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ほしいもブログ
シネマ歌舞伎「沓手鳥孤城落月/楊貴妃」
2018年度のシネマ歌舞伎も最後の演目となりました。
「今年はもっと沢山鑑賞したい」と思い、
シネマ歌舞伎専用のムビチケ3枚セットを購入してあったのに、
気づけば最後の一枚を使えぬまま、
これを見逃したら無駄になってしまうと何とか時間を作って鑑賞してきました。
どちらも、坂東玉三郎さん主演で、
前半は「ほととぎすこじょうのらくげつ」と読みます。
徳川家康に攻められた大阪城内で、
淀殿が次第に正気を失っていく様と、
それを見る息子秀頼の葛藤が描かれます。
シネマ歌舞伎ならではですが、
最初に玉三郎さんと七之助さんのインタビュー映像があり、
秀頼役の七之助さんが、
玉三郎さんの目を見るだけで、合戦の声、砲弾の音、血の臭い
などがまざまざと感じられたということ、
玉三郎さんが「淀殿は何一つ自分の思い通りの人生を生きることができなかった人。
ただ一つ息子秀頼だけが愛することのできる存在だった」とおっしゃるのが印象的でした。
この短い時間に、ただそこにいるだけで淀殿が生きてきた人生すべての重みを感じさせる、
玉三郎さんの演技には鳥肌が立ちました。
後半は「楊貴妃」
亡くなった楊貴妃への思いが忘れられない玄宗皇帝は、
楊貴妃の魂を探すように方士(市川中車)に命じます。
方士が蓬莱山の宮殿にたどり着くと、美しい楊貴妃が現れて、
皇帝との愛の日々を思い出して舞い、最後にかんざしを差し出します。
これは最初から最後まで二人だけの出演で、
ただただ玉三郎さんの美しさを堪能するための歌舞伎です。
夢枕獏さんが玉三郎さんのために書き下ろしたのだそう。
歌舞伎を実際に見に行くのはとてもハードルが高いけれど、
シネマ歌舞伎なら本当に気軽に歌舞伎の世界を楽しめて、
あらためていいなぁと思いました。
2019年の上演演目も決まり、
興味深いものが沢山あるので今度こそ沢山鑑賞したいです。