きらくな寝床
自然農の田んぼ2024 田植えの続き

今年は苗の育ちが遅く田植えがなかなか進みません。
毎週のように田んぼに行き育った分だけ苗とりをして、
田んぼの空いているスペースに移植しています。
6月8日も田植えの続きをやりに来ました。
田んぼの2/3くらいの面積に直播きした苗と移植した苗が植わっています。
まだ田植えが終わっていない田んぼも多く、
水路の水は控えめにしてあるそうですが、
我が家の田んぼにも少し水を入れてくれてありました。
天気がいい日が続いたので苗の乾燥が心配でしたが一安心です。

先週植えた続きから目印の紐を張って苗を植えていきます。
苗を植えるところは最初に草を刈ります。
水が入っているので膝をついた作業ができないのが大変です。

直播きした苗場から間引き出来るくらい育った苗を探して、
苗とりをします。
先週まだ育っていなかった苗が大きくなっていたらとります。
けっこう苦戦しました。

苗をとったら根が乾かないうちに移植していきます。
田んぼ全体に植えられるくらいの苗があるか心配です。
今年は仲間たちもみな苗の育ちが遅くて悪かったようで、
田植えを終えた仲間の苗が余っていないか聞いてみましたが
ありませんでした。
出来た苗をできた分だけ植えるしかありません。

結局この日は田植えを5列やりましたが、
あと残り2列近くが空いてしまっています。
この後草取りの時に育った苗があれば移植していく予定です。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2024 田植え

5月25日、籾まきから約ひと月たちました。
前回の共同作業からも2週間が経過したので、
苗と田んぼの様子を見に行きました。
田んぼ全体はかなり草ぼうぼうな印象で、
苗場も苗を囲うように草が伸びていました。
苗場の草取りをしながら、
密になって育っている苗を取り田んぼ側に移植しました。

被せてあった草を除けると、
稲の周りの草が伸びています。
苗を抜かないように慎重に草取りです。

場所によっては苗が密に育っています。
間引きの要領で苗とりをしました。

田植えする場所だけ草取りをして、
一尺間隔で苗を植えていきました。

苗場の約2/3の草取りと、
田んぼ側に2列の田植えをしました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2024 共同作業草刈りと苗床草取り

5月11日、共同作業の草刈りがありました。
今回は休耕田と土手上の除草です。
休耕田は草刈り機、土手上は鎌で刈りました。
2022年9月の台風で土手が崩されて以来の土手上には
ジャリが詰まった土嚢が積まれているようですが、
そこでも草は逞しく成長しています。。

反対側も木のように育った蓬とイタドリが、
繁茂していました。

台風で2回くずされた土手の補修が終わり、
今は川底を深くしているようです。

1時間ちょっとできれいになりました。

続いて4月28日に有志で籾を蒔いていた
みずほちから(米粉用品種)の苗床の草取りをしました。

とても丁寧に作られた苗床だったので、
しっかりした芽が出ています。

ポットで苗を育てている仲間の苗床にも、
芽がたくさん出ているのが確認できました。

我が家の直まきした籾はどうなったかと、
かぶせた草をどけて見たら、
ちゃんと芽吹いていたので一安心です。
場所によって発芽していないところもあったので、
この後出てくるのか、それとも消えてしまったのか次回確認です。

晴天続きで田んぼの土が乾いてしまうので、
草を刈って短く切り、
苗の上にそっとかぶせていきました。

草があると乾燥を防いでくれます。

石垣にも草が伸びていたので、
ここもきれいにしました。

きれいになりました。
全部で午前中2時間の作業でしたが休憩なしで頑張ったので、
なかなか大変でした。
【きらくな寝床】
椿のガク

漆を塗っていた椿のガクがいい色艶になってきたので、
ブローチにしてみることにしました。
百円ショップに、
ブローチ用の安全ピンが売っていました。
10本も入って110円です。

ガクの後ろ側をカッターで平らにして、
瞬間接着剤で安全ピンを止めました。
漆塗りのサークルにつけて行って皆に見せたら褒められました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2024 籾の直まき

4月28日、田んぼに籾を直まきしました。
前日に雨が降ったおかげで田んぼの土はちょうどよく湿り、
種もみにとっては良い環境でした。
実は昨年収穫したお米から種もみを取り置きせずに、
うっかり全部籾摺りしてしまったため今年は蒔く種がありません。
友人に玄米と種もみを交換してもらい、
28日に籾まきができるように浸水も頼みました。
見ると少し発芽しかかったところで丁度蒔きやすい籾米です。

これはポット苗を作っている友人から余った種もみをいただいたもの。
もうすでに発芽していて、
根っこもけっこう長く伸びているので取り扱い注意ですが、
この種も大事に植えてみました。
根付くかどうかは賭けです。

昨年から田んぼ全体の草は刈らずに
種もみを蒔くところだけ手で草を刈りながら、
土を少し耕して筋蒔きしています。
田植えの時のように目安のために紐を張り、
条間は50センチにしました。
調べたら昨年は45センチでしたが、
草取りの時に苗を踏んでしまうので今年はさらに広くとりました。

草を刈り一粒づつ種もみを置いていきます。
同じ姿勢でいる時間が長いので、
背中や腰、膝もすぐに痛くなります。

あまり厚く土をかけると芽出しが遅れ、
とは言え鳥に見つかって食べられないように、
籾がしっかり隠れるように土をかぶせます。
この日は天気が良く気温も高めだったので、
前日の雨で湿っていた土も、
浸水させていた籾もどんどん乾いていくので、
時間との勝負でした。

お昼の休憩もとらずに頑張って3時間ちょっと、
全部で10列の籾まきが終了。
何とか田んぼの半分近い面積に籾を蒔き終りました。

最期にアナグマと鳥よけの紐を張りました。
2週間後の共同作業の時に苗の状態の確認と草取りを予定しています。
【きらくな寝床】
陰刻

木版画の教室で先日講師の大久保先生が、
陰刻摺りの実演をして下さいました。
通常の版画は白い紙に順番に色をのせていきます。
それを陽刻と呼びますが、
陰刻は最初に背景を黒一色に摺ってから色をのせていきます。
黒を摺るときは、墨汁:ポスターカラーの黒を8:2くらいで混ぜるので、
漆黒といえるくらい真っ黒になります。
果たしてそれに色がのるのか心配になるほどです。

色々な紙とのせる色を変えて摺ったものを見せてくれました。
手前のススキや月は金色に見えますが、
黄色や黄土色をのせているそうです。

黒にのせる絵の具はかなり濃く溶き、
水はほんの少ししか使わないそうです。
その分糊はたっぷりめでした。
竹馬連をつかいあまり強い力でこすらないのがコツ。
強くこすると色が沈んでしまうのだそう。

のせる色や力加減で出る色が全く変わってきます。
陰刻は難しいと感じました。

モーブをのせるとこういう感じになります。
いつかは挑戦してみたいものです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2024 一品持ち寄り昼食会

4月6日、今年度の農作業を始める前の顔合わせを兼ねて、
一品持ち寄りの昼食会が自然農の田んぼでありました。
今年は桜の開花が遅れたおかげで
坂ノ上に向かう途中の藁科川沿いの桜が満開でとてもきれいでした。
山もところどころピンク色にお化粧していて
まさに「山笑う」景色。

皆が集まる前に我が家の田んぼの様子をみてきました。
オイヌノフグリや、カラスノエンドウ、ヘビイチゴの花が咲いていて、
田んぼにも春が訪れています。
今月末には籾まきですが、
今はまだ草も短くのどかな風景でした。

仲間たちが集まってきて、
それぞれの手作り料理が並び始めました。
メンバーが揃ったところで各自の料理の説明を聞きました。

右上から、お豆腐の梅酢漬け。
大根、筍、椎茸の煮物。
ジャガイモのと春菊のガレット。
菜の花と油揚げ、しめじのお浸し。
玄米稲荷ずし。

我が家が持参したのは、
干し芋の香草パン粉焼きと
丸干し芋と新玉ねぎ、ミックスビーンズ、プチトマトのサラダ。
お隣はジャガイモと春菊のかき揚げと菊芋チップス。

レタスサラダと梅酢豆腐、
ゆかりと梅干の玄米おむすびときんぴらごぼう。

焼津かつお節せんべいは手作りの竹で編んだお皿の上に。
そして、自然農の畑で作った大根で漬けたお手製の沢庵は、
柿の皮、リンゴの皮、みかんの皮、ウコンで色付けしたそう。
お隣はインドのお米「バスマティライス」を
ターメリックと一緒に炊いたものとスパイスで味付けしたひよこ豆。
自宅前で採取したわらびのお浸しでした。
かかっているお醤油は自然農をしている友人手作りの醤油だそう。
写真にはありませんが、
お豆腐の味噌田楽、胡麻みそとバジルのパイ、
ジャガイモのスパイシーサラダもありました。

ぽかぽか陽気の一日、
田んぼで美味しいお料理を食べながら仲間と語らい、
楽しい時間を過ごしました。
【きらくな寝床】
椿のがく

先日漆塗りの仲間から戴いた椿のがくです。
その方が、どこかのお店のテーブルコーディネートで、
椿のがくに漆を塗って箸置きにしてあったと教えてくれました。
たしかに面白い形なので、
飾りピンやブローチにも出来そうと思い、
自分でも漆を塗ってみることにしました。
表面を紙やすりで軽くこすってから、
漆をテレピンでシャバシャバに薄めたものを塗りました。
薄い漆は生地によくしみ込むので木地固めになります。
塗る前よりも色は少し暗くなりました。
この次からは薄めない漆を塗っていきます。
どんな仕上がりになるか楽しみです。
【きらくな寝床】
手作り味噌 本番

2月10日、ぽかぽか陽気で梅の花も満開です。
昨年の味噌づくりの時は、
まだ一輪か二輪咲き始めたところでした。
空も抜けるような青空です。

大豆3㎏と2㎏の下処理が全部終わっているので、
後は味噌玉を作ってカメに詰めていくだけです。
まずは糀の塩切りから。
これも3㎏と2㎏に分けて行いました。
大豆3㎏+糀3㎏には1.32㎏(22%)の塩を、
大豆2㎏+糀2㎏には0.88㎏の塩を入れてよく混ぜます。

しっかり塩切りできたらつぶした大豆とよく混ぜ合わせ、
味噌玉を作ってカメに投げ入れます。
上から良く押し込んで空気を抜き表面を平らにして塩をまき完成!
このまま夏を越せば美味しいお味噌の出来上がりです。
今年も無事に味噌づくりができてよかったです。
【きらくな寝床】
手作り味噌 いよいよ大詰め

山形産大豆3㎏を茹でてつぶし終わったので、
昨日から自然農の畑で作った在来の新豆2㎏に取り掛かりました。
まずはきれいに洗うところから。
売っている豆とは違い、
ゴミやくず大豆も混ざっているので、
洗いながらゴミとダメ豆を取り除きます。
これも結構手間がかかります。
きれいに洗い終えたら浸水させ、
一日置いたら茹で始めます。
アサヒの圧力鍋で古豆は10分圧をかけましたが、
新豆は圧が掛かったところで火をとめるので0分調理になります。
それでも古豆よりも柔らかくふっくらと煮上がります。
【きらくな寝床】