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令和6年9月 国立劇場 文楽鑑賞教室

歌舞伎に続き新国立劇場の小ホールで上演された、
文楽鑑賞教室を観劇しました。

まず最初は
伊達娘恋緋鹿子~火の見櫓の段

江戸時代実際にあった事件をもとに作られた
多くの浄瑠璃や歌舞伎の中の代表作。
原作全八巻のうち現在は多くの場合、
六の巻「八百屋の段」の最後に、
「火の見櫓の段」として独立して上演されるのだそう。

お七が、恋しい吉三郎に剣を届けるため、
命がけで半鐘を打ち鳴らします。
美しい着物姿のお七が雪の中、
髪を乱しながら火の見櫓の梯子を登るシーンは美しく、
人形遣いの姿を隠くす演出が、
まるで人形自身が登っているように見えて大変驚きました。
江戸時代の人もさぞ驚いたことでしょう。

間に、文楽の魅力と題し
吉田蓑太郎さんによるわかりやすく興味深い解説がありました。

最後は歌舞伎と同じ演目「夏祭浪花鑑」の上演です。
文楽では、序幕はなく釣舩三婦の段と長町裏の段の二幕でした。
歌舞伎を観たばかりですが、
大夫の語りと三味線の音色、
人形遣いの操る世界にどっぷりと浸かり、
次第に人形が演じていることを忘れて物語に引き込まれました。
とくに長町裏の段では、
団七九郎兵衛の人形が全身入れ墨姿で、
凄惨な義平次殺しをたっぷりとみせます。
あらためて文楽の奥深さを体験できた今回の鑑賞教室でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2024年09月25日 17:12