きらくな寝床
海野 光弘 版画記念館
木楽名会の山口さんは版画が趣味で習っていて、
年賀状や暑中見舞いなど、
いつも素敵な版画を送ってくれます。
その山口さんが、
島田にある「海野光弘 版画記念館」に連れて行ってくれました。
海野さんは静岡出身なので作品を見る機会も多いのですが、
記念館が島田にあることは知りませんでした。
そして39歳の若さで早世されたことも…。
海野さんの版画は日本の原風景ともいえるような
茅葺屋根の家や、
農作業の農夫、
里山の風景、
とても版画とは思えない
鮮やかな色彩と、光、質感などが美しく表現されていました。
もっともっと長く生きてもらい、
年齢を重ねた海野さんの作品も見たかったなあ…。
【きらくな寝床】
薪ストーブ
ロブさんの工房には薪ストーブがあります。
ここはもとは「中野 和馬さん」の工房でした。
和馬さんは、2009年の9月に43才の若さで急逝され、
そのあとはロブさんがカナダと日本を行き来しながら
ここで制作を続けています。
和馬さんが亡くなる数ヶ月前にここを訪ねた時には
展示会に向けたくさんの器を製作中でした。
まだ工房が完成して二年、
そのとき、
この薪ストーブの前でお茶をいただきながら、
「この薪ストーブの炎を見ているだけで嬉しくなる」
と話していた和馬さんの笑顔が忘れられません。
今回久しぶりにここを訪ねて、
あの時と変わらない薪ストーブを見て、
時が止まっているかのようでした。
和馬さんの遺作も、製作中の器もたくさん残され
ロブさんはのちのちは和馬さんの器を完成させたいと言っていました。
【きらくな寝床】
笹寿し
今日は木楽名会の仲間と
陶芸家の「ロブさん」の工房に行って来ました。
着くのがお昼頃なので
それぞれお昼を持ち寄ってみんなで一緒にランチすることに…。
私は、玄米のかやくご飯とコロッケ。
町田さんは、玄米おむすびと、デザートのマフィン。
そして、山口さんは笹寿しを持ってきました。
この笹寿し、
普通に見かける笹で包んだお寿司とはちょっと違ってました。
笹の上に細長くご飯を盛り付けて、色とりどりの具をのせた、
見て綺麗、食べても美味しいお寿司でした。
奥様の出身地新潟はもちろん、
東北ではよく作られるみたいですが、
私は見るのも食べるのも初めてでした。
食べ方の伝授もしてもらい、
楽しいランチタイムを過ごしました。
【きらくな寝床】
お正月のお飾り
今年のお飾りはちょっと違います♪
自然農の友人が、
自分の田んぼでとれた稲わらで、
お飾りを作ってくれました。
この注連縄、
私も一回彼に習ったことがあるのですが作るのはほんとに大変!
だから余計に有難さが身に染みます。
一緒にとれた黒米も持ってきてくれました。
このお飾りでいつもより
お正月の有難さが増した今年の新年でした。
【きらくな寝床】
ロブさんの器
藤枝シリーズの第三弾!
幸福堂さんというお店でカナダ人の陶芸家 ロバートさんの
展示販売会があり、木工の帰りにみんなで寄りました。
このロブさん、もともと木楽名会の山口さんの友人なので
前から話を聞いていましたが、本人に会うのは初めてです。
優しい瞳の素敵な方でした。
作品の方は前からファンで、
以前購入した器は、「カナダの風と舞い上がる砂を表現した」という
灰色と黒のおちついた色でした。
今回は珍しい片口のついた、薄いブルーに、黒のふち、
内側には、ほんのりオレンジ色も!
これは「フリー」自由を表現したとのこと!
土の感触が優しくて、使っても、眺めていても飽きないロブさんの器です。
【きらくな寝床】
野菜暦♪
これもまた、藤枝に「野菜暦」という
マクロビオティックのレストランがあります。
風夢工房と同じ敷地内にあるので、木工の時にここでお昼を食べました。
今回は二回目♪
やっているのは若いご夫婦。
もともとご主人は有機野菜を作って販売していた方だそうで、
もちろんここで出される野菜はご主人が作ったもの!
内装は、風夢工房の下茂さんがすべて手がけた木のぬくもりがある店内。
すべてが調和した、心地良いレストランです。
ただオープンしているのは金土日だけなので、
いく時は予約が必要です。
【今日の野菜プレート(1200えん)】
もちあわと長芋のオーブン焼き
ひじきとルッコラのごまあえ
カブの塩もみアーモンド風味
車麩と野菜の煮物
キャベツとえのきのスープ
ごはん、香の物
豆乳プリンの生姜シロップかけ
とっても美味しいので、ここでお昼を食べるのも楽しみの一つです。
丁度この日から、
お隣に手作りパンのお店もオープンしたので、
ますますここに来る楽しみが増えました。
【きらくな寝床】
木楽名会(きらくなかい)
今回はいつも利用している
生涯学習センターのアトリエが使えなかったので、
場所を変えて藤枝にある「風夢工房」で行いました。
ここには、木の器を作るための機械があるので、
初めて、くりものに挑戦です!
まずは木を選ぶことから、
私は赤みがかかった色の、縞模様がきれいな木に決めました。
削る前は「杉」かな?と思ったのに、
削リ始めたら香りで「楠」とわかりました。
作り方は、木を回転する機械にしっかりとめて、
専用のノミの刃をあてながら少しづつ削っていきます。
始めは外側から、形が決まったら高台を作ります。
高台ができたら反対にして内側を削ります。
一度は途中で高台が割れ、器ごと飛んでいってしまい、
割れたところを削りなおして再度挑戦!
少し小ぶりになったけど、
なかなか可愛い器ができました♪
楽しいので、器づくりにみんなではまりそうです。
【きらくな寝床】
木のおもちゃ♪
毎年二回、天竜で「森のアウトレット」というイベントがあります。
これは天竜材を世に出す会(テンダス)が主催する、
木材や、木工製品の販売会です。
ここでは、大きな一枚板や手ごろな端材、まな板やすのこなどを
格安で販売するので、毎回楽しみにしています。
そこにひとり、毎回木のおもちゃを出品する方が居て、
そのおもちゃを見るのも楽しみのひとつです。
今回はこのチーズのおもちゃにひとめぼれ♪
チーズには紐、紐の先には棒がついていて、
チーズの穴に通して遊びます。
仕組みは簡単なのに、
やってみるとけっこう面白くてデザインの完成度も
なかなかのものです。
このおもちゃと、端材の板二枚、
そしてわざと斜めに作った、
足首のストレッチが出来る すのこ を買い、大満足でした♪
【きらくな寝床】
花緑の夢空間(その2)
落語はもちろん大満足でしたが、
お楽しみは始まる前と後にもあります。
まず紅葉山庭園は茶室なので、
はじめに呈茶のサービスがあります。
抹茶は「安倍の花」という本山のお茶。
お菓子は季節にあった「姫つばき」でした。
抹茶の大好きな娘に飲ませてあげたいくらい
目で楽しみ、舌で味わい、とっても美味しかったです。
お茶碗には富士山の絵がありました。
前に中国からのお客様をここにお連れした時に
とっても喜ばれたのを思い出しました。
そして落語が終わった後、
花緑師匠が、買ったCDやDVD、手ぬぐいにサインをしてくれます。
それも一人一人丁寧に名前入りで♪
去年は私の名前だったので、今年は娘の名前を書いていだきました。
きっと娘も喜ぶだろうと思います。
【きらくな寝床】
花緑の夢空間
毎年12月に、
静岡市の駿府公園の中にある紅葉山庭園の茶室で、
「柳家 花緑師匠」の落語会があります。
これはかなり人気の会で、
往復はがきで申し込みをするのだけれど
ここ何年かは当たったことがありません。
けれど一人二枚まで申し込みできるので、
くじ運のいい友人が、昨年も今年も当ててくれました♪
会場は茶室なのでそれほど広くなく、凝ったつくりの和室です。
しかも贅沢なことに、マイクを使わない肉声で花緑師匠の噺が聴けます。
お庭には綺麗な紅葉が見ごろで、落語を聴くのには最高の場所♪
席順は振込み順なので、これもまた、友人がいち早く振り込みしてくれて
最前列という、なんともはや至れり尽くせりの夜でした。
噺はというと、さすがは花緑師匠。
ほっぺたが痛くなるくらい笑って、笑って、笑って…。
最近こんなに笑ったことってなかったなぁ♪
落語は大人が楽しむ、洒落た芸能だと実感しました。
演目は
前座さんが「真田小僧」
花緑師匠が「高砂や」「厩火事」でした。
でも落語に入る前の話もすごく面白くて、二時間があっという間でした。
友人には本当に感謝!感謝!です。
【きらくな寝床】