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ギュスターブ・モロー展

6月23日(日)まで汐留のパナソニック美術館で開催中の、
ギュスターブ・モロー展に、
先日の出張の折に行って来ました。
ここは初めてでしたが、それほど混雑もなく、
すんなりと入場できた上に、
作品点数はそれほど多くはないけれど、
好きな作品の目の前でゆっくりと鑑賞できてとてもよかったです。

ギュスターブ・モローは象徴主義の代表的な画家です。

象徴主義というのは、
19世紀後半にフランスやベルギー、ロシアで起きた芸術運動で、
文学では、ボードレール、マラルメ、ランボーなどが代表的な作家とされ、
概念や、意味、価値などを、それを連想させる具体的事物や、
感覚的形態によって間接的に表現する作風を指すらしいです。

また絵画の世界ではロマン主義や印象派において、
ゴシック的な要素が見られる作品を指し、
後期印象派の一つの流れとされているそうです。

本展は、サロメと宿命の女たちーというサブタイトルどおり、
サロメを中心に、
神話や聖書に登場する男性を破滅に導くファム・ファタル(宿命の女)
を描いた作品が多く展示されていました。
中でも『出現』や『一角獣』など、私でも見知っていた有名な作品が、
ほとんど目の前で独り占めに鑑賞できて大満足でした。

それにしても、悪名高いファム・ファタルを描きながら、
実生活では、それと正反対の大人しい従順な女性を愛したというところが、
なんとも複雑な人間性を表していて面白かったし、
モローが、自宅をそのままギュスターブ・モロー美術館として改装し、
国に寄託したという、内部の写真も多く展示され、
美しく機能的なこの個人美術館をいつか訪れてみたいと強く思いました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2019年06月02日 17:09