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ほしいもブログ
自然農の田んぼ2016 番外編
3月の田んぼはまだ農閑期。
そこで田んぼにシートを敷いて、
竹ざる作りを教わりました。
先生は、仲間の一人山口さん。
山口さんは、山梨県富士河口湖町にある「勝山スズ竹伝統工芸センター」
(通称ザル学校)に4年前から通ってザル作りを習っています。
本当は、竹ひご作りからやるといいのですが、
中々難しい作業なので、
今回はすべて山口さんが準備してくれました。
スズ竹は坂の上の地元「突先山」産なんだそう。
河口湖のスズ竹と比べると少し腰が弱いと言っていました。
まずは中心部を作るために竹ひごを並べながら重ねていきます。
竹ひごは、すべて裏側にして中心に寄せて行きます。
この周りを編んでいきます。
最初は柔らかい竹で、モジリ編みしながら放射状に広げて丸くし、
何周か編みます(直径9cmくらいになるまで)。
次に1.5ミリほどの細い竹ひごで二本づつ交互に編んでいきます(ザル編み)。
台を使うと楽です。
裏側を見て編んでいくのでこちらに反ってこないよう、
台の上部分に押し当てて平らに編みます。
直径20cmほどになるまで編み続けますが、
途中からフチが立ち上がるよう、
台を外して縦ひごを曲げながら編みます。
最後は「コシいれ」と言って、
縦の竹ひごを持って横の網目をしごいて中心部に寄せて行きます。
これをやると目が詰まってきれいなザルになります。
編み終わったら、端の始末をします。
横に倒して裏側を通り前に出す。
を繰り返し、一周してから最後余分な部分を切り落とします。
一年モノのスズ竹(ノロッコ)をそのまま曲げてフチに沿わせ、
フチ巻き用の竹皮で巻いて完成。
私のザルは、時間切れでフチ巻きまでいきませんでしたが、
フチの始末までしておけば置いても大丈夫ということでした。
他のメンバーは完成したので一緒に記念写真。
人によって形が違うのも面白いところです。
ところでこの日はとてもいい天気で気温も高かったので、
竹ひごが乾いてしまい、ポキポキと折れやすく、
途中で何度も霧吹きで湿らせながらの作業は大変でした。
実際は室内で行う方が良いようです。