ほし太の日向ぼっこ
シオーナ

近所のスーパー「アンドウ」には、
地元の野菜がいつもいっぱいですが、
時々変わった野菜も並んでいます。
今回はこれ「シオーナ」がありました。
ちょっとお洒落なレストランで食べたことがありますが、
初めてみたときにはびっくり!
「まるで観葉植物!」と思ったものです。
アイスプラントと呼ばれる南アフリカ原産の植物で、
砂漠や荒野などの厳しい環境で生育するため、
表皮に塩を隔離するための細胞が存在し、
吸い上げた水分の中から塩分を隔離して、
それが表面にキラキラとした結晶のようについているらしい。
食べると塩味がするからシオーナ(潮菜)という名前だったみたい。
我が家ではそのまま何もつけないで食べましたが、
シャキシャキとした歯ざわりとほのかな塩味でとっても美味しかった~♪
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【ほし太の日向ぼっこ】
とろろ汁

毎年年末に、大府市に住む義理の兄から、
大府特産の山の芋を戴きます。
普通の山芋とは違って丸っこい形で、
すりおろすとまるでお餅みたいにひと塊になるほど
よーく粘ります。
我が家ではそれにおろしショウガと、
濃い目の鰹節の出汁で濃い目の味噌汁を作って混ぜて、
炊き立ての玄米ご飯にかけて食べます。

静岡市丸子には「東海道中膝栗毛」で有名な、
その「とろろ汁」で有名なお店があります。
観光客でいつも賑わっているそのお店。
地元の人もよく行くのですが、
なぜか我が家では一度も行ったことがありません。
それは「とろろ汁は家で作るもの」という暗黙の了解があるからかな~。
父親の大好物のとろろだから、
絶対に我が家の味にこだわります。
だからいつも「とろろ汁」を作るときは父親と二人の共同作業です。
【ほし太の日向ぼっこ】
できたて玉豊と熟成玉豊

これはできたて玉豊干し芋。
今年のサツマイモは、デンプンが糖に変わりにくいみたいで、
1月になってもなかなか甘みがのってきませんでした。
いつもの年なら1月は一番美味しいはずなのに…。
中旬を過ぎて、最近ようやく少しづつ甘みが出てきました。

こちらは熟成玉豊干し芋。
うっすらと白い粉がふいています。
でも干し芋はなぜかできたてのものよりも
それをマイナス25度以下の冷凍庫で
保管して熟成させると甘みが増します。
できたてのものより、若干色が黒っぽくなりますが、
甘さは断然こちらが上です。
柔らかさも熟成させた方がより柔らかくなることが多いので
できたてにこだわらないようでしたら、
熟成した干し芋はお勧めです。
【ほし太の日向ぼっこ】
お店の看板♪

タツマの事務所兼お店は、
もともとが簡易郵便局の建物だったものがそのままなので、
外見があまりお店らしくありません。
そこでホームセンターでエクステリア用のラティスというものを買ってきて
看板用にたてました。
字の上手な事務員さんに筆ペンで書いてもらい、
干し芋や子供が食べているスナップ写真などを沢山貼りました。
そうしたら、
今まで来店したことがないお客様もみえるようになりました。
「もう何年もこの店の前を通っていたけど気づかなかったよ~」
と言われることもあり、今までの怠慢さを反省しました。
看板たててよかった~♪

【ほし太の日向ぼっこ】
視察

タツマの干し芋は、
日本全国の多くのデパートやスーパーさんで
販売をして戴いています。
担当者の方が視察に見えることも多く、
今日は東京の老舗デパートのバイヤーさんが来社されました。
小分けする工程や金属探知機、自動計量器、シール機などのラインと、
梱包の作業。
そして冷凍倉庫のマイナス25度を体感したり。
熟成干し芋とできたて干し芋の味わいの違いも
試食していただきました。
普段は自分たちだけの世界なので、
こうしてお客様に来ていただくと、
もう一度作業工程の見直しをしたり、
身の回りの整理整頓などができてよかったです。
追伸
今日は「大寒」です。二十四節気更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
二十四節気「大寒」の直接ページはこちら
大寒
【ほし太の日向ぼっこ】
よく咲くスミレ

お店の前にお花を沢山置きたいと思い、
苗を買ってきてプランターに植えました。
花屋さんの店先は今、「パンジー」一色。
調べたら、この花はポーランドの国花で、
フランス語の「考える」を意味する語「パンセ」が名前の由来だそう。
日本には江戸末期に渡来し、
「三色スミレ」のほか「人面草」「遊蝶草」などとも呼ばれたそう。
確かに子供の頃、
この「三色スミレ」がちょっと人の顔のように見えてあまり好きじゃなかったな~。
この苗には「よく咲くスミレ」と名札がついていました。
原種に近い小型の花は「ビオラ」と呼ぶみたい。
【ほし太の日向ぼっこ】
紅はるか

今年、少しですが新しい品種の干し芋が出てきました。
写真は「紅はるか」。
まず色がとっても綺麗。
見た目はちょっと「いずみ」に似て、ほっそりとした形状。
でも「いずみ」のような独特な癖はなく、素直な甘さです。
ねっとりとした柔らかさを味わえます。
干し芋適正はかなりありそうなので、
産地に広まるためには、後は収穫量と歩留まりです。
【ほし太の日向ぼっこ】
今月のマクロビオティック♪

静岡のマクロビオティック料理教室「12cups」の
今月の教室のメニューは、
寒くなってくると定番の「鍋」。
白菜、人参、椎茸、えのき、なめこ、春菊、生麩、豆腐、がんもどきを、
昆布の出汁で煮て、
海苔のソースとポン酢の二種類で食べる、
あっさりとして身体がぽかぽかになる一人鍋料理。
付け合せには、
素揚げした大根と大福豆を、
糠漬けの野菜をみじん切りにして作ったタルタルソースで和えたサラダ。
ご飯は里芋を出汁で煮て、
炊き立ての玄米ご飯と混ぜた「里芋ご飯」
デザートには、
干し柿に、ミックスナッツを詰めて
衣をつけて揚げてからシナモンパウダーをかけたもの。
素朴な味わいなのに極上のスイーツのようになりました。
寒い冬には、こんな食事が毎日でも食べたいな~♪
【ほし太の日向ぼっこ】
カチコチになった丸干し芋

袋を密封するのを忘れてしまい、
カチコチになってしまった丸干し芋。
そのままではとても歯がたちそうもないので、
もう一度蒸かしたほうがいいか、
焼いてみようかと考えて、
とりあえずオーブントースターで焼いてみました。
そうしたら、あのカチコチが嘘のように柔らかくなって、
焦げ目の香ばしさもあって、
干し芋と焼き芋の両方のよさが楽しめました。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「エンディングノート」

死に逝く方のドキュメンタリー映像を、
あまり観たいという気持ちにはなれなかったのですが、
先に観た主人が「よかった」と言っていたので
私も観てみようかという気持ちになりました。
全編を通して主人公「砂田さん」の、
明るいユーモアあふれる人柄と語り口、笑顔に救われました。
日本の高度経済成長を支えた、名もない多くの父親像とも重なり、
監督は主人公の次女ということもあって、
家族愛に溢れた作品です。
膨大な映像の記録があったことにも驚きますが、
その編集の上手さにも驚きました。
砂田監督のコメントとして、
「人間なので、最後の最後で新しい側面が見られるかと思っていましたが、
父は最期までぶれることなくこの世を去った。それはある種の感動でした」と。
ありましたが、
その言葉がこの映画の全てをあらわしているように感じます。
自分の死に自分で段取りをつけることができるというのは、
ある意味でとても幸せなことだと思いました。
私も今から自分のエンディングノートを書いてみようかという気になりました。
【ほし太の日向ぼっこ】