「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」」 特別鑑賞会
日本経済新聞社 名古屋支社 主催の美術鑑賞会が、
静岡市美術館でありました。
現在開催中の「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」展です。
最初に多目的室にて市美術館の学芸員さんの作品解説を40分聞き、
そのあと自由見学。
ポストカードのプレゼントもありました。
葵タワーの地下にはまたラッピングエレベーターが登場!
美術館なのに、小説家の川端康成氏がメインというのがとっても珍しい企画展だと思いました。
前半は川端氏が収集した美術品の展示。
国宝の浦上玉堂、池大雅、与謝蕪村といった名品もならび、
ノーベル文学賞受賞メダルと賞状も興味深く拝見しました。
埴輪や、パウル・クレイを思わせる作風の古賀春江、若き日の草間弥生の作品など、
ジャンルを超えた様々な作品が見ごたえがあり
また氏の書いた書や、書斎も再現され、
川端氏の審美眼の一端を伺い知ることが出来ました。
後半は、東山魁夷氏との交流を中心に東山作品がたくさん展示されていました。
東山氏が川端氏の本の装丁を手がけたことから始まったという交流。
特に、ノーベル文学賞受賞のお祝いに贈られたという、
北山初雪という大作は、本当に素晴らしいものでした。
きっとこのような機会がなければ足を運ぶことはなかったんじゃないかと思うけど、
とっても興味深い内容の美術展でした。
行ってよかったです。