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夜明けのすべて 瀬尾まいこ著 水鈴社

映画を見たかったのですが上映期間が終了してしまい、
原作を読んでみることにしました。
瀬尾まいこさんの本は「そしては、バトンは渡された」に続く2冊目。
瀬尾さんの文章はとても読みやすいけれど
扱っているテーマはけっこう重かった。
月経前症候群(PMS)とパニック障害を抱えて、
職場や生き方を変えざるを得なかった主人公二人、
それぞれの目線で交互に物語が進んでいきます。

女性なら症状の重さの違いはあるものの、
PMSについては理解ができますが、
パニック障害については全く知識がなかったので、
発症した時の描写を読んで胸が苦しくなるほどでした。
周りから理解されるのも難しいだろうし、
今まで普通に出来ていたことがある日突然出来なくなる、
楽しみもすべて奪われそれでも生きていかなければならない
当事者の苦しみは想像を絶するものでした。
それでいてコミカルな部分もあり、
全体的に楽しく読み進めました。
自分が苦しんでいるからこそ他人の苦しみが想像でき、
恋愛感情なしに相手を助けようと思えたことから
暗いトンネルの出口が見え始め、
二人の今後を想像しつつ優しい気持ちで読み終えました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2024年04月17日 16:37