劇団SPAC 夜叉ケ池
泉鏡花作品は昨年の「天主物語」に続き2作品目。
どちらにも共通していえるのが、
幻想的な空間の演出と衣装、
そして出演俳優自らが演奏する音楽。
全てが『これぞエンターテイメント!!』といえる楽しい演劇です。
宮城聡さんの作品は、
まず、わかりやすさとともに、
観客を飽きさせないユーモラスをところどころ盛り込んでくれてあり、
観る人に対してとても思いやりのある演出です。
妖怪と人間の世界。
人間の世界の善と悪。
相反する世界をうまく対比させ、それぞれを浮き彫りにしてありました。
夜叉ケ池の伝説は昔話ではなく、
現代社会において、
色々な意味でいまだ存在し続けているのではと
鑑賞しながら思いました。
【ほし太の日向ぼっこ】