2023年11月
しっぽばなし 世界文化社
生活クラブの本の花束で紹介された、
世界で最も美しいと言われるハンドメイド絵本
「しっぽばなし」が届きました。
インドのチェンナイにある出版社タラブックスは、
古くから少数先住民族に伝わる芸術を、
一冊一冊手作りで美術品のような絵本にしているのだそう。
「しっぽばなし」は、
自分のかけがえのない価値に気付く、小さな猫の物語で、
アヌーシュカ・ラビシャンカール作
ツシャール・ワイエダ マユール・ワイエダ絵
谷川俊太郎訳で、
世界文化社から今年4月に日本語版が発売されたということでした。
その制作過程がYouTubeで紹介されていて、
紙を漉き、染め、一色ずつシルク印刷を施し、
最後は手作業で製本している様子を観ることができました。
厚みのある優しい手触りの紙に、
ワルリ族にルーツをもつ芸術家ワイエダ兄弟が
青・白・黄で表現した美しい挿絵が印刷されています。
子どものための絵本ではなく、
大人のための絵本といっていいでしょう。
リビングのいつでも手に取れる、眺められる場所に飾りました。
裏表紙には一冊ずつ手書きでシリアルナンバーが記載されています。
大切な宝物になりそうです。
【ほし太の日向ぼっこ】
ルンバくん
今日は週に一回のルンバくんのお掃除日。
アシュの抜け毛が激しいこの頃は、
ルンバくんに頑張ってもらいたいところです。
ここはアシュが好きでよくいる場所。
特にここは頑張ってもらいたいところだったのですが、
ルンバくんが2回通ってもこの状態・・・。
やっぱりアシュの毛は手ごわかったです。
【猫とお昼寝】
海藻ペースト入りハンバーグ
NHKあさイチで紹介された「海藻ペースト」。
よく「食事の最初に生野菜を食べるといい」と聞きますが、
それは血糖値の上昇を少なくするためで、
そのべジファーストよりさらに、
血糖値の上昇を抑制し、腸内環境をよくするというのが
この「海藻ペースト」なんだそう。
それを使ってハンバーグやだし巻き卵をつくると、
健康にいいだけじゃなく、
しっとりふわふわ、ジューシーに仕上がるのだとか。
家に材料があったのでさっそくやってみました。
とろろ昆布5g・ベーキングパウダー5g・湯50㏄
とろろ昆布にベーキングパウダーをまぶして、
お湯を半量づつ入れ、トロトロになるまで混ぜます。
これをハンバーグの種に混ぜ込みます。
保水力があるのでだし汁100㏄を加え卵は入れずによく混ぜたら、
小さめにまとめてフライパンで焼くだけ。
仕上げに小ねぎを散らせば完成。
健康にもいいしふっくらジューシーで美味しかったです。
お弁当に作ったら好評でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
吉例顔見世大歌舞伎
11月3日に歌舞伎座で「吉例顔見世大歌舞伎」を観劇しました。
祝日でしかもインバウンド需要もありほぼ満席でした。
「顔見世」とは江戸時代に、
向こう一年間その劇場に出演する顔ぶれを披露する興行として、
毎年11月に行われとても賑わっていたそうです。
歌舞伎座でも昭和32年に復活して以来、
恒例の秋の風物詩となっているとのこと。
演目も出演俳優もとても豪華でした。
観劇したのは、
静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督の宮城聡さんが、
6年前に演出した「マハーバーラタ戦記」の再演です。
SPACの代表作の一つでもある「マハーバーラタ戦記」が、
歌舞伎になったらどんなだろうと楽しみにしていました。
昼の部11時から通し上演で午後3時34分まで、
途中35分と20分の幕間が入るものの4時間34分の長丁場でしたが、
あまりの面白さに、長さを感じず眠くもならずに楽しめました。
回り舞台やセリで、
セット転換や役者の入りがとてもスピーディかつ効果的でした。
歌舞伎ならではの動きや衣装、浄瑠璃や鳴り物に加え、
打楽器の音色はSPACの演劇ではおなじみで、
静岡県民として誇らしい気持ちになりました。
主役の菊之助さんはもちろん、
米吉さん、隼人さん、芝のぶさん、丑之助くん、
皆さんの演技力には圧倒されました。
衣装も大変きらびやかで見ごたえ充分でした。
ポスターは6年前の初演の際に、
ガンジス川で撮影されたそうです。
今回のチラシには使用されなかったのですが、
とても素敵です。
【ほし太の日向ぼっこ】
自然農の田んぼ2023 草刈りと脱穀
11月4日、先月やれなかった畔と石垣の草刈りにきました。
仲間の田んぼもほぼ稲刈りが終わっているようです。
11月になっても日中の気温が25℃を超える日が続いていて、
汗ばむほどの陽気です。
稲は天日干ししてから3週間と2週間たったところで、
本当はもう一週間置いてから脱穀する予定でしたが、
お天気が続いていたこと、
来週の天気予報が雨マークばかりだったので、
前倒しして脱穀をすることにしました。
朝露が降りてまだ稲が湿り気味だったので、
午前中は草刈りと大豆畑の作業をしました。
まずは草刈り機で畔の草を刈り、
鎌で隣の田んぼとの際を手刈りしました。
石垣も草がけっこうはえていました。
石と石の間にはえた草を根気よく取ります。
きれいになりました。
草刈りが終わったので大豆畑にいきました。
まだ茎も葉も青々としているのと、
そろそろ茶色に枯れかかっている大豆がありましたが、
まだ収穫して天日干しするには早いです。
青々している大豆を2~3本とって、
枝豆で食べることにしました。
黒豆はさらに豆が大きくなりそろそろ黒くなりかかっていました。
枝豆で食べられるのも今回が最後になりそうです。
昼食をはさんで午後からいよいよ脱穀です。
足ふみ脱穀機を小屋から田んぼまで運び、
きれいにします。
周りを布とシートで覆い、
脱穀した籾米が飛びちらないようにしっかり囲います。
準備ができたら、
稲を稲架から外し、縛っている藁をほどき、
足踏み脱穀機に一束づつ入れて脱穀します。
ずっと足を踏み続ける作業なので大変です。
赤米のもち米とあさひは、
籾を分けたいので、別々に脱穀しました。
一回目の脱穀が終わったところ。
藁やごみ、脱粒していない穂がたくさん混ざっています。
このままだと次の作業の唐蓑(とおみ)が詰まってしまうので、
できるだけ藁やゴミをとり除きつながったままの籾はバラします。
この作業も時間がかかります。
稲架から稲が全て外れました。
ここにはこの後大豆を干すのでまだこのままにしておきます。
脱穀機は仲間が使うまでは田んぼに置いたままにするので、
雨にぬれたりしないようにしっかりシートとビニールで覆いました。
山のように出た稲わらは、
来年使う分と義兄が農作業に使う分を米袋に入れて保管し、
残りは田んぼにバラまき終了しました。
全部で6時間の作業でした。
【きらくな寝床】
元気の子
『元気の子』は宮古島限定の乳酸菌飲料なのだそう。
毎年必ず沖縄旅行に行く友人が、
昨年買ってきて見せてくれたペンケースが可愛かったので、
今年お願いして買ってきてもらいました。
おそらく紙パックをそのまま使っているのだと思うけれど、
手触りはちょっとなめした革のようです。
製造しているのは宮古島の就労継続支援B型事業所のくこりもや。
地元企業の「元気生活」から紙の使用期限が近くなったものや、
デザインが変更になり使えなくなった未使用の紙パックの提供を受け、
作業訓練に取り組みながら、製品づくりや販売を行っているそうです。
てっきり飲み終わったパックを使っているのかと思ったら、
未使用の紙パックでした。
だからか、とても綺麗です。
とても丁寧な作りを感じるし、
一つ一つのデザインがちょっとづつ違っているのも愛着が持てて、
大事に使おうと思います。
【ほし太の日向ぼっこ】
大角玉屋 珈琲ロール
年のせいか、最近洋菓子より和菓子の方が好きです。
元祖苺大福のお店「大角玉屋」さんで先月買った、
季節限定のぶどう大福がとても美味しかったので、
まだあるかな?と期待して寄ったら「ぶどう大福」はなくて、
新商品と書かれていたこの、
「珈琲ロール」なるものが目を引きました。
周りは確かにコーヒー色ですが、
中に栗がぎっしり入った栗餡が巻かれています。
これはもう買うしかない!と購入。
周りの生地は確かにコーヒーでしたが、
栗餡含めてずっしり重く、しっかり甘くて食べ応え充分でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
切腹最中
先日品川駅のキヨスクでレジ横に置いてあった、
切腹最中を見つけました。
人気商品と書かれていて聞くといつも販売しているそう。
歌舞伎座の売店で初めて買ってから、
最中の中で一番好きになったのがこの切腹最中です。
ビニールと紙で簡易的に包んであるだけなので、
保存期間は短いですが、好きなので買ったらすぐに食べます。
甘すぎない餡子とお餅、香ばしい皮とのバランスが絶妙です。
今度品川駅に行ったらまた買いたいです。
お店に行けば期間限定の変わり餡の切腹最中もあるようで、
昨年は友人のGちゃんからレモン切腹最中をいただき、
それもとっても美味しかったことを覚えています。
是非一度お店にも行ってみたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
タジン鍋
買ってから棚にしまいっぱなしだったタジン鍋。
そろそろ蒸し料理が食べたい季節になって思い出し、
探し出しました。
一番下にキャベツをどっさり入れ、
人参を皮むきで薄くスライスし、
きのこを色々のせてから一番上に豚バラ肉をひろげておきました。
蒸して、柚子果汁と醤油、柚子胡椒をつけていただきました。
さっぱりしているのでお野菜もお肉も沢山食べられます。
お鍋と一緒くらい簡単なので、
この冬はお鍋とタジン鍋の蒸し料理を交互にしようっと!
【ほし太の日向ぼっこ】
SPAC演劇『伊豆の踊子』 演出・多田淳之介
川端康成原作のSPAC版『伊豆の踊子』を鑑賞しました。
何度か映画化もされていて、
ストーリー自体はなんとなくは知っていたものの、
ちゃんと本を読んだことも映画を観たこともなかったので、
どんな演劇なのか楽しみにしていましたが、
予想の斜め上をいく抱腹絶倒の楽しい演劇でした。
小説「伊豆の踊子」は東京帝国大学の学生だった20歳の川端が、
初めて伊豆を旅した経験をもとに書かれているそうです。
孤児根性で歪んだ心の鬱屈を抱えていた主人公(私)が、
旅先の伊豆で伊豆大島から来た芸人一行と道連れとなります。
純粋な踊子の細やかな親切や、旅芸人たちの家庭的な愛情に触れ、
私の心は次第に浄化されていきます。
風光明媚な伊豆の自然を映像で流し、
一緒に旅をしているような感覚はまさに観光演劇という名の通り。
一方、旅芸人の貧しさや差別的に扱う地元民の目線など、
厳しい現実も見せます。
また、私の視点で描かれるだけでなく、
登場人物それぞれの感情も丁寧に描かれていました。
何よりも、芸人一座の舞台がとにかくぶっ飛んだ面白さで、
ライブに参加しているような楽しさでした。
エピローグでは現代の伊豆を観光する人々が登場します。
そこにはかつての私や踊子だったと思える若者がいて、
「ああ未来で彼らは結ばれたのね」と思えて感慨深かったです。
【ほし太の日向ぼっこ】