2016年09月
まるで本職のよう…。
一緒に木版画を習っているお仲間から作品をいただきました。
最初から見ていましたが、
写真から下絵を描き、木版を彫って、摺る。
そのどれもが丁寧な仕事ぶりでした。
版木を見ると細かくてまるで細密画のようでした。
ご本人はあまり気に入っていないといっていましたが。
私が出したヘタな暑中見舞いのお返しにといただいたもの。
こちらはその後に手がけた作品。
一枚の暑中見舞いはがきで2枚も戴いてしまいました。
まるで海老で鯛を釣ったようです。
使っている彫刻刀も私のとは全く違い、
1㎜、2㎜という細さのものでした。
これはネットにあげたら売れるんじゃないのかなぁ。
素晴らしい作品です。
とても一緒に始めたとは思えません。
【ほし太の日向ぼっこ】
パッションフルーツ
配達のスタッフがお客様から「パッションフルーツ」を2個いただいてきました。
屋根まで伸びるほどの日よけにされていてたくさんなっているのだそう。
いただいた時もほんのりいい香りがしていましたが、
「皮にしわがよってきたら食べごろ」と聞いていたので、
それから約10日、
机の上に置いて毎日楽しみにしていました。
日に日に香りが強くなって、色も真っ赤になり、
皮にかなりしわがよってきたのでいよいよ食べることにしました。
正直食べごろは過ぎちゃったかも…と心配でしたが。
これがどんぴしゃり!スプーンですくって一口。
甘酸っぱい南国の味と香りが口の中いっぱいに広がりました。
一緒に食べたスタッフ一同「おいしーい」と感激でした。
今までパッションフルーツを買ったことがなかったけれど、
今度お店で見かけたら買っちゃうかもね。
なんて言い合ったほどとっても美味しかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
頑張りました。
今日は東京から税理士さんが久しぶりに来社しました。
お昼をお出しするのでちょっと頑張って作りました。
まずご飯は、新しょうがご飯。
ショウガのピリッとした辛みと風味が効いた、
シンプルな炊き込みご飯です。
メインの肉料理は、鶏ひき肉とズッキーニのカレー風味焼き。
鳥のひき肉に、1cm角に切ったズッキーニを混ぜ、
カレー粉、塩、醤油で味付けして焼くだけ(簡単だけど美味しいです)
ジャガイモとゆで卵のグラタン。
(前日にジャガイモと卵を茹でておけば朝簡単)
シカクマメの胡麻和え。
白茄子素麺。
スタッフが無人販売で買って来てくれたもの。
細長く切って片栗粉をまぶしさっと茹でて、
白だしに漬けておき冷やして葱としば漬けをトッピング。
人参とごぼうのきんぴら。
ゴーヤのおかか炒め。
白菜と人参の一夜漬け。
(この3つは前日に作り置き、何品か作っておくと朝余裕が出ます)
沢山できたのでスタッフにもおすそ分けしたら、
それぞれ、気になる料理があったらしく、
ご飯のレシピや、鶏ひき肉とズッキーニのレシピなど、
個々に聞かれました。
みんな家でも作ってくれたらうれしいな。
【ほし太の日向ぼっこ】
ちらし寿司
タツマでやっているお米の頒布会。
毎月、安心安全で美味しいお米が5㎏づつ届きます。
今回は、宮城県登米市にある、
有機農園ファーミンの及川さんが作った有機ササニシキでした。
ササニシキは、少し前まではコシヒカリと同じくらいポピュラーなお米でした。
でも寒さに弱かったり、登熟するのがまちまちだったり、
栽培に手間がかかるため今では作付けが少なくなってしまいました。
でも、さっぱりとした食感で特にお寿司にするとおいしいお米です。
そこで食べ終わってしまう前にちらし寿司にしてみました。
コシヒカリよりも粘りが少なく、すし酢も合わせやすかったです。
やっぱりお寿司にするならササニシキだなぁと再確認できました。
【ほし太の日向ぼっこ】
翻訳できない世界の言葉 エラ・フランシス・サンダース著 前田まゆみ訳
書店で見かけて気になった本を図書館でリクエスト。
一言では言い表せない、その国独自の言葉たちが、
見開きで一つづつ紹介されています。
この本を読んでいると、
「そうそうそういうことってあるよね」と思わず頷いたり、
「なぜそれを表現する言葉があるの?」と笑ってしまったりと、
色々な感情が沸いてきました。
それこそがまさに、筆者が願ったことのようです。
色々な言葉が印象に残りましたが、
イヌイットの言葉、
IKTSUARPOK(イクトゥアルポク)がいいな~と思いました。
「だれか来ているのではないかと期待して、
何度も何度も外に出て見てみること」なんですって。
ウルドゥー語のNAZ(なーず)も良かったです。
まさに生きていくうえでの原動力。
そうそう、お店の名前や歌のタイトルになっている言葉もありました。
素敵ですね。
日本語の中からは、
KOMOREBI、BOKETTO、WABI-SABI、TSUNDOKU、
の4語が採択されていましたが、
私だったらどんな言葉を紹介しようかなぁ…。
と考えるのも楽しかったです。
たとえば、TASINAMI なんてどうでしょうか。
誰かにプレゼントしたり、
手元に置いておきたくなる素敵な本でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「シン・ゴジラ」 監督 庵野 秀明
久しぶりの日曜日に映画のはしごで、
娘が絶賛していた「シン・ゴジラ」を鑑賞。
昨日の日経新聞のコラムにも書かれていたし、
日経MJ新聞の一面になったりと、
かなりの話題作で楽しみにしていました。
ゴジラは、第一作がかなりよくて、
最近作られたハリウッド版ゴジラもみましたが、
一作目を超えるのは正直無理だろうと思っていました。
でもシン・ゴジラは違いました。
「もし、今日本にゴジラが出現したら…」という設定で、
徹底したリアリティを追及して作られています。
(といってもゴジラが出現した時点でリアリティはないですが…)
ある意味、日本政府が主役と言ってもいいかもしれません。
日曜日の午後で、会場は子供連れの家族の姿も多く見られましたが、
専門用語が飛び交い、早口のセリフ回しと、
何事も会議抜きでは進展しない政府のありよう。
アメリカの立場も、いかにもな設定で、
子供よりも大人が楽しめる映画だと思いました。
追記
クレジットの最後に野村萬斎さんの名前があり、
「萬斎さん、どこに出てたの?」と不思議に思っていましたが、
テレビの特集で、ゴジラの動きを狂言の基本的動作として取り入れるため、
萬斎さんがゴジラの動きを演じていたとのこと。
ようやく謎が解けました。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「FAKE」 監督 森 達也
森 達也監督のドキュメンタリー作品「FAKE」を鑑賞しました。
2014年、ゴーストライター騒動で渦中の人となった、
佐村河内守氏とその妻の日々を淡々と映し出しています。
現代のベートーベンともてはやされた栄光から一転、
ペテン師とされマスコミから一斉に叩かれた佐村河内氏。
この映画を見るまでは、
私自信もそういう印象を植え付けられていたことに気づきました。
新聞も雑誌もテレビも、視聴率と読者受けだけを狙って、
自分たちの都合よく情報を取捨選択して伝え、
その情報を受け取る私たちは何の罪の意識もなく、
よってたかって、一人の人間とその家族を、
社会から抹殺してしまう。
そんな怖さをひしひしと感じました。
FAKE…偽造する、見せかける、いんちき、そして虚報。
映画のイントロダクションに書いてありました。
一体誰が、何が、FAKEなのか。
森監督は、私たち一人一人に問いかけています。
ラストシーンを観終った瞬間、
色々な感想があると思いますが、
私には、この映画ですら「鵜呑みにするな。自分自身で判断しろ。」
と言っているように感じました。
そしてもう一つ、
これは夫婦愛のドキュメンタリーでもありました。
「世界中を敵に回しても、私はあなたを愛する」
そんな言葉を思い出しました。
実際その立場にならなければ、
この言葉の本当の意味も、真実もわからないと思うけれど、
奥様はまぎれもなくそれを体現していました。
それにしても、
佐村河内さんちの猫ちゃん、とっても可愛かったです。
彼(猫)が言葉を話せたら、きっと言いたいことが沢山あるでしょう。
【ほし太の日向ぼっこ】
匠の技の科学(材料編) 京都工芸繊維大学 伝統みらい教育センター編
図書館でいつもチェックする新着本コーナーの中にありました。
第一章 竹・木材
第二章 繊維・紙
第三章 塗料・接着剤
第四章 金属材料
第五章 土・焼き物
という内容で、
第三章に漆の話が載っていました。
漆の同好会に入っているのに、
ちゃんと漆のことを勉強したことがないので、
興味を感じて借りてみました。
漆には、塗料、接着剤、絵具という三つの用途があります。
漆の産地はアジアに限られているため、
漆の製品そのものが『ジャパン』と呼ばれていることは知っていましたが、
日本では、約9000年前の縄文時代早期から、
漆が利用されていたことが確認されているということにまず驚きました。
そして漆は保存状態さえしっかりしていれば、
千年、二千年はもち、
修理技術も長い間に確立されているため、
修理や修復も可能なことなど、
今更ながら漆ってすごいものだなぁと感じました。
唯一紫外線には弱いのだそうで、
そのことも初めて知りました。
また漆は見た目を美しくするだけでなく、
器物を丈夫で長もちさせるためにも重要な役割を果たしています。
私も漆を塗る前に木がためといって、
漆を薄めたものを何回か塗り重ねて木を丈夫にします。
その方法にもいくつかあるそうで、
地方によって様々な方法が用いられていたこともわかりました。
特に沖縄地方で行われていた、
琉球漆器の「豚血下地」という方法には驚きました。
豚の血の凝固性を利用したものだそうですが、
今では途絶えてしまったそうです。
伝統的な方法が絶えてしまうのは寂しいですが、
様々な合成塗料や合成樹脂が生み出されていった過程には、
モデルとして漆があったことで、
漆の果たした役割はとても大きいと結ばれていました。
本の書き出しは、
「伝統工芸品は、美しい、使いやすい、持っていると心が落ち着く、
そして人々に勧めてみたいものである」でしたが、
本当にそうですね。
【ほし太の日向ぼっこ】
青いみかん
会社の近くにある「みかんやさん」で、
もう青いみかんが出ていたとスタッフが買って来てくれました。
青くて酸っぱそうに見えるけど、
意外と甘くてびっくりしました。
そして何と言っても皮をむいた時のいい香りがたまりません。
そういえば、
干し芋の販売を始めたスーパーさんも増えてきて、
タツマの社内も活気が出て来ました。
いつの間にか秋は確実にやってきているようです。
追伸
9/2に、9月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
今月のお宝ほしいもは、“ほしキラリ平ほしいも”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも
【ほし太の日向ぼっこ】
パッションフルーツ
配達のスタッフが話の種にと、
お客様から「パッションフルーツ」を2個いただいてきました。
そのお宅では日よけに栽培していて、
みごとに屋根まで葉が覆っているそうです。
和名は「クダモノトケイソウ」。
トケイソウの花は、長砂の有機農園でもスタッフが育てているので知っていますが、
こんなに立派な実がなる種類があるのですね。
もう少しおいて追熟させ、
皮に皺がよってきていい香りがしてきたら
半分に割ってスプーンで食べるといいと言われました。
今でもほんのりと香りがしています。
机の上に置いてあるので、これから毎日が楽しみです。
【ほし太の日向ぼっこ】