
父の残してくれた玉ねぎとエンドウ豆の最後の収穫に畑へ。
先週の日曜は田んぼの作業、今週はお茶摘みで、
なかなか畑に行けず気になっていたのでようやく行けました。
エンドウ豆はすっかり黄色く枯れてしまっていました。
固くなってしまった豆もありましたが、
出来た豆は全て収穫しました。

次は玉ねぎです。
小さかった玉も見違えるほど大きく成長していました。
もう今日で最後と思い、まだ小さい玉も全部抜きました。

全部抜き終わったら、少し耕してきれいにしました。

エンドウは、支柱を抜き、網を外し、根っこから抜いて片付けました。
この畑は、もうすでに違う方が借りていて、
周りには茄子やレタス、ジャガイモなどが植わっています。
玉ねぎとエンドウ豆が植わっている部分だけ、
収穫が終わるまで待っていてもらいました。
これでようやくこの場所もお返しすることが出来ます。
すっかり片付いた最後に
「長い間美味しい野菜をありがとう」と、
お礼を言ってお辞儀をして帰ってきました。
この畑で作った野菜がどんなに美味しかったか、
もうあの枝豆もとうもろこしも食べられないと思うと、
寂しくて涙が出ます。

夜は、毎年父が新玉ねぎと新じゃが、
エンドウ豆を採ってくると作っていた料理を作りました。
今年はジャガイモは買ったものだけど…。
シンプルに塩と胡椒だけの味付けで、
これが素材の味がわかってとても美味しかったです。
(たぶん父は普通に肉じゃがの方が好きでしたが)

玉ねぎの葉もかなり萎れたり固くなっていて、
使える葉っぱが少なかったけど、
まだ食べられそうな葉っぱは勿体無いので、
またカレーを作りました。
固いかなと思った葉っぱも、
煮込めば柔らかくなり甘くてやっぱり美味しいです。

最後に収穫した玉ねぎは、大小あわせて148個でした。
今まで収穫したものと合わせると、220本の苗を植えたのでしょう。
もう体がつらかっただろうにどんなに大変だったことか…。
吊るせるものは、紐で縛って吊るしました。
この作業も地道に大変ですが、
毎年父が一人でやってくれていました。
いなくなるとわかる有り難味をしみじみ感じます。
亡くなってから2ヶ月もたってまだ、
私たちにプレゼントをくれるなんて、本当に父はすごい人だなぁ。
【ほし太の日向ぼっこ】