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シネマ歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」

「大江戸リビングデッド」は、宮藤官九郎さんが手掛けた新作歌舞伎で、
2009年に歌舞伎座さよなら公演として上演され物議をかもしたという問題作。
シネマ歌舞伎には2回目の登場ということで、
今回初めて鑑賞してきました。

友人のGちゃんは、これを歌舞伎座で生で観たと聞きました。
歌舞伎初心者の私はコメディタッチでとても面白かったのですが、
歌舞伎通の方にとったらどうなんだろう…と心配になるほどでした。

舞台は江戸、くさや職人だった旦那を何者かに殺され、
島を出て名物のくさやを懸命に売るお葉(中村七之助)。
その傍らには2枚の干物(後からわかるけどなぜかシャチとカメレオンだった)
通る人通る人、みんなあまりの臭さに顔をしかめて一枚も売れず。
等の本人(くさや)も臭い臭いというばかり。
そのカメレオンは、お葉のことが好きで追ってきた半人前のくさや職人の半助(市川染五郎)でした。
そんな衝撃的な場面から始まり、
くさやの汁を浴びた死人が”存鼻(ぞんび)”として生き返り、
人に噛みつき増え続けるぞんびに江戸の町は大混乱。
ついには奉行所も巻き込んで、
人間の変わりにぞんびを働かせるという人材派遣会社「はけんや半助」が大成功。
しかし派遣に仕事を奪われた人間とぞんびとの争いが起こり…。

随所に落語や下ネタ、時事ネタ満載で、
マイケルジャクソンのスリラーダンスも楽しく観れましたが、
マイケルが亡くなった年だったことや、問題になった派遣村のことなどを思い出すと、
その時に観たら今と同じように楽しめたかなぁ。
それと気になったのは、途中から人情噺になってきますが、
お葉の気持ちの変化に共感ができなかったことは少し残念でした。

でも大掛かりな舞台装置や、本格的なメイクと衣装、豪華出演陣で、
シネマ歌舞伎で観るにはとても楽しい作品でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2018年08月16日 15:02