は「玉乙女丸干し芋」
コロンとした丸っこい形状で色がとっても綺麗
玉子の黄身のような黄色です。
まさに女性に受ける要素満点。
先の2品種に比べると甘さはちょっぴり控えめですが、
その分サツマイモらしさが感じられます。
人によっては(特に女子は)これが一番!
という人も多いです。
そして一番期待の「いずみ丸干し芋」
形状はやっぱり細くて色もちょっぴりさえない感じの黄色。
というのは、いずみには一番外側の皮の内側にも薄皮があり、
そこまで綺麗にむかないと、干しあがった時にくすんだ色になってしまうからです。
切ってみるとお芋の中身は綺麗なレモン色。
周りが黒っぽいのでまるで「いぶりがっこ(沢庵の燻製)」みたい。
一口食べると…
やっぱり甘~い、そして説明し辛いけど、
いずみらしい風味がコクを感じさせます。
茨城産いずみがやっぱり“一番”と思わせてくれる堂々たる味わいです。
最後に食べたのが「玉豊丸干し芋」
もう何十年も市場を独占していた茨城産干し芋の王様的品種でしたが、
ここ何年か不作が続き、正直新品種にその座を奪われてしまうかも…。
という気がしていました。
ところが、今年の玉豊丸干し芋を食べてその美味しさに驚きました。
色は相変わらずあまりきれいとは言えない黒ずんだ薄黄色。
かたちはふっくらとした丸。
一口かじると、そのあまりの甘さに芋餡を食べているかのよう。
ちょうど数日前に義母と「焼き芋あんぱん」を半分こにして食べたけど、
甘さがその時の餡に匹敵します。
そして何よりその食感。
ねっとりとしっとりと他の丸干し芋にはない柔らかさです。
というのは玉豊は丸っこい形状のお芋なので、
丸干しにすると他の品種に比べ、
中心はより柔らかく干しあがるからだそうです。
改めて玉豊というお芋の底力を再確認できました。
私は紅はるかの干し芋は「まるでボンタン飴のよう」と言っていたので、
ためしにボンタン飴も買ってきて食べ比べてみました。
するとびっくり!
水飴と砂糖でできているボンタン飴が干し芋よりも甘くない!
というのはボンタン飴にはミカン果汁が入っているので酸味があります。
だから、ボンタン飴の後にどの丸干し芋を食べても甘く感じます。
サツマイモが自然に作り出した甘さがお砂糖に勝つとは、
いやはや驚きました。