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第15回菊姫会 その2

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夜は懇親会が行われます。
今年は菊姫の営業の方が全員舞台に上がり自己紹介してくれました。
酒販店さんだけでなく、違うエリア担当の営業の方、
製造部の方からも話が聞ける貴重な機会です。

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2日目は9時から菊姫会総会です。
事業報告や決算報告が行われ、
本年度の事業計画と予算案も承認されました。
役員の改選と新役員の紹介があり30分ほどで閉会。

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9時35分からは菊姫合資会社代表 柳社長の講演会です。
今年は「現状の山田錦について」と題し、貴重なお話を伺いました。

柳社長は昭和49年、26歳の時に家業を継ぎました。
当時は第一次オイルショックの後で日本酒が売れない時代だったそうです。
その時、存在理由に悩み、出した答えが
「吟醸酒と純米酒をきっちり造る」ということでした。
そのために、最高の酒造好適米である兵庫県産の山田錦を手に入れることを決意します。
けれども「兵庫県以外には門外不出」という高い壁がありました。
産地では、「村米」という各地区と酒造会社とが契約して栽培を行っていました。
最初に村米を作ったのは菊正宗だそうです。
その菊正宗の村米「嘉納会」の会長奥川氏に柳社長が気に入られ、
「10年待ってくれ」と言われ、待つこと14年目に大沢地区の若手集団が
菊姫の山田錦を作ってくれるようになったということでした。

奥川氏に気に入られた理由というのが実に柳社長らしいと思いました。
というのも、美嚢郡史や吉川町史を熟読して何年も通ったというのです。
柳社長の情熱と執念が実った瞬間でした。
当時から現在を振り返り自身のやってきたことは「一生懸命パイプを作った」こと、
そして「菊姫の蔵には柳達司の思想が埋まっている」と仰っていたのがとても印象的でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2018年03月04日 17:30