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劇団SPAC「グリム童話」

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昨年の春、震災の後友人に誘われて
「グリム童話ー少女と悪魔と風車小屋」を観ました。

グリム童話を題材にしたお芝居なので、
子供向けなのかと思いきや、深い内容でとても感動しました。

とくに王様の最後の言葉はあれからずっと心に残っています。
(大事な台詞なので、ここではそれを記すのは控えますが…)
あのショッキングな震災のあとだったので、
余計にその言葉が胸にしみました。

家族にも見せたいと思っていたら再演が決まり、
予約開始と同時に今回の予約をしました。

それは「少女と悪魔と風車小屋」と
新作のグリム童話「本物のフィアンセ」の二本立て。
お芝居の二本立てを観るのは初めてだし、
一つは昨年とても感動した1本なので開演前から楽しみにしていました。

原作はフランス人劇作家のオリヴィエ・ピイ氏。

わたしはオリジナルの上演を観たことはありませんが、
台詞だけが同じで、セットも音楽も進行もすべてが、
SPAC総監督 宮城聡さんの演出です。
(宮城さんに聞いたら、音楽は1曲だけオリジナルと同じだそう)

SPAC版は、日本的な要素が随所に盛り込まれています。

美しい舞台は折り紙の世界で表現され、
独特の台詞回しは、落語や狂言や歌舞伎のようでした。
白と黒、明と暗が反転する舞台は紙芝居を思わせます。

役者さんは、独特のポーズを決めて台詞を話します。
動きと台詞が交互で、感情がこもらない言い回しと能面のような表情で
独特の世界観を表現しています。

新作「本物のフィアンセ」は、
「少女と悪魔と風車小屋」を観た人にとって、
さらに嬉しい仕掛けがしてありました。

さまざまなメッセージが含まれているように感じましたが、
私は、特別な人じゃない多くの埋もれた普通の人の人生こそが
世界を創り、輝かせているんだなと観ていて思いました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2012年02月28日 13:51