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「しんしゃく源氏物語」

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SPACの演劇「しんしゃく源氏物語」を観劇しました。
初演から数えて20年、8年ぶり12回目という
SPACで最多の上演回数を誇る演目なんだそう。

紫式部の書いた「源氏物語」の中の「末摘花」と「蓬生」の巻を題材に、
主役の光源氏ではなく、末摘花と呼ばれる常陸の宮の姫と、
姫を取り巻く女官たちの目線で描かれます。

末摘花は、没落した貴族の姫で父親亡き後一人で屋敷を守っていますが、
屋敷は傾き日々の暮らしにも事欠いています。
使用人たちも一人、また一人と逃げ出してしまい、
屋敷に残ったのは、姫と乳母の少将、古株の宰相、
少将の娘の侍従と、若い右近、左近だけ。
若い左近は、もう我慢の限界と今日にも屋敷を出ることを決めています。

そんな窮状でも、姫はただ一度結ばれた光源氏を頼りに日々を過ごしている。
当の光源氏は、須磨・明石に行ったきりもう2年も便りが無い状態です。

侍従は、姫の叔母の屋敷にも仕えています。
叔母は、身分の低い受領の妻だけれど裕福な家計で、
そんな姫を心配し、屋敷にある道具を売るよう侍従に申し付けますが…。

姫をとりまく女性たちが、
それぞれの立場でその時々に発する言葉はとてもリアルで
楽しく笑えました。

いつ帰るかもわからない源氏の君を待ち続ける姫。

姫はお世辞にも美人とはいえず、
古臭いしきたりを守り続ける頑固な性格だけど、
みているとだんだんといじらしく可愛く感じてきます。

だけど、周りの者たちは何の保証も無いまま
さぞ不安だろうと思います。
その気持ちもよくわかります。

源氏の君が都に戻ったという知らせを受け、
一度は喜ぶ皆ですが、それから半年たっても何の便りもなく、
いよいよ皆の本音が噴出します。

最後は偶然通りかかった源氏が、
姫がただひたすら待ち続けていたことを知りめでたしとはなるものの、
姫が発した「もし源氏の君が、私のことを思い出さなかったら…」
という言葉にぐっと来ました。

芸達者な女優陣が繰り広げる、とても楽しい演劇でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2018年01月29日 16:29