映画「ドライブ・マイ・カー」
観たいと思っていた映画「ドライブ・マイ・カー」。
ミニシアター系で上演も終了していたため、
もう観られないかと残念に思っていたら、
ゴールデングローブ賞やカンヌ国際映画祭で受賞し、
リバイバル上演されることに(それでもミニシアター系でした)
3月18日からというのを楽しみにしていたらアカデミー賞にもノミネート。
気づくとムービック清水でも上演中と知り、
お休みを使って鑑賞することができました。
濱口竜介監督作品は評価が高いけれど鑑賞したことがなく、
原作の村上春樹氏は少し苦手な上に約3時間の長尺。
観る前は少し不安でしたが、
映像の美しさ、俳優さんたちそれぞれの芝居に引き込まれて
あっという間でした。
主人公が俳優で演出家でもあるため、
劇中には「ゴドーを待ちながら」や「ワーリャ伯父さん」という、
演劇作品が重要なファクターとして登場し演劇好きには嬉しかったです。
劇中のセリフやときおり差し込まれる映像の中に、
大事なメッセージがあるように感じました。
原作は読んでいないのでどこが監督の演出なのか興味深いです。
エピソードとしてはあまり好きではないこともあったけれど、
とてもいい映画だったと思います。