きらくな寝床
自然農の田んぼ 2018 草取り共同作業と苗床の草取り
5月12日、ポンプ周りと電柵下の草刈り共同作業がありました。
6人で午前中約2時間、それぞれの場所を除草しました。
気温は前日よりも高くなりましたが、風が心地よく気持ちよく作業できました。
お昼ごはんをはさんで、自分たちの苗床の草取り。
籾を蒔いてから約3週間。
苗が伸びたので、町田さんが不織布を上げてくれてありました。
クローバーとスギナが目立ちます。
稲藁を少しづつどかしながら除草します。
稲藁の間から芽を出した苗は、
長いもので2~3cmほどに伸びていますが、
まだ発芽していない籾もあります。
仲間内では一番小さな苗床です。
それでもきれいにするのに、2人で1時間半ほどかかりました。
自分たちの苗床の草取りが終わったので、
共同の赤米、黒米の苗床の草取りも少しやりました。
この後また少しあけて、
苗床の草取りと、田植え前の畦塗りの作業があります。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2018 籾まき
4月21日、共同の田んぼ用と自分たちの田んぼの籾まきをしました。
まずは、共同の田んぼの籾まきです。
大きな苗床を前日までに町田さんが準備してくれてあったので、
回りの溝を掘る、上にかぶせる土を細かくする、藁を切る、などの作業を手分けして行いました。
昔はこんな風に共同体の中で、
隣近所が協力して農作業を行ってきたのだなと実感します。
共同の田んぼでは黒米と赤米を作ります。
まずは黒米の籾を、3cm四方間隔で置いていきます。
楽しい作業ですが、けっこう根気が要ります。
籾を置いた上に、細かくした土をかぶせて、
籾が隠れたら上から軽く押して定着させます。
切った稲藁をかぶせます。
同じ作業を繰り返し、赤米の籾まきをします。
苗床に籾を蒔き終えたら、最後は不織布で被います。
昼食の後は自分たちの田んぼの籾まきをしました。
先週、形だけ作っておいた苗床ですが表面がボコボコしていました。
表面の土を少し耕して細かくし、
表面を柔らかく平らにしてから籾を置いていきました。
その上から細かくした土をかぶせて、定着させ、
藁をのせ、不織布をかぶせて終了。
共同の籾まきと自分たちの籾まき、合わせて4時間ほどの作業でしたが、
久しぶりの農作業はけっこう肩と腰にきました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2018 ポンプ周辺の除草と苗床準備
4月15日、藁科川から棚田に水を引くポンプの設置前に、
周辺の除草作業を行いました。
男性3人女性1人の合わせて4人で約1時間。
きれいに除草できました。
昨晩の雨も午前中には止み、
その後は爽やかないいお天気になりました。
まさに山笑うの風景です。
共同作業の後は、
自分たちの田んぼに水路を掘る作業と、苗床の準備です。
作業前の田んぼ。
今年は狐のボタンがたくさんはえています。
毎年毎年変わっていきます。
まずは昨年うまくいった、田んぼの中に水路を作ります。
2本の水路を掘りました。
次は苗床作り。
苗床にする場所だけ除草します。
表面の土を少し削り取り、周りに溝を掘ります。
苗床のかたちが完成しました。
ここまで準備して、来週はいよいよ籾まきです。
町田さんが美味しい珈琲とお菓子を差し入れしてくれました。
ひと仕事した後に、田んぼで飲む珈琲は格別に美味しいです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2018 「電柵の補修」
3月17日、自然農の田んぼの作業はまだないのですが、
田んぼの周りに張っている電柵の補修を行いました。
南側の農道に面した部分の柵がはがされて、
鹿が田んぼに入りこんでいるからです。
農道からかなり奥まった私たちの田んぼにも鹿の足跡がくっきり残っていました。
たぶんカモシカではないかということでした。
ちょうど地下足袋を履いた人間の足のように見える
大きなカモシカの足跡です。
我が家の田んぼには、クローバーが生えだしています。
来月までにやることは、田んぼの真ん中に溝を掘っておくことと、
20日から25日頃に苗床を作り、籾まきをします。
田んぼのとなりにある畑では、仲間がたまねぎやジャガイモ、
野沢菜を作っています。よく育っていました。
【きらくな寝床】
お味噌の仕込み 自然農の田んぼ~番外編~
毎年この時季、友人と一緒にお味噌の仕込みをします。
今年も2月11日に田んぼのある坂ノ上で行いました。
糀は、小林こうじ屋さんに玄米を少しだけ擦って16kgを、
持ち込みで作ってもらいました。
全部で5家族分です。
我が家は、大豆2kg、糀2kgで作りました。
塩は、海の精のあらじおを使い、全体の22%で880g。
材料を揃えたら、あとは当日までに大豆を煮ておきます。
タツマの有機無農薬の大豆を使います。
美味しいのですが、
新豆ではないので柔らかくするのにはちょっと時間がかかります。
浸水は月曜日から行い毎日水をとりかえて、木曜日から煮始めました。
写真は友人が大豆を薪で茹でているところです。
大豆も在来種で自分で作ったものです。
茹でた大豆を臼と杵でつぶします。
大豆をつぶしている間に塩きりをします。
塩きりとは、糀と塩を丁寧に混ぜ合わせることです。
塩きりした糀につぶした大豆を合わせてよく混ぜます。
まんべんなく混ぜた大豆で団子を作ります。
できた団子をカメの中に投げ込みます。
全部投げ込んだら空気が入らないように、
最期にゲンコツで上から押さえ平らにします。
一番上には分量から別にしておいた塩をまきます。
その上には昨年仕込んだ味噌の上にかぶせてあった晒しをそのままのせます。
友人は、昨年の味噌も少し上にのせていました。
板を置いて重石をのせこのまましばらく寝かせます。
夏ごろに一度切り返しをして来年まで熟成させます。
我が家のお味噌ができたら続いて友人宅のお味噌を仕込みます。
量が多いので数人でやります。
お味噌の仕込の後は、田んぼで収穫したお米の籾すりをしました。
収穫できた籾米は、全部で18.12kg。
それを籾摺りしてできた玄米は14.49kgで、昨年よりも大幅に増収となりました。
できた玄米は赤米、黒米、紫米も混ざっているので、
それだけで炊いてもすでに雑穀米です。
田んぼはまだひっそりと静まりかえっていますが、
この日から田んぼ始めにするといって作業に来ていた仲間もいました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2018 新年お餅つき
2018年最初の集まりは、
共同の田んぼで作った黒米と赤米のお餅つき。
小雨と風花の舞う寒い中、1月5日に行いました。
町田さんが作ったかまどで餅米を蒸かします。
最初は黒米から。
表面を少しすってあるようですが、
ほとんど玄米なのでなかなかつぶれません。
しっかりと時間をかけてつきます。
男性が二人しかいなかったので女性陣もがんばりました。
赤ちゃんをおんぶして奮闘する仲間も。
私もすこしつかせてもらいましたが、
馴れないのでペッタンペッタンとリズム良くとはいきませんでした。
つきあがった黒米のお餅です。
黒々として岩石みたいに見えます。
熱々のところを一口サイズに丸めていきます。
次は赤米。
黒米と比べてこちらのほうが早く柔らかくなりました。
つきあがった赤米。
天気がよければ外でみんなで食べたいところですが、
あいにくの雨模様で急遽町田家の居間をお借りしてみんなで頂きました。
寒いので町田家特製熱々のおでんが美味しかったです。
黒米と赤米のお餅。
みんなで持ち寄ったトッピングで沢山頂きました。
まずは定番の醤油と海苔、大根おろし、納豆、きなこ、安納芋のきんとん、
蓮根のキンピラ、お汁粉、などなど餅尽くしを楽しみました。
今年も田んぼの作業を、みんなで楽しみながら続けます。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2017 田んぼで食事会
12月2日、田んぼの仲間全員が稲刈りまで終了したので、
収穫祭の意味をこめて、
田んぼで一品持ち寄りの食事会を行いました。
大人と子供、合わせて12名が参加しました。
持参した料理は、芋がら入りの玄米ちらし寿司と車麩のカツです。
車麩のカツは、初めて食べるという人もいましたが、
けっこう人気ですぐに完食となりました。
他には、餅キビ入り巾着と根菜のおでん、ひよこ豆のカレー、揚げ大豆の甘辛、とろろ汁。
香辛料が効いたカレー風味の煮込み料理
(バングラデシュの郷土料理と聞きました)。
干し柿、りんご、柿。
かぼちゃと玄米餅入りお汁粉など。
玄米は腹もちがいいのでお腹がいっぱいになりました。
昼食後は、脱穀した稲のゴミを飛ばす作業、
唐蓑(とうみ)をかけました。
一秒に一回の目安ででハンドルを回すと風が起こり、
そこに上から籾を落としていくと稲藁などのゴミだけ飛ばし下に籾が落ちてきます。
単純な仕組みですが考えた人はすごいと思います。
一度だけでは中々ゴミが飛ばないので、2、3回かけます。
何とか全部掛け終わった籾米の重さは18.12kgでした。
昨年の記録を探すと籾米の重さが6.5kg程とあったので、
実に昨年の3倍近くの収量になりました。
豊作です!
この後籾すりをしてようやく玄米になり、
新米が食べられます。
田んぼには何回も一緒に来ているアシュですが、
こんなに大人数の時は初めてなので、
ちょっと落ち着かないようでした。
【きらくな寝床】
長田版画クラブ
今年みんなで作った版画カレンダーが完成しました。
会員9名と講師の大久保勇先生が一人一枚づつ。
版画歴の長い方お一人には2枚の版画を制作して頂き、
遂に今日完成しました。
一月から一人づつ、
苦労したことや気づいたことなどを発表し、
先生からも講評して頂きました。
もともと版画をやっていた会員はもちろんのこと、
一緒に始めた仲間も、この2年でかなり上達し、
見応えのある版画カレンダーができました。
私一人だけ、まだまだ未熟で
ちょっぴり恥ずかしいカレンダーデビューとなりました。
来年は頑張るぞ!
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ 2017 脱穀
11月26日、稲刈りからちょうど3週間。
天日干ししていた稲の脱穀に行ってきました。
脱穀は足踏み式の脱穀機で行います。
周りをビニールシートとシーツで被い、
一束づつ稲を差し入れて脱穀します。
稲架から稲を外します。
カラカラに乾いているので籾がポロポロ落ちてしまうので、
ビニールシートの上に乗せてそっと運びます。
今年は去年に比べて豊作だったので脱穀も時間がかかりそう。
一人が稲を縛った麻紐をほどき、一握りくらいの束で手渡しします。
ずっと足で踏み続けなければならないので、
途中で足を踏み変えて頑張りました。
脱穀機から出てきた籾には、
まだ、藁がいっぱい混ざっています。
大きな藁は手で取り除き、細かいものは唐箕(とおみ)にかけて飛ばします。
今日は唐箕は出ていなかったので脱穀だけ行いました。
脱穀機の音にビビッてキャリーバッグに入りっぱなしの猫のアシュも、
終わったところで外に出てきました。
脱穀し終わった稲は、来年の作業用に少しとっておき、
残りは田んぼに返します。
全部で2時間半ほどの作業でした。
【きらくな寝床】
版画のカレンダー
木版画の同好会で版画のカレンダーを作ることになり、
今日がその作業日でした。
私の担当は5月。
台紙25枚に、刷り上った版画を貼り付ける作業をしました。
結局前日の12時過ぎまでかかって、
何とか版画を刷り上げましたが、
他のメンバーの作品と比べると明らかにレベルが違って、
ちょっと落ち込みました。
最初に、台紙にあわせて右側を切り揃え、
下にタイトルとサインを鉛筆で書きます。
できた版画は、後で簡単にはがせるよう、
糊は上の二箇所だけにつけて、
台紙についている印に合わせて貼り付けます。
25枚やるだけでもけっこう大変ですが、
先生たちは毎年100枚以上の版画カレンダーを制作していて、
全く頭が下がります。
出来栄えはまだまだですが、
これだけの枚数を刷って完成させたのは初めてなので、
とても勉強になりました。
【きらくな寝床】