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便利な道具

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干し芋の袋に貼ってあるシールは、
すべて手作業で貼っています。

この道具は熟練のシール貼りさんが考えたもの。

箱に袋をクリップで止め、
袋を抑える板に中心と左右の目印を書いて、
一枚づつめくりながら貼っていきます。
そうすると同じ場所に曲がらずにシールを貼ることができます。

最初はしっかりしたお菓子の箱を使っていましたが、
スタッフが素麺の木箱を持ってきてくれて、
それで作ったらピッタリでした。

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貼っていくとこんな感じになります。
紙の箱だと使っているうちにだんだんとヘタってきますが、
木箱だと丈夫でいいです。
ただ、袋のサイズに合せて箱を鋸で切らなければならないのが、
ちょっと面倒でした。
まさか会社でDIYをやるとは思わなかったなぁ。

【ほし太の日向ぼっこ】

達磨庵歳時記10月

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10月は「秋の夜長」にしようと文章を書き始めましたが、
書いているうちに「読書の秋」っぽいなあと思ったので、
写真もワインを飲みながら読書するというコンセプトにしました。

本文に登場する更級日記の一節は、
高校生の時に田辺聖子さんの「文車日記」という本で知り、
ずっと心に残っていました。
ただそれが何の本だったのか忘れてしまい、
図書館に探しに行って更級日記ということが判明。
作者は、菅原道真の子孫である菅原孝標の娘。
母の異母姉は「蜻蛉日記」の作者藤原道綱の母。
物を書く仕事に従事していた家族らしいので、
千年も読まれ続ける随筆が誕生する土壌がもともとあったのです。

写真の中、
猫のブックスタンドはもともと持っていたお気に入り。
そこに好きな本を適当に置いてみたら、
写真で見ると本が目立ち過ぎたので、
いくつか差し替えて撮りなおしました。

今回も素敵なお皿とワイングラスは、
いつも協力してくれるスタッフの私物。
配達しながら、頑張って秋の草花も探してきてくれました。

猫じゃらしに、小判草、七変化と可愛いアクセントになっています。
ただ七変化の実には毒があるらしく、
干し芋のお皿には一緒にのせられませんでした。

赤ワインのいい香りに撮影しながら酔いそうでした。
撮影後には美味しくいただきましたが、
チーズと熟成干し芋の相性もバッチリでした。

よろしければ 熟成干し芋 達磨庵の本サイトにて、
歳時記のページも合わせてお読みください。

【ほし太の日向ぼっこ】

秋刀魚の和風コンフィ

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美容院に置いてあった雑誌に載っていたレシピで、
秋刀魚の和風コンフィを作ってみました。

コンフィとは、フランス南西部が発祥の、
肉を保存させるために考えられた調理法です。
塩をすりこんだお肉を、
ひたひたの油の中で低い温度でじっくりと過熱した料理です。

今回は秋刀魚を使ってしかも和風というのがミソ。

①秋刀魚4匹は頭としっぽ、内臓を除き水気をよく拭いて、
醤油、酒各大さじ1、塩小さじ1/2をからめて30分ほどおく。

②長ネギ、ごぼう各1本づつは、4~5cmに切る。
しめじ1パックは小房に分ける。
ショウガ3かけは薄切りにする。

③フライパンに長ネギ、ごぼう、しょうがを入れて塩小さじ1/4をふりかける。

④秋刀魚の汁気を拭き取ってから入れ、
赤とうがらし3本、粒胡椒(黒)20粒加え、
菜種油をひたひたに注ぎ中火にかける。

⑤油が温まってきたら、ごく弱火にして泡がふつふつと出る状態で、
30分ほど煮る

骨ごと食べられるということでしたが、
いささか気になるので私は出しました。
旦那様は食べていました。

シンプルな味付けなので、
日本酒にもワインにもあったようです。

下ごしらえさえしてしまえばあとは簡単なので、
人が集まった時の料理の一品としていいと思いました。
今度はお肉でやってみたいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

ばかうけ

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新潟市には、新潟せんべい王国なるお煎餅のテーマパークがあるそうで、
このイカ七味マヨネーズ風味のばかうけは、そこの一番人気なんだそう。

いつもの通り友人の後藤さんにいただきました。
袋を開けた途端、マヨネーズの香りがとてもします。
そしてピリッと辛い七味が効いていて今までにない味わいです。

おせんべい好きの私としては、一度は行ってみたいテーマパークです。

【ほし太の日向ぼっこ】

ビルボードライブ

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毎年楽しみにしている、佐野元春& THE Hobo King Band の
Billboard Live「Smoke & Blue 2016」に行ってきました。

平日開催なので、昼すぎにはみんなに悪いなぁと思いつつ早引け。
こればっかりは絶対に行きたいのです。

Billboard Liveは、コンサートホールで演奏するような曲とは一味違う、
あまり聴けないような曲や、
オリジナルをJAZZやボサノバ風にアレンジして格好よく聴かせてくれます。
あの名曲がビックリするようなアレンジで演奏されたり、
初期の頃の懐かしい曲もあり、
全15曲、約1時間半のLiveを堪能しました。

これから行く人のためにセットリストは書きませんが、
1曲だけ「風の手のひらの上」を聴いた時、
「ああ、この曲はボブ・ディランの“ 風に吹かれて” だ」と感じました。
佐野さんの曲は長年聞いていても、
聴くたびまたいろんな発見があります。

現在、セルフカバーアルバムを制作中と聞きました。
早く聴きたいです。やっぱ元春サイコーです。

【ほし太の日向ぼっこ】

「サラダホープ」

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友人の後藤さんから新潟のお土産でいただいた
「サラダホープ」というあられ。
新潟県内だけしか販売されていないのだそうです。

いかにも亀田のあられっぽいパッケージなので、
違和感がなかったけれど、
確かに、見たことも聞いたこともありませんでした。

味は「まろやかな塩味」と「海老しお味」
という二つあるけどなぜかどちらも塩あじ。
新潟県民が塩味が好きなのかしら?

伯方の塩をしようしているそうで、
程よい塩加減がいいです。
調べたら1961年から販売されているロングセラー商品でした。
これだけ長く販売しているのに何で新潟県内だけなのでしょうか?
でも、日本全国どこにでも売っているものだらけだから、
たまにはご当地だけの商品があってもいいですね。

美味しかったです。

【ほし太の日向ぼっこ】

「ない仕事」の作り方 みうらじゅん 著 文藝春秋

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ふと気づけば世の中には、
みうらじゅんさんが仕掛けたものがあふれていました。

「ゆるキャラ」…ゆるいマスコットキャラクター
「いやげもの」…もらっても嫌なダサいお土産物
「とんまつり」…とんまなお祭り
など、みうらじゅんさんが名づけて、
初めてカテゴリーができたもの。
そのままでは、決してはやらなかっただろう物が、
何だかいいじゃんと思わせるまで、
まず自己洗脳して、自分が徹底的に好きになる。
そして、一人博報堂の活動によって世間に広く流布させていく。

子どものころのエピソードで、
すでにクリエイターな片鱗を見せているところも面白かったです。

町中に溢れる看板だけを集めて般若心教を作るなど、
思わずうなってしまうほど目の付け所というか、
ひらめきというのか感覚が人とは違って面白い方だなあと思いました。

楽しく読みました。

【ほし太の日向ぼっこ】

君の膵臓を食べたい 住野 よる 著

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タイトルが衝撃的でどんな内容なのかと思ったら、
ほろ苦い青春小説でした。
この前まで読んでいた「坂の途中の家」に比べると、
読みやすくてスイスイと一気読み。
なんとなく「世界の中心で愛を叫ぶ」を思い出しました。

人とのかかわりを極力避けて生活していた主人公は、
クラスでも目立たない存在。
彼が、偶然病院の椅子の上に置かれた「供病日記」なるものを見つけ、
最初のページを読むと、膵臓の病気で余命一年という内容。

それを書いたのは、クラスメートの「咲良」。
彼女は周囲に病気を隠し明るい性格で人気者。
それ以来急速に親しくなっていく二人の会話が中心に物語が進んでいきます。

その会話が高校生とは思えないほど、
ウィットに富んでいてテンポよく進んでいきます。
咲良と出会い次第に変化していく彼の心情が、
微笑ましく感じました。
思っていたのとは違う展開に驚きましたが、
読後感はよかったです。

最近本離れしている人にお勧めです。

【ほし太の日向ぼっこ】

ポンデケージョ 姪のパン

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姪がパン教室で作ってきた、
ポンデケージョという、ブラジル発のパンだそう。

モチモチとした食感は、
本来はキャッサバ芋の粉を入れるところ、
白玉粉とベーキングパウダーを使用しているそう。

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パルメザンチーズと、濃縮トマトソースが入ったトマト味。
色もきれいなオレンジ色でした。

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こちらは、パルメザンチーズとシュレッダーチーズが入って、
濃厚チーズ味。

どちらももっちり食感が後を引きます。
一口サイズで食べやすく、ワインのお供によいかも。

所要時間が、2種類でも1時間半ほどで作れるそうなので、
今度教わって作ってみたいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

坂の途中の家 角田 光代 著

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久しぶりの角田光代さんの小説。
今回少し忙しかったので中々進まず、
まるまる2週間かかってしまいました。
その間は本を開くと何とも言えない重苦しい気持ちになってしまいました。

生後8か月のわが子を虐待死させてしまった安藤水穂の裁判員裁判。
その補欠裁判員に選ばれてしまった里沙子は、
2歳の娘をもつ専業主婦。
子育てのために仕事を辞め、
いい母親になろうと必死になればなるほど、
夫や実母の言葉が心に刺さり、
身動き取れない状態まで追い詰められ、
被告人の水穂に自分自身を重ねてしまう里沙子。

法廷では、夫、義母、実母、友人の証言から、
水穂の人となりが浮かび上がってきますが、
一体本当の水穂はどんな人間だったのかがわからなくなります。

ブランド好きな派手な女性で、
子供をただのアクセサリーや人形のように思っていたのか、
実の両親とも疎遠なため、
誰にも頼ることが出来ず、夫や義母の行動や言葉によって、
ギリギリの状態まで自分を追い詰めてしまった、
気の毒な女性なのか。

裁判中、里沙子は義母のところへ娘を預けに行く。
甘やかされ言うことを聞かなくなるわが子に、
つい虐待のような態度をとってしまい、
それを夫に知られてしまう。
説明しようとすればするほどうまくいかなくなってしまう。

子育て中ならごく普通にありそうな
(裁判員に選ばれること自体は普通ではないけれど)、
そんなささいなことでも、一つ気持ちのボタンを掛け違ってしまうと、
こんなに苦しく切なく自分を追い込んでしまうものなのかと、
読んでいて自分まで苦しくなるほど。

角田さんの筆致による描写は本当にリアル。

最後里沙子自身にある気づきがありますが、
そのことも救いがあるのかわからないくらいショッキングでした。

【ほし太の日向ぼっこ】