すまうための道具展 Ⅳ

静岡市駿河区大坪にあるギャラリー POP UP stadio で開催された
『すまうための道具展 Ⅳ』に行ってきました。
一級建築士、デザイナー、家具職人、構造エンジニアという肩書をもつ、
野木村 敦史氏が主宰する すまうとの制作した家具が素敵に展示されていました。
日本人のための椅子や、カラッと布団ベット、限界の無い収納、天使のコシカケ…etc
デザインはアートともいえるほど素敵で、
椅子はずっと座っていたいほど心地よかったです。
思わず欲しくなりました(う~ん、お金ためなきゃ)

目的のもう一つは、
「天使のコシカケをつくる」ワークショップ。
オークの樽でシェリー酒を作る時、
出来上がりが少しだけ少なくなる…その分を天使の分け前というのですが、
この天使のコシカケも、家具や建具製作の時に出た余り物や半端物、
そんな材料を使って作る椅子ということでした。
沢山のアーティストたちがコラボしていて、
唯一共通なのが、差し込むタイプのステンレスの足を使うこと。
色々な作品を写真でみせて戴きましたが、
製本の時にでる端切れの紙で作った椅子なんていうのもありました。
今回は太さ20センチ以上ありそうな木を、
自分で決めた長さに鋸で切り(全部手動です)穴を開けて仕上げる。
というもの。
実際は1時間ほどの時間でできましたが、
鋸の使い方から教えていただき、丁寧にゆっくりと刃を動かしていくと、
スタッフさんからも褒められるほどきれいに切れました。
木を切るよりも大変だったのが、
足を差し込む穴をあけること、
フリーハンドで、まっすぐあけるのがなんと大変なことか、
ドリルの回転が速すぎると、木との摩擦で刃がダメになってしまうそうで、
速すぎず遅すぎず、しかもまっすぐにというのが緊張の連続でした。
簡単なものですが、自分で作った椅子は格別です。






















