
宮城県登米市にある「有機農園ファーミン」の及川さんは、
有機栽培でお米を作っている篤農家です。
9月14日、稲刈り前の田んぼを見ながらお話を聞いてきました。
及川さんは、農薬や化学肥料を使わず
EM自然農法で全ての作物を栽培しています。
EM農法とは、EM活性液や光合成細菌など、
有用な微生物群により土の中の有機物を分解して、
作物が自然に生長出来る環境を整えるという農法。
加えて昨年からは放射能対策もばっちりされていました。
具体的には、
田んぼの奥深くの土を表面に出すよう天地返し(プラウ)を行なった。
稲がセシウムを吸わないように、
田んぼにカリウムを充分入れる(有機肥料のパームアッシュ)
などなど、
もともとEM農法は、
放射性物質の除去にも役立つというデーターもあり、
昨年も放射能測定値は不検出でしたが、
今年も確実に大丈夫との確信を得ました。
他にも、手作りで除草機械をつくったり、
抑草の方法を試行錯誤し、
稲はすべて天日干しで乾燥させるなど、
ここではまだまだ書ききれないほど、
手間ひまをおしまないで様々な創意工夫を重ねています。

干し芋農家さんでも同じですが、
手をかけて作られた農産物が美味しくないわけがありません。
今年は「ササニシキ」「ひとめぼれ」「たきたて」「つや姫」を
栽培していました。
写真は「ササニシキ」の圃場です。

夏の高温障害が心配されましたが、
稲穂の中には美味しそうなお米ができていました。
【ほし太の日向ぼっこ】