漫画 マチネとソワレ 大須賀めぐみ著
娘が今推しているという漫画を持ってきてくれました。
それがこの「マチネとソワレ」で、
タイトルからもわかるように演劇の話ですが、
そこにSF要素が加わり、
ぶっ飛んだキャラクター達に翻弄されながら、
主人公である三ツ谷誠が役者として成長していく物語。
5年前に亡くなった天才役者の兄・御幸と常に比較されてきた誠が、
やっと掴んだ大役の制作発表の場でも、
聞かれるのは兄のことばかり、
兄が亡くなったショックで意識混濁している母からも兄と間違われ、
失意のまま乗った水玉模様のタクシー。
渋谷で降りると街頭ビジョンには死んだはずの兄・美幸が、
自分の演じるはずだった役について語る姿が…。
いつの間にか紛れ込んでしまったこの世界は、
自分が死んで兄が生きているパラレルワールドでした。
キャラ強めの魅力的な登場人物と美しい作画、
演劇シーンの没入感はとても漫画とは思えないほどで、
1巻から最新刊の17巻まで一気読みでした。
続きが楽しみです。
【ほし太の日向ぼっこ】