翻訳できない世界の言葉 エラ・フランシス・サンダース著 前田まゆみ訳
書店で見かけて気になった本を図書館でリクエスト。
一言では言い表せない、その国独自の言葉たちが、
見開きで一つづつ紹介されています。
この本を読んでいると、
「そうそうそういうことってあるよね」と思わず頷いたり、
「なぜそれを表現する言葉があるの?」と笑ってしまったりと、
色々な感情が沸いてきました。
それこそがまさに、筆者が願ったことのようです。
色々な言葉が印象に残りましたが、
イヌイットの言葉、
IKTSUARPOK(イクトゥアルポク)がいいな~と思いました。
「だれか来ているのではないかと期待して、
何度も何度も外に出て見てみること」なんですって。
ウルドゥー語のNAZ(なーず)も良かったです。
まさに生きていくうえでの原動力。
そうそう、お店の名前や歌のタイトルになっている言葉もありました。
素敵ですね。
日本語の中からは、
KOMOREBI、BOKETTO、WABI-SABI、TSUNDOKU、
の4語が採択されていましたが、
私だったらどんな言葉を紹介しようかなぁ…。
と考えるのも楽しかったです。
たとえば、TASINAMI なんてどうでしょうか。
誰かにプレゼントしたり、
手元に置いておきたくなる素敵な本でした。