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映画 LUMIERE!(リュミエール) ティエリー・フレモ監督

静岡市美術館で開催中の『ブラマンク展』。
その関連企画として行われた、
ベル・エポックのパイオニアたちと題した映画会で、
LUMIERE!(リュミエール)を鑑賞しました。

およそ120年前、オーギュストとルイのリュミエール兄弟が、
1891年にエジソンが発明した「キネトスコープ」を改良し、
スクリーンに映像を投影し多くの人が鑑賞できる「シネマトグラフ」を開発。
この機械は、撮影と投影が同じ機械でできるという優れものでした。

今回鑑賞した「リュミエール」は、
1895年から1905年までに撮影された1422本の貴重なフィルム。
その中から、ティエリー・フレモが108本を選りすぐり、
解説とナレーションを加えて構成した90分間の映像体験でした。

現在も同じという35mmのフィルムで撮影された映像は、
1本が50秒のモノクロの作品。

1:1.33という正方形に近い画面のため、
スクリーンではなく壁に投影されました。

120年前の映像とは思えないほど、4Kデジタル修復されとても美しかったです。

1本50秒という短い時間ながら、
構図が素晴らしい作品や、
演出、移動撮影、トリック撮影、巻き戻し投影など、
工夫を凝らした映像には、
当時の人々の息遣いが感じられ、
今見ても感動しワクワクしました。
有名な「ラ・シオタ駅への列車の到着」では、
初めて映画を見た人々の驚きを想像し、追体験しました。

120年前の実際の映像は、
私にとって、どんな作品よりも力強くこちらに訴えてくるものがあり、
とても貴重な体験でした。
他の作品もいつか見てみたいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2018年09月10日 15:49