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ほしいもブログ
久しぶりのコンサート。
5月21日静岡音楽館AOIで行われた、
国立音大同窓生3人による「Trio Amicus」の
ジョイントリサイタルに行ってきました。
フルート佐藤充一氏、サクソフォン北山敦康氏、ピアノ服部慶子氏による演目は、
中々個性的でユニークな選曲の数々でとても楽しめました。
久しぶりのコンサートホールで聴く生の演奏はとても贅沢で、
まさに体と心にくまなく音楽のシャワーを浴びたような
満ち足りた気分になりました。
第1部
☆ケクラン:ジーン・ハーロウの墓碑 作品164(トリオ)
充一さんから前に、コンサートの1曲目は短めの曲を選んでいると聞きました。
それは、もし開始時間に間に合わなかった人がいても、
次の曲から楽しめるようにという配慮から。
今回も3分ほどの短い曲ですが、とても美しい旋律で、
ここから始まるリサイタルへの期待がより高まりました。
調べたら、ケクランはフランスの作曲家で、
若くして亡くなったアメリカの映画女優、
ジーン・ハーロウを偲んでかかれた曲なのだそうです。
☆ドゥメルスマン:演奏会用ソロ第6番 作品82(フルート&ピアノ)
何度も聴いたことのある曲ですが、コンサートホールで聴くとまた格別。
フルートのヴィルティオーゾ(巧みの技)を存分に発揮させる曲として有名ですが、
イタリア風協奏曲という親しみやすい旋律自体がとても耳に心地よい大好きな曲です。
☆ヴォーン・ウィリアムズ:イングランド民謡による6つの習作(サクソフォン&ピアノ)
Ⅰ.水の上は素敵 Ⅱ.スパーン・ポイント Ⅲ.ヴァン・ディーメンズ・ランド
Ⅳ.彼女は母親から少しのお金を借りた Ⅴ.貴婦人とドラゴン Ⅵ.ロンドン橋を渡って
短くて可愛らしいフレーズの曲たち。
サクソフォンの優しい音色と、とてもよく合っていました。
聴きながら「アイルランド民謡みたいだなぁ」と思ったら、
ちゃんと曲名にイングランド民謡による…と書かれてました。
プログラムのどこを見ていたんだか(汗)
ユニークなタイトルですが、曲を聴いた限りでは
なぜこのタイトルなの?と感じました。
☆モロスコ:ブルー・カプリス(サクソフォンソロ)
ポール・ボノーによる、
無伴奏サクソフォンのための〈ワルツ形式によるカプリス〉を
強く意識して作られた曲ということで、
随所にインプロヴィゼーション(即興演奏)として
そのモチーフが演奏されたようですが、
初めて聴く曲で、途中のインプロヴィゼーションはわかりましたが、
そのモチーフという深いところまでは理解できませんでした。
単純に楽しめた曲で、とても格好よかったです。
ここで1部が終了。長くなってしまったので2部の様子は明日にします。