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きらくな寝床

手作りお味噌 その3

大豆を全部茹で終わって友人の待つ坂ノ上に着くと、
準備万端用意されていました。

杵と臼、糀を塩切りして大豆と合わせるための大きな飯台。
どれも我が家にはないので、
一緒にお味噌を作らせてもらえてとても助かります。

先ずは糀と塩を混ぜ合わせる作業「塩きり」をします。
塩の分量は、糀+大豆(乾燥豆の重さ)の22%です。
カメの底にまく分と、一番上にまく分の塩をとっておいて、
残りはよ~く混ぜ合わせ、固まった糀もほぐします。

今回も山形の有機大豆と在来種の豆を別々に仕込みました。
先ずは山形の大豆から。
新豆ではないので毎年茹でるのに時間がかかり、
しかも完全に柔らかくならないのでつぶすのも大変です。
そこで今年は姪から教わって高い圧力がかかるゼロ活力鍋を買いました。
すると、例年柔らかくならなくて苦労していた豆が、
驚くほど軟らかくなり、つぶす作業も楽になりました。

つぶした大豆と塩切りした大豆をよく混ぜ合わせて、
団子にしていきます。

出来上がった味噌玉を、
カメに投げ入れていきます。

空気が入らないように勢いよく、
どんどん投げ入れます。

味噌玉が全部入ったら上からげんこつで押し込み、
平らにならします。

上にとっておいた塩をまき、
昨年も使ったさらしをそのままのせて、
板をのせて、この上に重しをしたら完成です。
このまま来年の年明けまで熟成させます。

【きらくな寝床】

日時:2020年01月26日 06:58

手作りお味噌 その2

自然農の畑で作った在来種の大豆を、
一晩浸水させておいたらこんなにふっくらしました。
色も緑だし、形も少し細長くて、
明らかによく見かける大豆とは違うことがわかります。

畑を借りている坂ノ上で作られ続けていた豆なので、
土地にあっているのでしょう。

手作り味噌の準備として、
昨年仕込んだお味噌をカメから出しました。
昨年から自分で作った大豆(在来種)と、
タツマで仕入れた有機大豆の両方でお味噌を作っていますが、
同じ日に同じ糀を使って同じように仕込んだのに、
出来上がったお味噌の色が全く違うことに驚きました。
この濃い色のお味噌は在来種の豆で作ったお味噌です。
舐めてみるとお味噌のしょっぱさも感じますが甘みもあります。

こちらはタツマで仕入れた山形産有機大豆を使ったお味噌。
大豆の色が白いので在来種の豆の味噌よりも色が薄い仕上がりです。
こちらは味噌らしい味でいつもの我が家の味です。
昨年は豆が柔らかくならなかったので豆の粒もたくさん入っています。

両方のお味噌をすべて取り出し、タッパーに詰めました。
これを一年かけて食べます。
空いたカメは洗わずにそのまま新しいお味噌を仕込みます。

【きらくな寝床】

日時:2020年01月25日 16:55

金継ぎ

新年一回目の漆塗り同好会があり、
年末からやりかけのカップの金継ぎを仲間から教えてもらいました。

漆でしっかりとくっついたので、
そこに上から漆を塗るのですがそのままでは漆がうまくのらないので、
通常「研ぐ」という作業をします。
金継ぎの場合は、貼り合わせたところをとがったやすりで引っかいていくそうです。

これは全部引っかき終わったところです。
貼り合わせ部分が白くなっています。

貸してもらったやすり、ダイヤモンドやすりというそうです。
先がとがっていてやり易かったです。
百円ショップにも売っていると聞いたので探しに行こうと思います。

貼り合わせたところに細い筆で漆を塗りました。
長い線はなかなかうまく描けず、
一度書いた線は気に入らなかったので、
テレピンで消してもう一度チャレンジしました。
これでもうまくはないけれど初めてなので良しとします。

【きらくな寝床】

日時:2020年01月18日 17:47

自然農の田んぼ 2020 新年餅つき会

1月12日、自然農の田んぼの仲間と一緒に、
新年の餅つき会をしました。

お天気が心配でしたが、
なんとか曇りのまま持ちこたえてくれました。
寒い日だったのでかまどの暖かさが嬉しいです。

昨年は共同田んぼのもち米が収穫できなかったので、
仲間からもち米を提供してもらいました。
それを玄米のままお餅につきます。

仲間が自分の田んぼで収穫した黒米と玄米のもち米を、
1:1の割合で混ぜた黒米のお餅です。

最初のこづきが大変です。
これをしっかりやっておかないと餅をついた時にもち米が飛び出してしまいます。

黒米がなかなかつぶれずプチプチとした食感が残りますが、
とてもおいしいです。

つきあがった餅はすぐにみんなで小さくちぎって丸めます。
緑色はヨモギ入りのお餅です。
ヨモギは春になると田んぼにたくさんはえてくるので、
それを冷凍しておきます。

普通の玄米餅と、ヨモギ餅、黒米の餅の三種類。
他に各自の一品持ち寄り料理が並びました。
我が家は、車麩のカツときのこ汁、白菜の漬物を持参しました。

食後に田んぼ主催者の町田さんがコーヒーの野点です。
生豆を自分で焙煎しその場で挽くので、
とても薫り高く味わい深いコーヒーでした。

コーヒーと一緒に自家製の焼き菓子も登場。
これは、ブルーベリーのパウンドケーキ。

リンゴとナッツのケーキもありました。
どちらも絶品です。

美味しかったです。

【きらくな寝床】

日時:2020年01月13日 14:38

年賀状

年末はいつも仕事が忙しいので、
毎年年賀状はお正月に書いています。

ところが1月3日から友人と遊びに出かける予定をいれてしまったので、
なんとか年内に投函しなければと、頑張りました。
29日にほぼ徹夜で彫りと摺りをやり、
30日に宛名を書き、
夜郵便局に投函してきました。
全部で50枚。
クリスマスまでに投函すれば元旦に配達してくれますが、
30日だといつになるのかなぁ。
でもこれで清々しくお正月が迎えられます。

【きらくな寝床】

日時:2019年12月30日 20:45

自然農の田んぼ 2019 収穫祭

12月8日、田んぼで収穫祭を行いました。

みんなが集まるまでは、それぞれ自分たちの作業をしています。

遠くに見えるのは、脱穀した籾コメを唐蓑にかけて、
ゴミをとばしているところです。

天日干ししていた大豆の鞘から豆を取り出しています。
これも大変な手間です。

みんなで食べるご飯を釜で炊いています。

炊きあがって蓋を開けると、カニ穴ができていました。
美味しそう~。

毎年この会は、一品持ち寄りでみんなで食事会をします。
私は、去年好評だった『丸干し芋のサラダ』を作りました。
他にも二品『玄米の五目チラシ』と『芋がらと油揚げの煮物』を持っていきました。

他のメンバーは、畑で作った黒豆や大豆、里芋、野沢菜のお漬物。
地元産の椎茸の含め煮、野菜のおでん、お味噌汁、しょうがの佃煮、
豆腐の味噌漬け、切り干し大根とカイワレのサラダ、米粉のパウンドケーキなど、
少しづつ食べても全部食べ切れないほどお腹がいっぱいになりました。

食事の後、我が家の田んぼで収穫した新米の籾摺りをしました。

籾摺り機に少しづつもみ米を落としていかないと、
すぐに詰まってしまいました。
結構時間がかかり大変です。

一回通したところです。
まだまだ籾米がたくさん混ざっています。
去年は一回しか通さなかったらしく、
前日に玄米を研ごうとしたら、
たった5カップの玄米に500粒以上の籾米がありました。
それを取り除くだけでもかなり時間がかかるので、
今年はちゃんと2回通します。

2回通したお米です。
まだ籾米もありますがかなりきれいになりました。
ここまでやって重さを計ったら、7.805㎏でした。
ほぼ去年と同じ数量です。
これでやっと新米が食べられます。

【きらくな寝床】

日時:2019年12月09日 17:37

自然農の田んぼ 2019 番外編 大豆畑

稲の脱穀の後、大豆の収穫もしました。
今年は、芽が出てすぐに鳥に食べられてしまい、
最初に播種した豆はほぼ全滅でした。
そのあともう一度蒔きなおしたのですが、
時期が遅すぎたためか、また鳥に食べられてしまったのか、
ちゃんと育ったのはまばらでした。

田んぼほどしっかりと草取りもしていないので、
あたり一面草ぼうぼうで、とても畑には見えません。
どこに大豆が植わっているか探しながらの収穫です。

大豆は葉もすっかり枯れ落ちて、
こんな感じで植わっています。

それでもちゃんと実をつけてくれたのもありました。
大豆は強い作物ですね。
来年は、あらためて播種する時期と、
鳥よけ対策をしっかりしようと思います。

収穫した大豆はそのまま田んぼで天日干しにするのがいいのですが、
年内はもう田んぼに行けるかわからないので、
家に持って帰り、軒下に吊るして乾燥させています。
昨年よりはだいぶ少ないけれど、
どれくらい収穫できたのか楽しみです。

【きらくな寝床】

日時:2019年11月19日 16:54

自然農の田んぼ 2019 脱穀/唐蓑

11月17日、稲刈りから3週間たち、
天日干ししてあった稲の脱穀に行ってきました。

稲刈りは我が家がトップバッターでしたが、
他の仲間もすでに終了していて
立派な稲架がいくつもできていました。
ここは、稲の隣に大豆も干してあります。

ご夫婦二人で広い田んぼをやっているTさんの稲架は、
かなり大きめです。

これが足踏み脱穀機です。
通称ガーコン。
昔のミシンのようにペダルを足で踏むと、
突起の着いたドラムが回転し、稲穂の先を当てて脱穀します。

穂からとれたモミが飛び散らないよう周りを布で囲います。
これで準備完了。

稲架から稲を外し、一束づつ脱穀します。

脱穀しただけでは、もみ米に稲わらやゴミが混じっています。
それをこの唐蓑(とうみ)にかけてきれいにします。

ハンドルを手で回すと中の羽が回転し風が起こります。
そこに脱穀したもみ米を少しづつ落としていくと、
軽い稲わらやコメの入っていない未熟なもみ米が飛ばされ、
下にいいもみ米だけが落ちるようになっています。
とはいえ一回ではなかなかきれいにならないので、
3~4回繰り返します。

唐蓑をかけ終わったお米です。
来年の種もみを除いて9.785㎏でした。

調べたら昨年は9.63㎏だったのでほぼ昨年並みの収穫でした。
ちなみに一昨年は18.12㎏、その前の年が6.5㎏なので、
まあまあというところでしょうか。

【きらくな寝床】

日時:2019年11月18日 14:20

自然農の田んぼ 稲刈り

10月27日、自然農の田んぼの稲刈りに行ってきました。
一週間ほど前から「そろそろ稲刈りできるよ」と友人から連絡がありましたが、
なかなかいいタイミングで天気がよくならなかったのでようやくです。

田んぼの横を流れる藁科川の河原では、
貴重な日差しを楽しむようにカモが日向ぼっこをしていました。

我が家の田んぼと仲間のいくつかの田んぼは、
先日の台風19号の影響か稲が倒れてしまいました。
何年もやっていますが初めてです。

秋の日は釣べ落としなので、着いてすぐに稲を刈り始めました。

昨年までは稲刈りの前に一度草取りをしていたのですが、
今年は雨続きもあってできなかったので、草がかなり茂ってしまいました。
稲を刈ったら一緒に草が混じってしまうので、
余分な草を抜きながらの作業は結構手間がかかります。

育ちのよさそうな株を来年の種もみにとっておくので、
刈りながら選んで別にしておきます。

倒れて水に浸かっていた稲は発芽してしまいました。
話には聞いていましたが初めて見ました。
芽も根も長く伸びてしまっています。
残念ですがこの稲は田んぼにおいてきました。

それでも、育ちの良かった稲は36本も分けつしていました。
反対に3本だけの株もありました。
古代米の方は32本が最高でした。

或る程度刈りとって場所ができたら、先に稲架を作ります。

刈った稲は昨年の稲わら2本を使って縛り、
どんどん稲架にかけていきます。

17時を回るとあたりがどんどん暗くなってきました。
作った稲架の半分までかけたところで稲刈り終了。
残り半分は隣の田んぼでやっている仲間の稲をかけます。

途中でバッタのカップルが飛んできました。
恋の季節ですね。

【きらくな寝床】

日時:2019年10月29日 14:38

棟上げ

友人が家を建てています。
大工さんではありませんが、
専門家の教えを受けながらできる限り自分の手で作っています。
今日はその棟上げで、
なかなか見られるものではないので、見学させてもらいました。

柱を立てる順番は棟梁と友人(現場監督)が、
綿密に書かれた図面を見ながら話し合って決めていました。

面白いと思ったのは、柱を下にはめ込むとき、
上から木づちでたたかなければならない場面で活躍していた道具。
上に引っ掛ける形で、下についているおもりを下側に打ち付けると、
上をたたいている効果がありました。
ちょっと調べてみたら、スライドハンマーというものでしょうか。

柱のてっぺんに登らなくても叩けるのですごく便利そうでした。

材料はクレーンで吊って、
立てた柱のほぞと横木のほぞ穴を合わせて組み立てていきます。

友人は集中していてとても話しかけることはできませんでしたが、
奥さん(も友人)に話を聞いたところ、
娘さんの同級生の親御さんに、
山を持っている木こりの方と、木を運ぶ仕事をされている方がいて、
これまた知り合いの製材所で自分で製材にしたそうです。
地元の木が手に入り、それを製材にできる手段があったことが、
自分で家を建てる決め手になったようです。
前から知り合いだった大工さんに相談したら、
「自分で家を建てることほど面白いことはない!
それを人にやらせるのはもったいない」
と言われたんだって。

材料をすべて寸法を取り、印をつけてと、
準備の大変さは想像以上でしょう。

そして午前中の作業が終了した現場です。
私はここまで見学して午後は仕事に戻りましたが、
午後も夕方までやって、
明日一日かけて屋根までつけるそうです。

歓声が楽しみです。

【きらくな寝床】

日時:2019年10月09日 13:48