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初もの

ここ数日、夏日となるくらい気温上昇している日本列島。
タケノコも顔を出し始めたようで、
掘りたて、茹でたてをいただきました。
さっそくタケノコご飯、含め煮、茶わん蒸しと、
タケノコメニューを楽しんでいます。
春はタケノコを頂くのが一番嬉しいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

養老先生、病院へ行く 養老孟司/中川恵一 著

昨年発売となった解剖学者:養老孟司先生と、
東大医学部時代の教え子:中川恵一先生との共著。

「バカの壁」を読んで以来、養老先生のことが大好きになり、
NHKEテレの番組「ネコメンタリー猫も、杓子も」をみてから、
養老先生の愛猫まるのことも知りました。
この本は、
医者でありながら病院嫌いな養老先生が病気になり入院したこと。
まるが18歳で天国へ旅立ったこと。
養老先生が入院して病院嫌いに変化があったのかどうかを知るために、
中川先生が企画したヤマザキマリさんを加えた3人の鼎談。
という三つの内容からなっています。

養老先生がなぜ病院嫌いなのかというと、
「今まで野良猫のように生きてきた自分が、
家猫に変化させられるようなもの」だから。
「自分の死というのは自分の問題ではない」
(自分は死んでしまうのだから問題になりようがない)
と言いながらなぜ病院へ行ったのかというと、
それは奥さんに心配をかけるのはよくないからという理由でした。

結果的に重大な病気が発見され、
九死に一生を得て無事娑婆に戻った養老先生。
入院中は模範患者で白内障の手術まで行い、
眼鏡なしで本が読めると喜んでいる姿を見て、
中川先生は養老先生の病院嫌いに変化があったのではと考えます。
ところが養老先生、白内障以外は、
「発見された大腸ポリープは切除せず」「ピロリ菌も除菌しない」
というちょっと困った患者でもあります。

現代医療はすべてガイドラインに沿って、
誰でも同じ治療が行われるそうで、
それはいいことかもしれないけれど、
個としての患者をみているわけではない。
というのがこの本を読んでよくわかりました。
私も養老先生の考えには共感しましたが、
実際に自分が病気になったらやっぱり病院には行かざるを得ないでしょう。

そんな先生も、まるの病気に対しては、
2日に一度胸の水を抜きに獣医師のもとに連れていっていました。
人の死には、一人称、二人称、三人称の死があり同じ死でも異なります。
まるの死は先生にとっての二人称の死であり、
自分の死は奥様にとって二人称の死だから、
まるは病院に連れていき、自分も病院に行ったのですね。
養老先生の生き方はやっぱり素敵です。

【ほし太の日向ぼっこ】

花歌舞伎徒然草 夢枕獏:著 萩尾望都:絵

生活クラブで月一回入る「本の花束」で紹介されていて、
最近歌舞伎を観始めたばかりなので興味がわき読んでみました。

第一部は、雑誌『演劇界』2017年6月号~2018年8月号に連載された
夢枕獏さんによるエッセイをまとめたもの。
第二部は、その文章に絵を描いていた萩尾望都さんとの対談でした。
取り上げられた演目や役者さんは、
最近覚えたばかりの私にも馴染深くてとても面白かったです。
特に、最初の「花の速度をもつ人」は坂東玉三郎さんについて書かれていて、
人間なのに花が開花するスピードやエネルギーを体の中にもっている、
という説明は、
シネマ歌舞伎で鑑賞した「鷺娘」や「楊貴妃」を思い出しながら読むと、
とても共感しました。
夢枕さんが歌舞伎にハマるきっかけとなったのも玉三郎さんだったそうです。

また夢枕さん独自の説や、歌舞伎以外のお話も楽しく、
萩尾さんとの宝塚についてのお話や、
ポーの一族に関しての話も興味深かったです。

残念ながらこの「演劇界」は2022年3月号で休刊となってしまいました。
その最後の刊の表紙は、
2月大歌舞伎での仁左衛門さん一世一代の「知盛」だったので、
書店で取り寄せてもらい今手元にあります。

【ほし太の日向ぼっこ】

金山寺みそ

義妹からお取り寄せした金山寺味噌を頂きました。
なんと和歌山県の会社でした。

美味しかったのでホームページを調べたら、
約100年、4代にわたって変わらない手法で作り続けられている、
味噌本舗山田というお店のでした。
そういえば最近最終回を迎えた朝ドラは親子3代100年の物語でしたね。
金山寺味噌は、和歌山県、千葉県、静岡県等で生産されている、
なめ味噌の一種で茄子やウリ、生姜などと一緒に漬けこみます。
静岡でも製造販売しているお店がけっこうあるので、
私も含め、静岡の人は金山寺味噌が好きなんだと勝手に理解しました。

【ほし太の日向ぼっこ】

歳時記

熟成干し芋達磨庵のHPに歳時記のページを毎月作っています。
通常はテーマを決めてそれに合わせての写真撮りですが、
今回は先に写真を撮ってしまいました。

無人販売できれいなお花を買ったのでそれを使いたくてだったのですが、
テーマが決まっていないので構成も迷いました。
とりあえず春の軽やかさを出したくて、
干し芋もお皿ではなくカゴに入れてみました。
(熱海ミルチーズが入っていたカゴです)
黄色は菜の花ではなく“のらぼう菜”という名前で、
おひたしにして食べようと思い買ったものでしたが、
よく見たら可愛い花やつぼみがたくさんついていたので、
春の野原で摘んできたようなイメージでこれもカゴに入れました。
さてこの写真に添える文章はどんなテーマにしましょうか。

【ほし太の日向ぼっこ】

おにぎらず

ほぼ毎日のようにおにぎらずを作っています。
お弁当のおかずをそのまま使うので、
美味しそうにできる時とイマイチかなあという時があります。

一番古い記録が2018年8月だったので、
もう4年以上作り続けていることになります。
そんなに作っていたらさぞかし上手になっているだろうと思うけど、
今でもたまに切る方向を間違えてしまい、
断面が地味になりちっとも可愛くないなんてことがあります。

今日の具材も肉巻きだったので切る方向を間違えると大変でしたが、
何とか間違わずに切れました。
ぐるぐる渦巻きが意外と可愛いです。

【ほし太の日向ぼっこ】

ベランダねぎ

買ってきた葱の根っこを土に植えてベランダに置いていたら、
こんなに成長して伸びました。
葱は寒さに強いので冬の間もずっとベランダでした。
そろそろ一回刈り取って食べた方がよさそうです。

【ほし太の日向ぼっこ】

桜がまだ満開

駿河区役所横の桜がまだ満開でした。
今年は暖かくなってもまた寒さが戻ったりするので、
桜にとっては花が長続きする気候のようです。

【ほし太の日向ぼっこ】

アボカド

2月の終わりに水栽培を始めたアボカドの種。
今日お水を替えるときに見たら、
種がぱっくり割れて根が出かかっていました。

約1か月半くらい何の変化もなかったので、
この種は発芽しないまま腐ってしまったのかと思っていましたが、
ちゃんと時期を待っていたんだね。

先に土に植えたアボカドは、
葉っぱの先が茶色になってきたので少し心配です。

【ほし太の日向ぼっこ】

17時過ぎに事務所の窓から虹が見えました。
まだ雨模様の暗い空の中にくっきりと七色が浮かんでいました。
こんなに濃い色の虹は久しぶりです。
よく見ると右側にもう一本の虹もかかっています。
ダブルレインボーというそうで、
色がはっきりしている虹が主虹、薄い方が副虹といって、
大気の水滴で一回反射されるのが主虹、二回反射されるのが副虹なので、
色が逆になるのだそう。
今回は副虹が薄かったのでそこまで色の確認はできませんでしたが、
事務所にいた全員のテンションが上がって写真を撮っていました。
みんな虹が出ると嬉しいんだね。

【ほし太の日向ぼっこ】