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ほしいもブログ
春信一番! 写楽二番!
友人と静岡市美術館で開催中の『春信一番! 写楽二番!』を鑑賞してきました。
アメリカのフィラデルフィア美術館所蔵の浮世絵名品展です。
浮世絵展とは関係のない話ですが、
フィラデルフィア美術館前の階段は、
映画ロッキーの中で、
ロッキーがトレーニングしながら駆け上がっていく階段なんだそう。
懐かしいです。
さて展示内容はというと、
浮世絵版画が墨一色で摺られていた「墨摺絵」から始まり、
錦のように美しいことから「錦絵」と呼ばれた多色摺りにいたるまでを、
順を追って紹介しています。
明和2年(1765年)、
江戸の趣味人たちの間で絵暦を交換することが流行り、
浮世絵の技術が飛躍的に向上したのだそう。
鈴木春信らの絵師が趣向を凝らして描きあげ、
彫り、摺り師が繊細な技術で彫り、摺った浮世絵版画はまさに芸術品でした。
お馴染みの、写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」、
北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」、広重「富士川上流の雪景」
や歌川国芳「かごのとりすずめいろどき」など、
素晴らしい作品の多い中、
私が一番感動したのが、鈴木春信の「やつし芦葉達磨」という錦絵でした。
この作品は、あえて輪郭線を描かず、
川面を流れる芦の葉の上に立った達磨様(美人)の軽さを表現していて、
ピンク一色に見える着物地には、
実は空摺(からずり)といって、あえて色を付けずにバレンで摺り、
凸凹の陰影だけで表現する方法がとられています。
実物を近くで観なければ絶対にわからない、
細かな表現におどろきました。
素晴らしかったです。
江戸以外の地で作られた錦絵の紹介もあり、
150点余りの作品を鑑賞するのに3時間ほどかかり、
大変見応えのある美術展でした。
日時: 2015年09月24日 18:28