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印象派とエコール・ド・パリ展

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9月に、映画「モンパルナスの灯」を観てから2ヵ月以上たって、
ようやく印象派展に行ってきました。
それもぎりぎりの最終日!

まず最初はルノワール♪
「アネモネ」から始まって、「裸婦」や「ムール貝採り」など5点。
どの絵も優しい光が表現されていて
女の人の肌がとっても綺麗!
色々な色が重ねられ奥行きを感じました。

「ルノワールを嫌いな人なんていないだろうなぁ」

続く「モネ」や「シスレー」の絵も、
やさしいパステル調の色彩が気持ちをほっこりとさせて、
「印象派って癒し系なのね~」と思いながら観ていきました。

ピカソやシャガールもすごく好きってわけではないけれど、
独自の世界観に興味をひきます。
でも、最初にこれを評価した人はすごいなって思います。

子供向けのガイドに書いてあったけど、
「エコール・ド・パリ」とは、
世界各地からパリに集まった画家たちのことでした。
今まで散々聞いてたのにその意味考えた事なかった!
確かに、ピカソはスペイン、モディリアーニはイタリア、ゴッホはオランダ生まれ。
だからこんなに多彩な表現が生まれたんだと今更ながらに納得。

モディリアーニの絵は二点だけだったけど、
映画を思い出し、感慨深く鑑賞しました。
瞳のない目が何を見ているのか、
どんな感情なのかと気になり目が離せなくなります。

この印象派展は、「ポーラ美術館コレクション展」というタイトルで、
もともとはポーラ・オルビスグループの二代目オーナー、
鈴木常司さんのコレクションから始まったものだということ。

その最初のきっかけとなった、
レオナール・フジタの「誕生日」という絵が最後の方に飾ってあり
静岡の田中屋デパート(現伊勢丹)で購入したというエピソードも
紹介されていてとても興味深かったです。
フジタの絵は、とても繊細なタッチで子供たちの表情を豊かに表現してあり
日本人気質なのか、フジタの性格なのか、
とにかく「今まで観てきた画家たちのタッチとは全然違って緻密だな~」
と感じました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2010年11月29日 02:38