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義経千本桜

国立劇場の建て替えに伴う初代国立劇場さよなら公演と銘打った、
10月歌舞伎公演を観劇しました。
通し狂言義経千本桜を、Aプロ・Bプロ・Cプロと三つに分けて、
尾上菊之助さんがすべてに主演し上演するという企画です。

義経千本桜はタイトルに義経とありますが、
ストーリーは群像劇のような内容なので、
どこの場面から観ても問題はないそうです。
まずはAプロの「伏見稲荷鳥居前の場」
「渡海屋の場」「大物浦の場」を観劇しました。

「伏見稲荷鳥居の場」は、義経主従が頼朝に追われ都落ちすることとなり、
恋人の静御前に「初音の鼓」を渡して別れを告げるという場面。
「初音の鼓」はこの後の物語にも深くかかわってくるので、
最初に観ておきたかったところです。
静役の米吉さんがとても美しくて、
菊之助さんは佐藤四郎兵衛忠信、実は源九郎狐の役。
これぞ歌舞伎といった奇抜で色鮮やかな衣装と髪型で、
動く錦絵と言われるように、
どこを切り取っても絵になるような美しい場面と動きが印象的でした。

「渡海屋の場」と「大物浦の場」は、
今年2月歌舞伎座にて、
仁左衛門さんが一世一代にて演じられた姿が今でも印象に残っています。
菊之助さんは仁左衛門さんが演じた渡海屋銀平実は新中納言知盛の役。
颯爽とした銀平と、
身分を明かし晴れやかな白装束で義経を打つために出陣する知盛、
一転満身創痍の知盛が錨の綱を体に巻き海に沈む壮絶な最期まで、
菊之助さんが身体を張った骨太な演技が素晴らしかったです。

この後のBプロとCプロがとても楽しみです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2022年10月08日 09:31