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ほしいもブログ
翻訳できない 世界のことば エラ・フランシス・サンダース著 前田まゆみ訳
以前読んだこの絵本をまた偶然図書館で見つけたので、
もう一回借りてみました。
実ははじめは続編が出たのかと勘違いしたのですが、
同じ本でした。
著者は20代のイラストレーターで、
世界中の様々な国に住んだことがあるということなので、
実際に現地でご自分が見聞きした言葉たちなのでしょう。
翻訳できないというのは「りんご=apple」
というように一つの言葉に置き換えることができないという意味。
前にも紹介したと思いますが、
日本語からは「木漏れ日」「わびさび」「ボケっと」「積ん読」
が紹介されています。
「バナナを食べる時の所要時間(マレー語)」や、
「トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離(フィンランド語)」
など現地でどういうシチュエーションで使われるのか、
想像するのも楽しいです。
日本語版だけにカタカナで読みも記されていますが、
今回読んでいて実際に現地の言葉、発音で聞いてみたくなり、
この本の音声版があったら面白いのではと思いました。
また、自分だったらどんな言葉を紹介したいか考えてみました。
そうすると静岡の方言の「みるい」や、
山梨の方言「しわい」が思い浮かびました。
方言だったら数えきれないほどあるでしょう。
「逢魔が時」や、「時雨」「そよ風」なんかも日本独特な気がします。
また時々この本を開いていろいろなことを想像したり考えたりしたいです。
日時: 2023年01月28日 09:37