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シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』

本当は4月に上演予定だった『京鹿子娘二人道成寺』が、
コロナ過で上演中止となり、
この演目はもう観られないのかなぁと残念に思っていたら、
今月の追加上演が決まり、無事鑑賞することができました。
今年から始まったイヤホンガイドアプリのお試し無料もあり、
合わせて楽しんできました。

紀州の道成寺で新しい釣鐘の供養が行われるところ。
以前の釣鐘は安珍を追いかけてきた清姫が恋しさのあまり大蛇となって、
焼き滅ぼしてしまったため新しい鐘を作ったのでした。
そこへ白拍子花子がやって来て鐘を拝みたいと頼みます。
本来は女人禁制のところ、
生臭坊主たちに舞を踊ることを条件に中に入れてもらいます。
様々な踊りを披露するうちに、次第に花子の形相が変わり…。
実は花子は、清姫の怨霊で鐘に恨みをもっていたのです。

坂東玉三郎さんと尾上菊之助さんが白拍子花子に扮し、
二人で一体となり、時には陰と陽、時には姉妹のように、
華やかで見ごたえのある踊りを繰り広げます。
扇や花笠、鞨鼓(かっこ)などの道具や衣装を変え、
全く違う踊りを、休みなしで一時間以上も踊り続ける体力と技術の高さ、
また玉三郎さんによる新たな演出で、幻想的な美しい舞台を堪能しました。

以前に、娘五人道成寺をシネマ歌舞伎でみたことがあり、
歌舞伎以外でも道成寺は有名なので何度か目にしたこともありました。
話の筋もわかっているのでイヤホンガイドって必要かな?
とも思っていましたが、あるのとないのとでは全く違いました。
踊りのことはもちろん、道具や衣装のこと、
踊りの名手だった何代か前の尾上菊五郎さんの語ったことなど、
様々な説明があり、より深く作品を楽しむことができました。

次回からは有料でもアプリを聴きながら鑑賞しようと思います。

シネマ歌舞伎ならではで、
菊之助さんと玉三郎さんの花子が一瞬で入れ替わったり、
途中でそれまでの踊りを振り返るような場面もみられ、
編集にも玉三郎さんが加わって、
舞台とは又違った楽しみ方ができるようになったそうです。
とても感動しました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2020年07月26日 17:42