銀蒔絵のひっかき
5月から先輩指導の下みんなで始めた「銀蒔絵のひっかき」
前回蒔いた銀粉の上から、いよいよひっかいてみました。
シャープペンシルの先の金属部分で少しずつ輪郭を描きます。
これは広告に出ていた図柄を参考にしたものですが、
みんなが「かささぎだね」と教えてくれました。
こちらは「鳥獣戯画」
有名な相撲のシーン。
この模様が果たしてどうなるのか、
最初は恐々でしたが、
ひっかいているうちにだんだんと楽しくなってきました。
ひっかき終ったら色漆をのせていきます。
鳥獣戯画の方は白黒なので、
透明に近い漆に白い染料の粉を混ぜて白い漆を作ります。
白といっても漆自体が茶色の色がついているので、
だんだんと茶色になりました。
最終的にはアイボリーっぽくなる予定で、
色はこの後も変化していくようです。
カササギは、パーツごとに色漆を作り塗って行きました。
首元だけは、鳥獣戯画で作った白い漆を塗り、
お腹はピンク色、背中は紫、くちばしと木は生漆の茶色を活かそうと思います。
色漆が乾いたら、上から輪郭線にしたい色の漆を塗ります。
鳥獣戯画の方は黒にしたいので呂色漆(黒)を。
カササギはまた白い色漆を作って塗る予定です。
完成まであと一歩。
8月27,28日開催の西部生涯学習センターのお祭りに、
間に合うかどうか…。