きらくな寝床
ハイビスカス
友人が沖縄で苗を買ってきて育てたというハイビスカスを、
越冬させるために、切り戻した枝を挿し木にしたら、
こんなに大きくなったそうです。
親木とほぼ変わらないくらいみたい。
冬は部屋に入れて越冬させなければならないので、
「誰かもらってくれる人いませんか?」とグループLINEにあがりました。
事務所で相談して頂くことに。
窓際にちょうどよく収まってよかったです。
日当たりがいいのできっと冬の間も元気でしょう。
蕾がたくさんついていて、今朝も可愛い花が一りん咲きました。
しっかりした幹なので、
どれくらいたっているのか聞いたら5年くらいということでした。
まるで盆栽のように年月かけて育てたハイビスカス、
枯らさないように気をつけます。
【きらくな寝床】
漆塗り
割れた訳ではないけれど台の端のところが欠けてしまったぐい吞みを、
錆漆で埋めてなおしました。
昨晩、2000番の紙やすりで表面をきれいに研いでから、
拭き漆で仕上げました。
今朝見たらすっかり乾いて艶があり、
丁度ところどころに黒い釉薬がかかっている器だったので、
ほとんど欠けが目立たなくなりました。
よかったです。
これは自作の木製ボールペンの軸の部分。
何回か拭き漆をしていますが、ようやく艶がでてきました。
これからまだ何回か拭き漆を繰り返します。
木のお椀の底の部分に亀裂が入ってしまったところも、
錆漆で埋めました。
昨晩全体を拭き漆しました。
艶が出たのでお椀はこれでまた使っていこうと思います。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 番外編 大川収穫祭
田んぼがある静岡市葵区大川地区の収穫祭がありました。
ちょうど田んぼに来た日だったので立ち寄ってみることにしました。
会場は大川中学校の校庭。
大川小中学校は、小規模特認校という指定を受けていて、
自然豊かな環境に恵まれた小規模校で、
特色ある教育を展開して、学区外からでも入学できるんだそう。
ステージでは全校児童生徒による秋メドレーの演奏や、
地元の人たちによる演奏も披露されていました。
作品展示や物販、百年蕎麦の会による蕎麦の販売、
ふるさと茶屋と玄国茶屋の出店もありとても賑わっていました。
地元産の生シイタケとりんご由比のイワシ削りを買って帰りました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 大豆の収穫
籾摺りの後は大豆の収穫です。
11月12日からちょうど2週間天日干しした大豆。
そろそろ乾いたでしょうか。
サヤがはじけて下に落ちた大豆は少ししかありませんでした。
稲架から外してビニールシートの上でサヤから豆を取り出します。
枝のまま木づちで叩くとサヤがはじけて中から大豆が出てきます。
ゴミを飛ばして大豆だけ拾って集めます。
まだ残ったサヤがたくさん枝に付いているので、
一つ一つ確かめながら豆を出していきます。
地味な作業ですがけっこう時間がかかります。
黒豆です。
後から量ってみたら全部で730gありました。
緑がかったきれいな色の地元の在来品種の大豆です。
全部で1.25㎏でした。
これは2月に手作り味噌にします。
全部外れた稲架は解体してきれいに片づけます。
大豆の茎やサヤは大豆畑に持っていって撒きました。
これで年内の農作業は全て終了しました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 籾摺りと大豆の収穫
11月26日、籾摺りと大豆の収穫に田んぼに来ました。
まずは籾摺り機のセットから。
上に籾米を入れると手前に摺られた玄米になって出て来ます。
後ろ側にはもみ殻が出てくるのでそこには米袋を置きます。
まずは赤米から。
禾が長くついているので上手く摺れるか心配です。
一回通したところです。
ところどころ黒米とあさひも混ざっていたようです。
きれいな玄米になりましたが、
まだ籾米がけっこうあるので2回通します。
続いてあさひです。
一度にたくさん入れると詰まってしまうので、
少しずつ落としながら入れると調子がいいようです。
籾摺り後の重さを測ったら赤米が1.07㎏、あさひは9.06㎏、
今年の収穫は合わせて10.13㎏でした。
豊作と思っていましたが、
昨年の記録を見ると12.42㎏だったので昨年よりは少なかったです。
でも籾まきの失敗からもりかえし、
猛暑も考えると上出来だったと思います。
【きらくな寝床】
木版画カレンダー
毎年仲間と一緒に制作している
木版画カレンダー2024年版が完成しました。
21日、それぞれ担当した月の版画を30枚ずつ持ち寄り、
12枚セット30部のカレンダーにしました。
1月は北海道のシマエナガ。
バックはぼかしで仕上げてあり、目の表情が難しかったそうです。
2月は私の作品、河津桜です。
数年前同級生と一緒に河津を訪れた時のスナップ写真をもとにしました。
バックの色に悩んでいる時、
先生から透明水彩を使ったらいいとアドバイスされ、
藤色と茶色と水色を透明水彩で、
上にのせる桜や菜の花の色はポスターカラーをほぼ原液で使用しました。
菜の花はもう少し白を混ぜて色をはっきりさせるともっとよかったと、
先生から講評をいただきました。
3月は藤枝の山の風景で「滝ノ谷の家」というタイトル。
かやぶきの家と遠くの山にむかって遠近感がよく出ています。
4月はフクロウ好きな仲間の首をかしげたフクロウとカタクリの花です。
可愛い作品です。
5月は興津の茶畑から望む富士山。
茶畑の新芽の明るい色と富士山に向かって伸びる地面の黒が効果的です。
6月は紫陽花と電車。
鎌倉電鉄が有名ですがよく見ると電車の行き先は千頭。
大井川鉄道に置き換えてありとても上手です。
紫陽花の輪郭線を全て掘ってありますが、
輪郭線がないのもあってよかったかもしれない
という先生のアドバイスがありました。
7月はナスの花。
バックの色に苦労したそうです。
先生からナスの葉っぱも入れた方がよかったとアドバイス。
写真に写っていなくてもいかに上手に嘘がつけるかも大事だそうです。
8月は海辺でビールを持つ手が印象的です。
絵が上手な方なので構図もとてもまとまっています。
手は自分の手を観ながら描いたそうです。
9月は講師の作品、風紋シリーズ。
いろいろな部分にぼかしが使われとても印象的です。
10月はカナディアンロッキーにあるスコーキー・ロッジという山小屋の風景。
実際にこの場所でクロスカントリーを楽しんだそうです。
グランドピアノが置いてあり美しい女性が演奏してくれたという、
素敵な思い出の場所でもあるようです。
バックの黒がとても効果的です。
11月は紅葉。
小国神社の紅葉の写真をもとに制作したそうです。
細かい彫りが得意な方なのでとても細密で摺りもきれいです。
紅葉以外は黒で表現し、美しい紅葉がより引き立ちます。
12月はサンタクロース。
色々な画像から組み合わせ、自分でも描いて制作したそうです。
特に苦労したのはバックで、
何回も重ねて摺っているためとても深みがあり、
光に透かして見ると、より奥深い印象になります。
どの月も力作ぞろいで素敵なカレンダーになりました。
周りがみんなどんどん上達していくので、
何とかついていけるよう来年も頑張って木版画に取り組みたいです。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 収穫祭
11月18日、田んぼの仲間と収穫祭と称して
一品持ち寄りの昼食会を行いました。
場所は田んぼの真ん中です。
まだ稲や大豆が稲架にかかっています。
我が家は先日唐箕かけまで終わったので、
稲架に残っているのは大豆だけ。
前の日は大雨でしたが風もあるのでけっこう乾いていました。
乾燥が進むとサヤがはじけて下に大豆が落ちるのですが、
まだ一粒も落ちていませんでした。
お昼近くなり仲間たちが三々五々集まってきました。
それぞれの創作料理が並びます。
カボチャのソテー(自家製ヨーグルトとナッツのソース)、枝豆のプリン
干し芋の香草パン粉焼きと柿羊羹
蕪の塩こうじ和えと大根スティック(自家製味噌と醤油こうじ)
厚揚げの柚子胡椒味噌焼き
キュウリの胡麻和えと柿の天ぷら、干し柿
里芋と里芋の皮のから揚げ、蕪のソテー甘酒和え
坂ノ上産紅はるかとジャガイモ
厚揚げのしゅうまい
ごぼうの抜き菜とひよこ豆のクリーム煮込み、
自家製みかんジャム入り。
ごぼうの葉は苦みがありましたが、
みかんジャムがいいアクセントになっていて癖になる味でした。
金時豆と小豆玄米ご飯
手作りの竹かごとみかん。
薪ストーブで温めたお味噌汁もあり。
それぞれが工夫を凝らした料理を堪能しました。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 唐箕かけと大豆の収穫
先日脱穀した籾米に混じったゴミ(稲わらや草など)を飛ばして
きれいにするための唐蓑(とうみ)です。
手でハンドルを回すと中で羽が回って風が起こり、
そこに少しづつ籾米を落としていきます。
米が詰まった重たい籾は下へ、
軽い籾とつながったままの籾が風にあおられて隣の二次選の方へ落ち、
藁やゴミはもっと飛ばされてそのまま田んぼへ落ちる。
という、とてもよく考えられている道具です。
ここに籾米を置きます。
一回通した籾米です。
藁はかなり飛ばされてきれいになりましたが、
まだまだ3回は繰り返して通します。
唐蓑をかけ終わった籾米は、
袋込みで、あさひが11.64㎏、赤米が1.56㎏でした。
次は大豆の収穫です。
葉がすっかり枯れ落ちていて収穫期になっていました。
今日は全部刈り取ります。
空いた稲架にかけていきます。
天日干しで乾いてくるとサヤがはじけて大豆が落ちるので、
下に落ちた大豆を受け止めるため不織布をかけておきます。
全部で5時間半の作業でした。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 共同作業草刈り
11月12日に共同作業の草刈りがありました。
地元の友人の稲架は二段になっていて、壮観です。
彼は今年三反(900坪)の田んぼで稲を作ったと言っていて、
家族三人一年分のお米が収穫できたそうです。
共同作業は、
しばらくやっていなかったところの石垣と畔の草刈りと、
休耕田の草をみんなで踏み倒すことです。
長い石垣ですが手分けしてやります。
きれいになりました。
と、ここで仲間の一人が田んぼの草を倒すのにちょうどいいと、
昨年の台風で河原に流れ着いた流木を見つけてみんなで運ぶことにしました。
重たいのでチェーンソーで運べる長さに切ります。
スイバを先に鎌で刈ってから、
他の草は丸太を足で転がしながら草を倒しました。
見事にきれいに倒れました。
来年の田植えの時もやってみようかと思います。
【きらくな寝床】
自然農の田んぼ2023 草刈りと脱穀
11月4日、先月やれなかった畔と石垣の草刈りにきました。
仲間の田んぼもほぼ稲刈りが終わっているようです。
11月になっても日中の気温が25℃を超える日が続いていて、
汗ばむほどの陽気です。
稲は天日干ししてから3週間と2週間たったところで、
本当はもう一週間置いてから脱穀する予定でしたが、
お天気が続いていたこと、
来週の天気予報が雨マークばかりだったので、
前倒しして脱穀をすることにしました。
朝露が降りてまだ稲が湿り気味だったので、
午前中は草刈りと大豆畑の作業をしました。
まずは草刈り機で畔の草を刈り、
鎌で隣の田んぼとの際を手刈りしました。
石垣も草がけっこうはえていました。
石と石の間にはえた草を根気よく取ります。
きれいになりました。
草刈りが終わったので大豆畑にいきました。
まだ茎も葉も青々としているのと、
そろそろ茶色に枯れかかっている大豆がありましたが、
まだ収穫して天日干しするには早いです。
青々している大豆を2~3本とって、
枝豆で食べることにしました。
黒豆はさらに豆が大きくなりそろそろ黒くなりかかっていました。
枝豆で食べられるのも今回が最後になりそうです。
昼食をはさんで午後からいよいよ脱穀です。
足ふみ脱穀機を小屋から田んぼまで運び、
きれいにします。
周りを布とシートで覆い、
脱穀した籾米が飛びちらないようにしっかり囲います。
準備ができたら、
稲を稲架から外し、縛っている藁をほどき、
足踏み脱穀機に一束づつ入れて脱穀します。
ずっと足を踏み続ける作業なので大変です。
赤米のもち米とあさひは、
籾を分けたいので、別々に脱穀しました。
一回目の脱穀が終わったところ。
藁やごみ、脱粒していない穂がたくさん混ざっています。
このままだと次の作業の唐蓑(とおみ)が詰まってしまうので、
できるだけ藁やゴミをとり除きつながったままの籾はバラします。
この作業も時間がかかります。
稲架から稲が全て外れました。
ここにはこの後大豆を干すのでまだこのままにしておきます。
脱穀機は仲間が使うまでは田んぼに置いたままにするので、
雨にぬれたりしないようにしっかりシートとビニールで覆いました。
山のように出た稲わらは、
来年使う分と義兄が農作業に使う分を米袋に入れて保管し、
残りは田んぼにバラまき終了しました。
全部で6時間の作業でした。
【きらくな寝床】