
ふじのくに⇔せかい演劇祭2023最後の演目はダンス。
韓国の振付師アン・ウンミさんが、
カンパニーのダンサーたちと3台のカメラで一か月かけて全土を旅し、
様々な社会的背景の300人以上のおばあさんと出会い、
踊ってもらった様子を素材として振り付けに取り入れたということです。
3部構成となっていて、
1部はおばあさんたちの動きを取り入れた振り付けを、
アン・ウンミさんとカンパニーのダンサー9人が
時に激しく、時にユーモラスに次々と衣装チェンジしながら踊ります。
とても見ごたえのあるダンスパフォーマンスです。
おばあさんたちが生きてきた激動の人生を表現しているようにも感じましたが、
旦那様が「だんだんと若返っていき最後は子宮にもどったようにみえた」
と話してくれて、その方がしっくりしました。
確かに衣装もだんだんと若くなっているようでした。
2部はおばあさんたちが踊る映像が流れました。
職場や畑、家や空港、老人ホームなど、
様々なシチュエーションがありましたが、
踊っているおばあさんたちは皆笑顔で楽しそうです。
踊っていない友人と一緒に写る場面がありましたが、
踊るか踊らないかだったら踊ることを選べる方がずっと幸せに感じました。
3部は地元日本のおばあさんとカンパニーのダンサーが一緒に踊ります。
細かい振り付けなどはしていないそうですが、
皆さんなかなか堂々と踊られて、何よりとっても楽しそうでした。
最後はアン・ウンミさんの呼びかけで客席も一緒になって踊ります。
まさに踊る門には福来る!
とっても楽しいフィナーレでした。
今年の演劇祭は静岡県が「東アジア文化都市」に選ばれたことから、
韓国や中国の演劇がランナップされました。
今まで近くてもどこか遠く感じていたお隣の国が、
今回の演劇を通してとても身近に、
また好ましく感じることができたことが今年の演劇祭の一番の収穫です。
【ほし太の日向ぼっこ】