ふじのくに⇔せかい演劇祭 2014 『ファウスト 第一部』
あまりにも有名なゲーテの『ファウスト』を、
ドイツの演出家 ニコラス・シュテーマン氏が演出し、
2012年のベルリン演劇祭で完全版が3sat賞を受賞したという
すべてを上演すると8時間を超えるという超大作演劇。
ふじのくに⇔せかい演劇祭では、第一部を200分という上演時間でみせてくれました。
もちろんセリフはすべてドイツ語なので日本語の字幕が出ますが、
このセリフ自体がとっても難しい表現で、ついていくのも大変。
セットはほとんど無い舞台の上で、
主要キャスト三人の役は決まっているけど、
その三人ともが場面によっては一人で二役、三役のセリフを話すという、
今までに観たことのない演出でした。
そして出演者がかなりの実力俳優であること、
途中に出てくるソプラノ歌手や、天使の子役の歌声、バイオリン演奏も超一流。
かなりハイレベルな演劇でした。
いや~静岡でまさかこんなにすごいものが観られるとは、
ふじのくに⇔せかい演劇祭万歳です!!